山下達郎 - PERFORMANCE 2017 @NHKホール, May 12, 2017

山下達郎PERFORMANCE2017ポスター山下達郎は、21世紀に入ってから、毎年精力的にコンサート・ツアーに出るようになった。だが、ぴあやイープラスの抽選販売には、滅多に当選しない。東京・埼玉・神奈川で複数回の公演がスケジュールされるので、片っ端から申し込んでみるが、ホント全然当らない。ところが、大雑把に言って7年振りで、山下達郎のチケットが取れた。会場は前回と同じNHKホールだ。更にその前が、2002年だった。

これでは、チケット仲介サイトで、高値で売買されても仕方ない。そこで、今回は入場前に、本人確認が実施された。顔写真付の身分証明証の提示が求められ、チケットに印字された氏名と照合し、写真で本人か確認する。OKなら、腕に紙バンドが巻かれる。入場時には、チケットのもぎりと同時に、リストバンドもチェックされる。まるで、テロ対策並みの徹底振りだ。

複数チケット購入の場合は、同行者の氏名登録を要求されるそうだ。リストバンドは、濡れても伸縮しない特殊な紙を使用しているため、切るか破るかしないと外せない。こうなると、急に行けなくなったからといって、友人・知人に譲ることもできない。ICTのおかげで、生活は豊かになるどころか、むしろ世知辛くなったようだ。

一応、各公演日の1ヶ月前を目安に、キャンセルを受け付ける救済措置が用意されていたが、当日何事も無く会場へ行けることを願うしかない。自己の健康管理はモチロン、急な仕事や家族・親戚・知人等の急病・葬祭まで、考え始めると心配事は尽きなくなる。そういう意味では、本当に好い季節に恵まれたと思う。実際、天候にも恵まれた。

演奏曲目は以下の通り。曲のイントロや間奏、エンディングに差し入れられた小ネタも、SunHeroの知識の及ぶ範囲内で列記してみました。


山下達郎 PERFORMANCE 2017
Setlist @NHK Hall, Friday, May 12, 2017
    Opening Sound Effect:ポケット・ミュージック (Ending Chorus)
  1. SPARKLE from "FOR YOU" 1982
  2. いつか (SOMEDAY) from "RIDE ON TIME" 1980
  3. 【MC:次曲のイントロに乗ってWelcome Greeting~茶摘 (文部省唱歌)~】
  4. Donut Song from "COZY" 1998
    ~ハンド・クラッピング・ルンバ [excerpt from 大滝詠一 1975]
    ~Willie And The Hand Jive [excerpt from Johnny Otis 1958]
    ~Donut Song (repeat refrain)
  5. 【MC:NHKホール賞賛~ツアーの趣旨】
  6. 僕らの夏の夢 from "Ray Of Hope" 2011
  7. 風の回廊 from "POCKET MUSIC" 1986
  8. 【MC:2008年にツアーを再開~まだレパートリーの1/3~64歳に開き直る】
  9. Guilty (鈴木雅之へ提供曲のセルフカバー 1988)
  10. FUTARI from "FOR YOU" 1982
  11. 潮騒 (THE WHISPERING SEA) from "GO AHEAD!" 1978
  12. 【MC:大所帯バンド~最古参三人衆は37年の付き合い】
  13. ターナーの汽罐車 from "ARTISAN" 1991
  14. 【MC:洋楽一辺倒だった10代~昨年のツアーで洋楽カバーが受けた】
  15. It’s Not Unusual (よくあることさ) [Cover of Tom Jones 1970]
  16. 【MC:Tom Jonesの隠れファン~70年安保世代~最近の世界情勢】
  17. THE WAR SONG from "POCKET MUSIC" 1986
  18. 【MC:On The Street Cornerへの思い入れ】
  19. So Much In Love (なぎさの誓い) from "ON THE STREET CORNER 2" 1986 [Cover of the Tymes 1963]
  20. 【MC:一番好きな曲をアカペラでやってみたくて・・・・】
  21. Stand By Me from "ON THE STREET CORNER 3" 1993 [Cover of Ben E. King 1961]
  22. (Pre-recorded A Cappella except of "Joy To The World"~)
    クリスマス・イブ from "MELODIES" 1983
  23. 蒼氓 from "僕の中の少年" 1988
    ~People Get Ready [excerpt from the Impressions 1965]
    ~Blowin' In The Wind [excerpt from Bob Dylan 1963]
    ~私たちの望むものは [excerpt from 岡林信康 1970]
    ~希望という名の光 [excerpt from "Ray Of Hope" 2011]
    ~蒼氓 (ending chorus)
  24. ゲット・バック・イン・ラブ from "僕の中の少年" 1988
  25. 【MC:クリスマス・イブのギネス認定御礼~今夏公開の映画主題歌~還暦を過ぎてもステージに立てる有難さ】
  26. メリー・ゴー・ラウンド from "MELODIES" 1983
  27. LET'S DANCE BABY from "GO AHEAD!" 1978
    ~Summertime Blues [excerpt from Eddie Cochran 1958]
    ~Summertime [written by George Gershwin for "Porgy and Bess" 1935]
    ~愛を描いて -LET'S KISS THE SUN- [excerpt from "MOONGLOW" 1979]
    ~Loveland, Island [excerpt from "FOR YOU" 1982]
    ~踊ろよ、フィッシュ [excerpt from "僕の中の少年" 1988]
    ~Cheer Up! The Summer [excerpt from the single 2016]
    ~LET'S DANCE BABY (ending chorus)
    ~?(unconfirmed 英語のロックンロール)
    ~?(unconfirmed 日本語のロックンロール)
    ~?(unconfirmed 英語のロックンロール)
    ~LET'S DANCE BABY (ending chorus)
  28. 高気圧ガール from "MELODIES" 1983
  29. CIRCUS TOWN from "CIRCUS TOWN" 1976
  30. <<アンコール>>
    【MC:マナーの良い観客に感謝~先人への弔意~3時間切りが目標だった~次曲の前振り】
  31. ハイティーン・ブギ (近藤真彦へ提供曲のセルフカバー 1982)
  32. RIDE ON TIME from "RIDE ON TIME" 1980 *メンバー紹介
  33. THE THEME FROM BIG WAVE from "BIG WAVE" 1984
  34. LAST STEP from "CIRCUS TOWN" 1976 *ギター弾き語り
  35. 【MC:年を取ること~音楽の在り方~お互いに頑張って生きて行きましょう】
  36. YOUR EYES from "FOR YOU" 1982


