Farewell My Minicar

最初はアン・ルイス1974年のヒット曲「グッド・バイ・マイ・ラブ」に引っ掛けて、「Goodbye My Car」にしようかと思っていたが、余りにもしみったれた歌詞だったので、表題にしました。元ネタは故マイケル・ジャクソンの“Farewell My Summer Love”です。後腐れのない感じの曲調が、SunHeroの心情に合っていると思ったので。

実はそうなんですよ。7年間乗った4代目可愛い愛車(もちろんスティーヴィー・ワンダーの大名曲のもじり)を、先月ついに手放しました。まだまだクルマのない生活に慣れませんが、ようやく気持ちの踏ん切りがついたので、ご報告させていただくことに致しました。

理由はいくつかありますが、決定打となったのは、会社の急速な業績悪化です。リーマン・ショックを乗り越えて、2010年には業績回復ボーナスが出たり、その後も順調に推移して、2014年・2015年と最高利益を記録したというのに、とうとう今年の暮れのボーナスは出るだけマシ。車検費用は捻出できても、自動車保険の保険料が払えそうにない。

2年前の車検の頃は大して気にならなかったんだけど、最近はヘッドライトまでLEDというクルマばかりになっちゃって、そういうクルマに買い換えたかった。それなのに、逆に手放すことになるとは。ガソリン代も150円台まで高騰してきて、映画はもちろんコンサートも、クルマで遠征するのは控えるようにしてるんだけど、もう限界と判断した次第。

購入ディーラーに買取査定を依頼したら、正にネットの中古車査定で試算した通りの10万円。だけど、出張査定に応じるという業者が4社あったので、早速査定依頼を申し込む。すると、真っ先に電話が来たのが、ビッグモーターさん。

ところが、最寄りの営業所で査定した方が高く買い取りますよというので、正に口車に乗って、同じ市内なのにクルマで20分近く掛かる営業所を、翌日訪ねてみれば、予約時刻キッカリに到着したのに、出迎えもなければ、接客スペースには誰も居ない。何度か大声で呼んだら、タバコ臭い兄ちゃんが詫びを言いながらも、ゆっくりバックルームから歩いてきた。

電話で指定された予約時間に来たのに話が違うし、予約のことははぐらかされるし、第一印象が不信感ってどうよ。事故修理歴ありとか、最近こすったキズとか、ホイールはタイヤ交換の際に純正品でなくなったとか、先に全部話したのに、スピード査定に15分。飲み物も出てこなきゃ、有料の飲料機すらない。途中から査定に立ち会うことにした。

チェックリストを見せながら、希望額を聞いてきたので、思い切って20万円と言ったら、今決断してくれるなら、言い値で買い取ると切り出してきた。車検期限ギリギリまで乗りたいと言ったら、代車を貸すだの、毎週査定額は下がっていくだの、特別に2割増しにするだの、とにかく急かす急かす。

卑怯なことに、ちっともクルマのキーを返す気配がない。そうこうするうちに一時間経過。そろそろ夕方の買物をして帰らないと、家族の夕食が遅くなると切り出して、ようやくキーを返してもらうも、他社より絶対高いから、今日決断しないと、明日他社さんの査定を聞いてガッカリするだけでよと粘る粘る。

こちらの要望には一切耳を傾けてくれない姿勢に、苛立ちが爆発!明日他社さんが査定に来てくれるに、今から断りの連絡をしても間に合わないから、明日の結果次第で連絡すると何度も言って、しつこい従業員を振り切って帰った。結局、ビッグモーターに2時間以上も引き留められた。

翌日の午後3時、時間が重なっても構わないという事前承諾をもらっていたので、残り3社の担当者が次々に尋ねてきた。初めにこちらの希望を伝えたところ、期限ギリギリまで乗って構わないという回答を得た。文字通り三社三様のやり方で、じっくりと査定すること15分。その間にビッグモーターとの経緯をさり気なく話したら、そこは同業者だから遠回しな言い方だったが、要はそれがBMの常套手段だと判った。

その後、それぞれに決裁権のある上司に連絡を取り、いよいよ価格交渉となった。入札方式よりも競り方式の方が、売主には有利ではないかという申し出に素直に従った。希望価格の20万円からスタートすることになったら、1社は即退散した。

残る2社による一騎打ち?スマホで上司と連絡を取りながら、21万・・・22万・・・23万・・・23万5千・・・23万7千・・・23万8千・・・最後はオートバックスさんの500円のっけで決着。BMさんが色々と提示した中で最高額だった25万円には届かなかったが、2割増しという大分マシな結果となった。

実印まで用意して臨んだ競争査定だったが、クルマの中で説明を受けながら、売買契約書に必要事項を記入し、認印を押し、2週間後の日曜日の同時刻に引き渡すことになった。その日は車検切れ5日前。次の土曜日だと、車検切れでレッカー移動になるため、その費用を半額負担することになると言われたからだ。

買取代金は約束通り、引き渡しの3日後に振り込まれた。その一週間後くらいに、廃車手続き(ナンバープレート返納)の証明書が届いた。来年、もし自動車税の納付書が届いたら、納税義務のないことを証明する書類だ。

ちなみに、取り付け部品工賃込みで約20万円もしたサイバーナビは、一銭にもならなかった。昨年の定期点検の際に貸し出してくれたワゴンRは、リアビューモニター標準装備だし、Sエネチャージ搭載で充電・電動アシストの状況が一目で分かるようになっていた。慣れればモニターを見ながら、バックで駐車するのも余裕だろうが、怖くて出来なかった。

まるで初めてスマホを手にした時のような感覚に襲われた。僅か6年でクルマはこんなに進化するものかと驚いたが、だからこそ躊躇せずに手放せたというわけだ。

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