あれから10年、全米ツアーは行なっても、一向に来日してくれる気配は無かった。7月にLAとNYで開催された"The Classic"ではSteely Dan名義だったので、今回のソロ・バンド名義での来日は、当初から不思議に思っていた。相方のWalter Beckerは、既にステージに立てる状態では無かったようだ。Steely Danとして出演した"The Classic"も、実態はDonald Fagen & the NightflyersがSteely Danの曲を演奏するものだったようだ。
娘さんが締め括った公式サイトには、親子ならではのエピソードが綴られているだけで、死因等には一切触れられていない。Donald FagenがBillboard紙に語ったところによると、手術をして順調に快方に向かっているということだった。67歳で他界というのは、少々若すぎると思わないかい?どうして若死にするのはミュージシャンばかりなんだろうか?そういう意味では、Paul McCartneyやElton Johnは、健康面には相当気を付けているのだろう。
アルバム「幻想の摩天楼」
だから、1994年にSteely Danとして凄腕ミュージシャンを多数引き連れて初来日した時は、これが生で観れる最初で最後のチャンスかもしれないと、仕事をサボってチケットぴあ取扱店へ行った。インターネットなんて全然普及していなかった時代だから、電話予約よりも確実な「オーダーシート」(先行予約販売申込書)でチケットを確保した。
割と地味目な選曲にチョッピリ不満が残ったから、2年後の再来日にも足を運んだ。当時の勤め先から地下鉄で二駅という近さの日本武道館だったので、事前に早退願いを出して、同僚と一緒に観に行った。Rolling StonesやPaul McCartneyの初来日では、部課長クラスが取引先に融通してもらったチケットで観に行くような会社だったから、早退願いが却下される訳が無かった。この時は、前回の御礼と言う事で、同僚がチケットを取ってくれた。
これで思い残す事は無いと思っていたら、2000年にまさかの20年振りの新譜
訃報に際して、不謹慎な考えかもしれないが、結果的に最後の来日公演となった2007年のBillboard Live Japanツアー(東名阪ツアーではないが、開業当初は東京・大阪・福岡の三拠点あった)は、ホント大枚叩いて行った甲斐があったと、改めて感慨に耽った。
謹んでご冥福をお祈り致します。(黙祷)
<< 9/14追記 >>
Donald Fagenが急病のため、大阪・名古屋での単独公演と共に、トリを務める予定だったBLUE NOTE Jazz Festival in Japanはイベント自体が中止という事態になりました。その前のNightflyersを率いたツアーも、残りの日程はキャンセルになりましたが、10月12日から始まるBecker抜きのSteely Danとしてのツアーは、予定通り開催されるそうです。


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