前回の鑑賞後に発売された、未だに最新アルバムであるところの「Ray Of Hope」から、きちんとフル・バージョンで演奏したのは、たった1曲。アニメ映画「サマー・ウォーズ」のエンディング・テーマとして、2009年にシングル発売された楽曲だ。2008年以降の既発シングルで披露済みの曲が、14曲中6曲もあって、新鮮みに欠けたアルバムだったとは言え、ライブとなれば話は別だ。

ケンタッキーフライドチキンの40周年記念テーマソングとして、2010年に発表された "Happy Gathering Day" よりも、2010年のライブでも演奏したミスタードーナツのCM曲を再演。2005年のアルバム「SONORITE」からは皆無。最近の曲をセットリストに加えるには、それなりのアレンジとリハーサルが必要になるから、年齢的に言って面倒臭くなってきたのかな?

最新シングルの "Cheer Up! The Summer" に至っては、ほんのワン・コーラスだけ。ちゃんとセットリストに組み込んでくれなきゃ、慌ててシングル買って予習したのに水の泡じゃん。久々に「夏」をイメージしたアップテンポな曲だから、毎年観に行ってるファンクラブ会員だって、絶対新鮮な驚きを持って歓迎したはず。

TymesやBen E.Kingのように、既に「オン・ザ・ストリート・コーナー」で取り上げていた曲よりも、Tom Jonesのカバーにはホンマに仰天しました。カバーと言えば、アンコールで物凄く盛り上がった「ハイティーン・ブギ」は、2010年に行ったライブでもやってくれたはず。ファンクラブ会員でも初めてライブで聞いた人が多かったということか?

それから、毎度大掛かりなセットを組んだステージですが、ミュージシャンの配置が基本的に決まっているせいか、骨組み使い回し感は否めなかった。ただし、鉄道の高架橋を模したセット上に、薄っぺらな列車を走らせたのは、陳腐なのか、斬新なのか、微妙なところだ。

とにかく、全面LEDパネルが主流の今日、バリライトすら使わないステージングは、アンティーク調でかえって新鮮かもしれない。2009年のEric Claptonの来日公演では、早くもLEDパネルが導入されていた。Claptonの場合は、セットには余り拘りがないと思えるだけに、スタッフにお任せだったと思うが、もしまた山下達郎のライブに行く機会に恵まれた時、総LEDのセットに変わっていたら、それだけで感激しちゃうかもしれない。



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