Strange Usages of English Here and There in Japan

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夏になって薄着になってくると気になるのが、Tシャツにプリントされた英語のフレーズだ。例えば、某コーヒーショップとコラボしたもの。Taste the difference! というのは、本場アメリカでも使われている標語だから、それこそ「違いの分かる」というか、国際感覚のある日本人なら、某シアトル系コーヒーだと気付くだろう。

ところが、コラボ商品の中に違和感を覚える英文があった。”Coffee make you happy.”だ。これは命令文なのか?と一瞬思ったが、自分を鼓舞する命令形なら、”Coffee make me happy.”であるべきだ。”you”では、「おまえに言われる筋合いはない」と煙たがられることだろう。個人主義が根付いている国民性の国の言葉だからだ。

問題なのは、このナンセンスなセンテンスにおける”coffee”の解釈だ。ちょっと譲歩して「コーヒー一杯」だとしたら、可算名詞の単数形だから、せめて”A coffee”と表記すべきだろう。曖昧さを回避するなら、”A cup of coffee”とすべきだろう。いずれの場合も三人称単数形だから、動詞の語形が不自然だ。

また、コーヒーの総称という意味なら、「不可算名詞」となる。やはり、下記の例文のように、「三人称単数形」扱いだから、動詞がどうして原型のままなのか、理解に苦しむ。
Coffee is a brewed drink prepared from roasted coffee beans. Coffee beans are found in coffee cherries.

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標語である以上、”you”は特定の個人を指している訳ではない。このTシャツを着た人の周りに居合わせた不特定多数の人に対して、メッセージを訴求していると解釈するのが自然だ。すなわち、SunHeroは以下のように改訂することを提案する。

COFFEE MAKES YOU HAPPY.

無名ブランドの安い代物なら、枚挙に暇が無くて、取り上げる気にもならない。しかし、自社サイトでも通販を展開しているようなブランドが、自ら二流ですと恥を晒しているようなものだ。どんなにセンスの良いデザイン・良い素材・しっかりした縫製でも、みっともなくて買う気にならない。

ようやくコロナ禍に一筋の希望の光が差してきたのだから、河野大臣が接種時に着けていたマスクに肖って、”VACCINATED”とプリントしたらどうだろうか?二回の接種を済ませた証明を持参した客には、例えば10%offで販売すれば、そこそこ集客も見込めるのではないか?

こういうアイディア商品って、UNIQLOが得意だったと思うんだけど、何らかの混乱を恐れているのかな?炎上を回避して、上手くバズれるか!商売上手かどうか、腕の見せ所じゃないのか?

元々どこのブランドとどこのコーヒーショップのタイアップ企画か、一見しただけでは分からない。ステマ(Stealth Marketing)にすらなっていない。ファミマの「肌色問題」のような物議も起きない。それでも、SunHeroは”動詞”ようもなく拘ってしまう。

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