A Brief Chronicle of 集団行動 (Spotify & Amazon Music)

  

相対性理論という日本のバンドを覚えているだろうか?第1回CDショップ大賞(2009年)で見事大賞に輝いて、一気に人気が出たバンドだ。中でも、紅一点のやくしまるえつこの音楽に留まらない創作活動に、著名なミュージシャンや芸術家・作家が惚れ込んで、多彩なコラボレーションが生まれた。

ただ、肝心の音楽の方は、バンド活動がやくしまるえつこのソロ活動へと昇華していくと、当初持っていた言葉選びのセンスとアイロニーが失われ、サウンドばかりが大仰になり、歌詞は単なる言葉遊びに。ハッキリ言ってしまえば、「おバカキャラ」のアイドルみたいな無味な言葉の羅列だ。

2016年のアルバム「天声ジングル」を最後に目立ったバンド活動はなく、代わって音楽シーンに登場したのが集団行動だ。相対性理論の創設メンバーの二人=真部脩一(g)・西浦謙助(dr)が、2012年脱退後、諸々の個人活動の末、2017年新たに結成したバンドだ。

ボーカルには講談社主催のアイドルオーディション“ミスiD2016”のファイナリストの一人=齋藤里菜を起用し、2018年にBassのミッチーが加入して、現体制となる。2017~19年まで毎年一枚アルバムをリリースしてきたが、コロナ禍で集団行動が難しくなってきたため、2021年1月1日付けで活動の一時停止を発表した。

バンド名を集団行動とした理由は、相対性理論の変遷をリアルタイムで見守ってきた人達なら、想像に難くないと思う。相対性理論のバンドの本質を継承しているのはコッチだ!彼等のファースト・アルバム「集団行動」を聞いた時の第一印象だ。

ロリータ・ヴォイスのやくしまるえつことは対照的に、齋藤里菜のボーカルはストレートだ。そのせいか、下ネタっぽい歌詞がシックリくる。因みに、斉藤里奈というアイドルとは別人だそうだ。

そこで、彼等の三枚のアルバムとアルバム未収録曲から成るプレイリストを作ってみた。活動再開に期待して、それまではコチラのプレイリストをお楽しみ下さい。


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