そして3円が残った (さらば、auWALLETカード) 

8月にauからY!mobileへMNPで乗り換えたのは、以前お話しした通りです。その後、ひと月にも満たない内に故障して、一番困ったのが電子マネーの復元でした。SunHeroがおサイフケータイ(TM)で利用していたのは、SUICAEdynanacoStarbucksでした。waonも利用していますが、おサイフケータイ(TM)化していなかったので、難を逃れることが出来ました。

故障さえしなければ、おサイフケータイ(TM)の復元に、余計な手間と時間を割かれることはありませんでした。おかげで、本来、auスマホ解約後に、真っ先に取り掛かりたかった「auWALLETカードの後始末」が、後回しになってしまいました。auWALLETポイントは、解約と同時に水泡に帰してしまうので、潔く諦められます。ところが、チャージ済みの残金は、返金してもらえないため、綺麗サッパリ使い切るしかありません。

au WALLET カード見本もちろん、解約後のauWALLETカードも、auショップでチャージしてもらえば、プリペイドカードとして使い続けられます。SunHeroの場合は、現在ももう一回線は契約継続中なので、auショップの敷居が高く感じられることはありませんが、auと回線も縁も切れてしまったら、わざわざチャージしに寄るでしょうか?auWALLETよりも良心的な電子マネーが色々出回っている現状で、そのためだけにわざわざ立ち寄るなんてアホくさ~。

そもそもauWALLETカードは、一契約(=一回線)に1枚付いてきます。もちろん、発行を希望しないという選択肢もあります。しかし、かつてのauポイントが実質廃止されて、新たにauWALLETポイントが導入され、ポイントが有効期限までに使い切れそうにない場合、パァ~になる前にauWALLETにチャージ(換金)してしまえば良い訳です。万一に備えて、auWALLETカードは持っといた方が無難とちゃいまっか?

そうは言っても、解約するとなると、かなり厄介だべさ。MNPで他社へ乗り換えたりする際には、auWALLETに残っているプリペイドマネーや、auの様々なサービスを利用して貯まったauWALLETポイントの損失は、最小限に抑えたいものです。

auWALLETポイントは、毎月の付与パターンを履歴で把握しておいて、解約実行月になったら、大量付与を確認してから、auWALLETへチャージしてしまうのが、得策でしょう。厄介なのは、その後のauWALLETに残ったプリペイドマネーです。解約後はauWALLETアプリが使えません。残高確認のためには、都度auショップで調べてもらわなければなりせん。その際は、店員の慇懃無礼な接客を、上手くかわす必要があるようです。

A店では、理由も聞かずに、すぐ調べてくれました。B店では、「スマホのアプリで確認できます」と、丁重に断られました。この時、「解約後でもショップで確認できると言われたから来た」と抵抗すると、「申し訳ありません。現在、通信障害が起きていて、確認できません」という切り札(=決め台詞?)を使ってきました。

こんなことで怯むSunHeroではありません。C店でもB店と異口同音の対応でしたが、「今修理に出していて、確認できないから、わざわざ来た」とかって言ってみて下さい。「失礼しました。すぐお調べしますので、お掛けになって、お待ち下さい」と、態度が豹変しますから。

4-5分待たされたでしょうか。まるで名刺を扱うかのように、両手でauWALLETカードを差し出しながら、「お待たせしました。残高は3円です」と教えてくれました。さらに、1)残高が11円以上でないと、支払いに使えない、2)残金の払戻しには応じられない、3)ご来店いただければ、いつでもチャージを承る、という補足説明がありました。

何となく不愉快だったので、帰宅後、契約継続中のauスマホで、無料サポートへ電話した。解約後はカード発行元(実質的なauWALLETの運営会社)の(株)ウェブマネーでないと、お答えできないそうだ。一応、ウェブマネーへ電話を転送してくれたようだが、何か普通の転送電話と違い、まるで内線の取り次ぎみたいだった。(株)ウェブマネーの対応も、C店と同様だった。

昨年の登場当時、所ジョージをはじめ、きゃりーぱみゅぱみゅまで起用して、大宣伝を打っていたauWALLETカードだが、今や店頭ですら大々的な広告を見掛けなくなった。実態が衆知されると、年配者を中心に、発行を敬遠する人もいるようだ。

auWALLETクレジットカードその代わりに勧めてくるのが、auWALLETクレジットカードだ。今のところ、auWALLETカードのようなプリペイドマネーの機能は無いので、純粋なクレジットカードだ。当初auじぶんカードに付随していた様々な特典は、パワーアップしてauWALLETクレジットカードへ継承された。

A店で確認してもらった際の残高は276円でした。翌日、最寄駅から家まで、途中のコンビニに片っ端から寄って、どうにかして使い切ろうと試みました。結果はC店で確認してくれた通り・・・・そして3円が残った。

元ネタは、アガサ・クリスティーの推理小説「そして誰もいなくなった」ですが、それをモジったアルバム・タイトルを付けたバンドがいました。Peter Gabrielに続いて、Steve Hackettまでがハケテしまったイギリスのロック・バンド=Genesisが、1978年に発表したアルバム「そして3人が残った」(...And There Were Three)です。

よくぞ3円残ったと、何だか愉快な気分になりました。これで3円はキッパリ諦められます。忌々しいオレンジのカードは、真っ二つに切り裂いて、プラスティック・ゴミとして廃棄します。でも、まだもう一枚あるんだなぁ~。

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