カーペンターズ 40/40~ベスト・セレクション (April 2009)

カーペンターズ~40/40 ベスト・セレクション
カーペンターズ
ユニバーサルインターナショナル (2009-04-22)
売り上げランキング: 15
1995~96年に日本で勃発したカーペンターズ・ブーム以降、ブームを牽引した「青春の輝き~ベスト・オブ・カーペンターズ」をはじめ、折々に様々なベスト盤がリリースされてきました。日本でのブームに触発されたのか、海外でも「Carpenters GOLD」(黒ジャケ)なるベスト盤がリリースされ、逆輸入企画みたいな格好で日本独自選曲の「Carpenters GOLD」(白ジャケ)なんていうのも出ました。

しかし、日本人の嗜好に一番フィットしたのは、やはり「青春の輝き~・・・」だったようです。300万枚突破記念の24金製ディスクや、ブームから10周年を記念したもの、最近でもデビュー40周年盤と、再発を繰り返しています。その度にそれなりに売れているということは、ブーム以降も新たなファンを開拓し続けている証しなのかもしれません。

幸か不幸か、カーペンターズの現役時代(但し、1973年6月以降)を体験したSunHeroには、そのほとんどが興味の対象外でした。大枚叩いて買った最初の黒箱(30周年記念ボックスセット)や3度も買ってしまった白箱(旧:「フロム・ザ・トップ」=>現:「エッセンシャル・コレクション」)さえあれば、大抵の曲は揃ってしまうからです。

唯一の例外がカーペンターズにとって唯一全米No.1に輝いた「Singles 1969-1973」というベスト盤。日本ではその翌年、来日記念盤として若干曲を差し替えて、タイトルも「ゴールデン・プライズ第二集」に改められたものが発売になりました。実はこれこそ、私が初めて買ったカーペンターズのLPレコードでした。

後に元ネタの存在を知り、無性に欲しくなりました。当時は珍しかった国内盤と輸入盤の両方を販売しているレコード店で偶然見つけて、衝動買いをしました。あの美味しそうなチョコレート色のちょっと地味なジャケット、食べてしまいたいなるくらい好きでしたが、中身の方も当時の輸入盤にしては珍しく美麗な菓子、否、歌詞ブックレットが封入されていて、収録曲のほとんどがリミックスや新録でした。

あの頃のベスト盤は、大抵数曲のシングルヒットとアルバム収録曲から成る単なる寄せ集めに過ぎず、録音時期の異なる楽曲を音量レベル調整すらせずに収録して、聞くに堪えない代物もありました。そんな時代に今ならセルフカバー曲集と呼ばれそうなベスト盤を出した拘りが、デビュー40周年となった今も愛される所以なのでしょう。

その記念の年に新たな企画のベスト盤が登場しました。タイトルは「40/40」。40周年で40曲という意味だそうです。今回の売りはユニバーサルミュージックのサイトで行なわれたファン投票による選曲ということ。それも日本独自企画。しかも、カーペンターズの作品では初のSHM-CD。そのため、リチャード・カーペンターが自ら音質面の監修を手掛けたそうです。というか、後に控える黒箱の40周年記念版をはじめとしたオリジナル・アルバムのSHM-CD化に向けた、謂わばテスト段階のようなものなのでしょう。

だからと言って見過ごせない企画です。早速ファン投票というか、リクエストしました。5曲リクエストして見事収録されたのは4曲。選外になった1曲は、リチャードがリードボーカルを取る「ワンダフル・パレード」。ファン投票ベストならではの選曲だと思ったんですけどね。ダメでした。まあ、5曲中4曲収録というのは、上出来な方ではないでしょうか?

さらに、投票者の中から「40/40」に因んで、40名の名前がブックレットに記載されるということでした。だから、開封するや否や、CDを聞くよりも先にブックレットを捲ってみましたが、すぐには見つかりませんでした。まさかあんなに小さな文字で印刷されていようとは!あれなら「40X40」で1600名(爆)とまでは行かなくても、80名くらい載せてくれても良かったんじゃないでしょうか?何でそういう気持ちになったのかといえば・・・・母の虫眼鏡を借りて丹念に探してみましたが、私の名前はどこにもありませんでした。

細やかな期待は一気に大きな落胆に変わった訳ですが、このCD、どうしたものか?腹積もり通り、B--K--Fにでも買い取ってもらいましょうか?まっ、急いで結論を出す必要もないので、しばらくは手元に置いておきましょう。

そういうわけで、改めてCDを聞いてみました。ヒット曲と有名カバー曲中心のありふれた選曲ではない分、そういう曲しか耳にしなかったファンには毛色の変わった曲もあったことでしょう。私にとっては全部知っている曲ですが、久しぶりで耳にして思ったのは、古い曲ほど鮮やかな音で響いてきたことです。リチャードの拘りの賜物なのでしょう。

●Best Track=“Let Me Be The One”
サード・アルバムに収録されていた曲。当初はシングルカットも予定されていたそうですが、ベスト盤に収録されることは稀な、というか、初めてじゃないですか?ファン投票ということで、敢えてシングル曲は外して選んでみました。


== 5/10加筆 ==

ところで、ユニバーサルミュージックの「40/40」のサイト、いつまであのままにして置いてくれるのか分りませんが、よく見ると曲順が実際と異なっています。さらによく見てみたら、曲目も一部違います。2曲のクリスマス・ソングが記載されていますが、実際には収録されていません。一体どういうことなのでしょうか?

あれは確か発売前、リクエストの受付を締め切った後、収録曲決定のニュースと共に掲載になったもの。レコード会社のサイトによくある怠慢ですが、本当はファン投票の結果なんじゃないでしょうか?DISC 1の冒頭の3曲は、テレビで紹介されていたファン投票の上位3曲と順番も同じです。それに、あのままじゃシングル曲の配分もアンバランス(Disc 1=18曲、Disc 2=9曲)です。

結局、2曲のクリスマス・ソングと差し替えで、2001年7月25日発売のニュー・シングル=“レインボウ・コネクション/リーヴ・イエスタデイ・ビハインド”(TBS系ドラマ「恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい」の主題歌/挿入歌に起用)が収録されました。ドラマとのタイアップにわざわざ未発表曲を用意したのに、1995~96年の「青春の輝き」ワンス・モアとは行きませんでしたね。

皆、私がリクエストしなくても当然上位40曲に入るだろうと思ったのかもしれません。だからこそ、私は敢えてリクエストしませんでした。どのみち収録されるだろうと思ってましたし、実際、そうなったし。

他にもカレンの死後発表された曲が何曲か収録されています。やはりファン投票ならではの選曲なんですね。カレン・カーペンター最後のレコーディングになってしまった「NOW」が、死後発表された曲では最高位の12位です。カレンが亡くなった年齢の1.5倍の歳になってしまったことを改めて噛み締めながら、もう一度聞いてみましょうか?

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