I LOVE スヌーピー [THE PEANUTS MOVIE] (2015 USA)

映画comの作品紹介へ今年最初に見た映画は、実は「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」でした。1月第一週でほとんどのシネコンから姿を消してしまった。僅か1ヶ月の上映だったが、流石に日本でも人気のキャラクターだけあって、立派に正月映画としての役目は果たした。

本来の主人公は「チャーリー・ブラウン」であり、彼と仲間達を意味する「Peanuts」が原題だったこともあって、日本では売り込みに苦慮し、結局「スヌーピー」で売り出してしまった。こうした日米の人気の「温度差」を考えれば、映画興行的にも上手い戦術だったと思う。実際に公開第一週の興行成績は、「007 スペクター」に次いで2位だったという報道もある。

さて、新年早々、上映最終週だと知って、急遽観に行った。やっぱり、客層は大人が大半だった。原作コミックだって、日本の子供には難しいだろう。そもそもスヌーピーが主人公ではないことに、子供なりに当惑してしまうからだ。妹が中学生の頃、原文に日本語対訳がフリガナのように振られた単行本を買ってきたが、一通り読んで友達に上げてしまった。

SunHeroも2-3冊目を通してみたが、何が面白いのかサッパリ分からなかった。日本で「ハロー・キティ」のようなキャラクター・ビジネスに特化したのは、戦略的に大成功だったが、だからこそ映画は短期勝負で十分だった。どこへ行っても吹替版だったのも、日本の子供達に「Peanuts」の本当の姿を見てもらい、少しでも理解しもらえたら!という願いが込められていたように思う。

恐らく映画を見ても、キャラクターとしてのスヌーピーの人気は、今後も日本はモチロン、世界中で安泰だろう。映画が楽しめたかどうかは大した問題ではなく、映画が作られるほどの人気キャラクターとして、華を添えたに過ぎない。

thepeanutsmovie_poster.jpgSunHeroはシニカルだから、批判的な感想を書いたが、マジで批判と理解されると困るんだなぁ~。せめて客観的な見方をしていると感じてもらえれば嬉しいです。だって、回りに居た大人の観客ですら、呆気に取られて無言で見ていた中、一人声を押し殺して笑い転げていたんだから。

特に、スヌーピーの「レッド・バロン」のシーンには、感慨深いモノがあった。第一次世界大戦でマンフレート・フォン・リヒトホーフェン(Manfred Albrecht Freiherr von Richthofen)は、「赤い男爵」と恐れられたドイツ軍のエース・パイロットだった。スヌーピーは彼の宿敵になりきって空中戦を繰り広げるが・・・・。

大学のサークル活動で新入生の最初のイベントが、"Recitation Contest"(朗読競技会)だった。その題材が「Red Baron」だったのだ。演説のように勇ましくやるよう、先輩に指導されたものだが、実際は子供の「ごっこ」感覚だった。上位入賞者は女子部員ばかりだったように思う。

本当の主人公=チャーリー・ブラウンの声を担当した福クンは、ホント大活躍でしたね。イトーヨーカドーのCMコンビの相方=芦田愛菜は終盤で一言二言だけ。これでギャラが同じだったら、芸能界は子供にも非情な業界ですな。

ちなみに、Peanuts Movieは、これが38年振りの5作目だって知ってました?歴代作品の邦題を調べていたら、チャーリー・ブラウンに同情したくなりました。

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I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(日本語版)
Excerpt:  僕が子供のころはNHKでスヌーピーのアニメをやっていて、親がコミックを買ってくれたこともあり、ぼろぼろになるまで読んでいました。大人になってから接点もあまりなく、劇場版をみるのは初めて。客層も親子連..
Weblog: 映画好きパパの鑑賞日記
Tracked: 2016-02-22 06:41
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