「かざすクーポン」と「デジタルポイントカード」の終了

先月、掲題の2つのスマホアプリに付帯したサービスが終了した。マクドナルド公式Androidアプリの「かざすクーポン」と、AndroidとiPhoneに両対応しているローソンアプリの「デジタルポイントカード」だ。

前者は「おサイフケータイ」機能を利用して、店舗の端末にかざすだけで、クーポン値引き商品が注文できるサービスだ。従って、「おサイフケータイ」非対応のAndroid端末では元々利用できなかったので、その代替サービスとして「見せるクーポン」が提供されている。今後は「見せるクーポン」だけになる。

後者は事前にPontaカードあるいはモバイルdポイントカードを登録しておくと、アプリでバーコードを提示するだけで、ポイントカードの代用ができるサービスだ。1月31日を以て提供を終了するとしているが、1月下旬にアプリを更新したら利用できなくなった。今後は「おサイフケータイ」内の「ローソンモバイルPonta」あるいは「モバイルdポイントカード」を利用することになる。

もうお分かりだと思いますが、マクドナルドは「おサイフケータイ」からの離脱、ローソンは「おサイフケータイ」への参加という、真逆の対応になっています。昨年PayPayの件で触れた通り、スマホ端末にFeliCaが搭載されていなくても電子決済ができるアプリが、次々に登場しています。

大抵○○Payと名乗っています。昨年からシェア争いが激烈化しています。余談ながら、最後発のPayPayは、2月12日から再度100億円還元キャンペーンを実施するそうです。

そうした状況を静観しながら、JR東日本(Suica)や楽天は、「おサイフケータイ」からの離脱を画策している模様です。その間に、身軽なマクドナルドは、一足先に完全離脱してしまったという訳です。

背景には、Googleが推奨するスマホ端末=Andorid Oneが、基本的にはFeliCaを搭載しない仕様だからです。すなわち、暗に「おサイフケータイ」非対応を謳っている訳です。

Suicaは、電子マネー機能に関しては、まずApple Payに対応し、続いてGoogle Payにも対応しました。残る課題は、スマホでの乗車料金の非FeliCa清算への移行です。しばらくはFeliCaチップ内蔵のカード型Suicaと併用になるとしても、いずれは定期券さえもスマホ認証できる自動改札機が登場して、オレンジカードやイオカードと同じ運命を辿ることになるかもしれません。

楽天は、楽天Edyの現状維持を図りながら、2008年に開始したウェブ決済の楽天あんしん支払いサービス(2014年に楽天ID決済に名称変更)を拡充・改称して、楽天ペイを始めました。楽天Edyが使えないAndroid端末やiPhone使用者でも、楽天ペイなら導入可能になるため、楽天Edyは淘汰されていくことでしょう。

ローソンアプリの仕様変更は、この潮流に逆行する対応です。せっかく、Loppiに並ばなくても、レジでローソンアプリのクーポンを提示するだけで、対象商品が安く買えるようになったというのに、サービス向上の目線が低いというか、視野が狭いように思われます。

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