チケットぴあの新サービス「Cloak」

チケットぴあは、4月18日から購入後のチケットの利便性を向上させた新サービス『Cloak』を始める。これに伴い、既存のチケット・サービスの一部は、チケットぴあのウェブサイトから『Cloak』のサイトへ移管されることになった。

Cloak(クローク)の元々の意味は、コンサートや演劇などの鑑賞の際、会場で観客の上着や手荷物を一時預かる窓口サービスのことだ。その発想を購入後未発券になっているチケットに応用した、スマホ時代に相応しいチケット・サービスと言える。

すなわち、購入済みチケットの「受け取り」・「分配」・「リセール」を『Cloak』で一元管理し、購入者や同伴者への利便性を図ると共に、不正転売の抑止に繋げたいという狙いがある。SunHeroがここで事細かく説明するよりも、『Cloak』のサイトをご覧頂く方が手っ取り早いだろう。

サイトの説明を見れば、すぐに察しが付くと思うが、PCよりはスマホ(やタブレット)での利用を想定したデザインになっている。チケットぴあでは抽選販売や一般発売で申込者がチケットを購入するまでを担うことになり、チケットの発券やリセールは『Cloak』が担うことになる。

従来は、申込者(=購入者)が購入手続きの際に発券方法まで指定し、発券が可能になったら指定した方法で人数分のチケットをまとめて発券するしかなかった。今後は、「分配」という機能(サービス)が追加されたおかげで、同行者に手渡しする手間が省けることになる。ただし、同行者もぴあ会員である必要がある。

また、一度発券してしまうと、直前になって行けなくなった場合、「リセール」を利用して、他のぴあ会員に譲ることはできない。従って、不測の事態に備えて、イベント直前まで発券せず、その名の通り「預かって」もらうのが無難だ。もちろん、当日急に行けなくなった場合、「リセール」に出すことはできない。

リセールの申込みは、原則として公演前日まで可能だが、直前になってリセールに出して、果たして買い手が付くものだろうか?そうは言っても、かなり良心的なサービスが実現することになる。

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