.Yahoo!JAPANサービスでのTポイント付与&利用が、3月いっぱいで終了になります

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その代り、4月1日以降は、PayPayボーナスが付与されます。早い話が、Yahoo! JAPAN(以下「Y!J」)とカルチャー・コンビニエンス・クラブ(以下「C.C.C.」)が提携する前の状態に戻る訳です。

提携時にはYahoo!ポイントが、Y!J内でしか利用できない「Tポイント」に、名称が統一されました。Y!J内でもTポイント加盟店で使えるポイントも付与されるようなって、実際に「Tポイント」がどのくらいあるのかは、Tサイトで確認しなければなりませんでした。

やがて、Yahoo!マネーを拡充する形で、PayPayがスタートすると、Y!J内のみ利用可の「Tポイント」が、PayPayボーナスに改称されました。実質の「Tポイント」との紛らさしさが解消され、一目で識別できるようになりました。

しかし、依然一部は「Tポイント」として付与されたため、Y!Jで獲得してもTポイント加盟店で利用でき、その逆も可能でした。4月1日以降は、この相互利用が出来なくなります。

ただし、Yahoo!ズバトクでの「Tポイント」の付与と、「Tポイント」でのYahoo!ネット募金だけは、引き続きできるそうです。後者は継続もアリかなと思いますが、前者はなぜズバっと分離しないのか?

Y!JもC.C.C.も、両社の連携が終わる訳ではないと明言しています。それゃ、そうでしょ。例えば、PONTAリクルートが、ポイント・サービスで提携したのと、根本理由は同じだからです。

自社グループ・サイト内で展開していたポイント・サービスのサイト外への進出を狙っていたY!Jやリクルートと、急速に全国展開して顧客情報の保全が課題になってきたC.C.C.やPONTAが、双方の強みを生かすための連携だったからです。

PONTAとリクルートの場合は、未だに双方のポイントが上手く噛み合っていない印象です。その上、HMV&BOOKSに至っては、ポイント還元による大量の流出を懸念して、スペシャルクーポンによる高還元に踏み切りました。

最近は、auがPONTAに参入してきて、リクルートに遠慮したのか、名称をauポイントからPONTAに変更してしまいました。PONTAの顧客情報は、リクルートとauのどちらが責任を持って守ってくれるのでしょうか?

SunHero的には、Y!JとC.C.C.では、企業規模が違い過ぎるので、前者が後者を丸呑みするかもしれないと思っています。個人的な印象ですが、Tポイント加盟店でもPayPayが使える所が多いようです。すなわち、「Tポイント」とPayPayボーナスの二重取りが可能です。この辺が法律に抵触する恐れがあったのかもしれません。

そもそも、SunHeroの近所でTポイント加盟店といえば、ファミマとウエルシアしか有りません。一方、近所のスーパーが、PayPay払で3,000円以上買物すると、一等最大50%還元のキャンペーンに参加しています。3,000円に満たないときは、Edy払で楽天ポイントを貯めています。ちまちまポイ活に励んでいますが、セコイですかね?

おかげで、近隣のヤオコーやエコス系、イオン系のスーパーでの買物が激減しました。イトーヨーカドーに至っては、クルマを手放してから訪店回数が減り続け、近所の7-11が閉店したのを契機に、セブンカードもnanacoも清算してしまいました。

話を本題に戻しましょう。今回のY!JにおけるTポイントのPayPayボーナス化で、気になることが1つあります。Yahoo!JAPANカードがPayPayカードに社名変更しましたが、今後PayPayカードは個人情報が載らないナンバーレス・カードに切り替わるそうです。

新カードには、Tポイント機能はありません。Tポイント・カード兼用のヤフー・カードでは、Tポイントのコードをスキャンすればポイントが貯まるようですが、4月1日以降はヤフー・カード決済だけでは貯まらないようです。

ナンバーレス・カードといえば、既に三井住友カードが導入しています。三井住友銀行と共通のVポイントも貯まります。個人情報だらけのみずほマイレージクラブカード(以下「MMC」)とは大違いです。

みずほは、MMCに切り換えた当初から、銀行口座情報まで記載されているのが嫌でした。キャッシュカードを遠い支店のATMコーナーに置き忘れたときは、悪用されるのを恐れていました。幸い良心的なお客さんのおかげで、置き忘れた支店で預かってくれていました。後日、口座のある支店で、無事受け取りました。

富士銀行と第一勧業銀行が合併したときは、両行の口座とクレジットカードが一本化されて便利になったと喜んでいました。あれから20年、もはや銀行は各種引落や給与・年金の一時保管場所に成り下がってしまいました。メインバンクもPayPay銀行に乗り換える?

ヤフー経済圏よりは楽天経済圏の方が、利便性で頭一つ抜きん出ている印象がありますが、どちらのネットバンクも使い勝手が今一つパッとしません。スマホのコード決済で、例えばPayPayと楽天Pay間で送金が出来るようになれば、メインバンクのネット化に踏み切れるのですが・・・・

そもそも、「Tポイント」には、既に20世紀から不信感がありました。ローソン、新星堂、ブックオフ、ドトールコーヒーが短期間で加盟店から離脱した経緯があります。新星堂はC.C.C.の傘下になって、加盟店に復活しましたが、肝心の新星堂が我が街から撤退してしまいました。

「Tポイント」を運営するC.C.C.の収益母体はTSUTAYAです。我が街のTSUTAYAは、新興住宅地や市街地から離れた再開発地域にしかありません。もしY!Jから三行半を突きつけられても、SunHero的には痛くも痒くもありません。

とにかく、Y!JとC.C.C.には、競合する事業が多いですね。例えば、TマネーとYahoo!マネー。Tカードがそのまま支払に使える等の利便性で、前者が後者に勝っていました。しかし、後者がPayPayに事業を引き渡した結果、形勢は逆転しました。

今後、Zホールディングスとソフトバンクが、(株)Tポイント・ジャパンの保有株を売りに出したら、どうなるんでしょうか?C.C.C.は全部買い取るしかないでしょう。

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