Seals & Crofts~SunHero's Playlist from Amazon Music

今回お届けするSunHero's Playlist from Amazon Musicは、England Dan & John Ford Coleyの兄貴分デュオ=Seals & Croftsが1970年代に放ったヒット曲を中心に選曲した“A Seals & Crofts' Collection”です。1969年のデビューですが、ブレイクしたのは1970年代に入ってからです。

弟分のダンジョン(Dan & John)が、ようやくブレイクした1970年代後半には、人気が低迷してしまいました。今回その頃のアルバムを初めて聴きましたが、適度に時代の音を取り入れながらも、Seals & Croftsらしさを保った意欲作を発表し続けていました。デュオの揺るぎない絆を改めて思い知らされました。



むしろ、弟分の方がBig Treeレーベルに4枚のアルバムを残して、呆気なく解散してしまいました。その後、"England Dan"ことDan Sealsはカントリー界でヒットを連発する人気を博しますが、2009年にリンパ腫のため他界しました。John Ford Coleyの方は、Bulkin姉妹とTony Orlando & Dawnのような編成のコーラス・グループを結成するも、やがて音信不通になってしまいました。

Seals & Croftsの音楽の特徴は、まるで組曲のように曲調が変わっていくことです。今回のプレイリストで象徴的なのは、"Sunrise"や"Hammingbird"、アメリカでは卒業式の定番ソングとなった"We May Never Pass This Way (Again)"あたりでしょうか。

特に前者は、シャンソンあたりに見られる作風ですね。60年代の職業作曲家が量産したヒット曲が、ヒット曲のセオリーに則った形式だった事に対するアンチテーゼなのかもしれません。

全盛期の楽曲はベスト盤をそのまま流用しましたが、音楽性に一貫性があるため、時系列に並べず、アルバムとしての流れを重視した曲順になっています。この時期の楽曲にすり込まれていたCountry Musicテイストには気付きましたが、R&B/Soulぽさに気付いたのは、その後のヒット曲を聴いてからでした。

洋楽初心者だったのですから仕方ありません。でも、いち早くR&Bテイストを感じ取って、カバーしたアーティストがいました。Beatlesも取り上げた"Twist & Shout"のオリジナル・アーティスト=The Isley Brothersです。1970年代にはSoul Music界がそういう傾向だったこともあって、結構ネチっこい楽曲を制作していました。

そんな中、1973年のアルバム「3+3」では、The Doobie Brothersの”Listen To The Music”やJames Taylorの"Don't Let Me Be Lonely Tonight"と共に、彼らの”Summer Breeze”をオリジナルよりもスローでメロウなアレンジでやっています。Isley Bros.はTodd Rundgrenの”Hello, It's Me”なんかも取り上げていましたが、当時はあのネチっこさがどうにも苦手でした。

さて、弟分は随分前に取り上げたので、今後プレイリストを紹介することはないと思います。というか、Amazon Musicに米盤仕様の全曲集があります。たまには、ご自分で検索して、お楽しみ下さい。

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