TOHOシネマズ無料会員制度「vit-ID」終了で途方(TOHO?)に暮れる

今日(12/16)、TOHOシネマズから、こんなメールが届いた。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
vit-IDご利用者 様

平素よりTOHOシネマズをご利用いただき誠にありがとうございます。本メールは【重要なお知らせ】として全てのvit-ID利用者様へお送りしております。

諸般の事情により、vit-IDのサービス利用は2015年1月26日(月)をもって終了させていただきます。なお、サービス終了に伴い、ご登録いただいております個人情報は全て削除いたします。

2015年1月27日(火)以降vit-IDの「インターネットチケット簡単購入機能」は、当社の会員サービス「シネマイレージ」、もしくはヤフー株式会社が提供する「Yahoo! JAPAN ID」で引き続きご利用いただけます。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

自社で顧客情報を管理するのは、確かに経費が掛かる。だから、有料会員の「シネマイレージ」に一本化したい。かといって、無料会員制度「vit-ID」に登録している顧客は失いたくはない。じゃあ、どうするか?・・・・そうだひらめき Yahoo! JAPANに頼んじゃおう!!・・・・平たく言えば、そんな感じでしょうか?

SunHeroの場合、ADSL全盛の時代にYahoo!BBを利用していた名残で、Yahoo! JAPAN IDを2つも持っているから、痛くも痒くもない・・・・と言いたいところだが、先日の一件で片方のIDが被害を受けて以来、不信感を募らせている。その後もメール・ソフトを起動する度に、他のメール・アカウントと比べて、Yahoo!メールのログインで若干手間取っている感じだからだ。特に被害のあった方が、ログインからメールを受信し終えるまでに、露骨に時間が掛かる。遠因にはTポイントとの業務提携が影響しているんじゃないかと睨んでいるが、如何なもんでしょうか?

IDの管理は得意だが、ポイントの管理が煩わしいYahoo! JAPANと、IDの管理は不得手だが、ポイントの汎用性では日本一を誇るTSUTAYAの持ち株会社CCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の利害が一致した結果、業務提携がどんどん進んだという訳だ。すなわち、単に互いのポイントがやり取りできるというレベルから始まって、今年ついにYahoo! JAPAN全般のポイントがTポイントに統合され、顧客がTポイントの利用・確認をしたい場合は、T-site IDに代わってYahoo! JAPAN IDでログインするというシステムが出来上がった。

多くのITニュースでは、その利便性を強調すると同時に、楽天やアマゾンといったネット通販大手にとって大きな脅威となるタイアップの出現と報道していた。CCCがTポイントの顧客管理に手を焼いていたのは、温厚な友人がTSUTAYAの会員カードが期限切れになっているのを知らされずに使い続けていたために、貯まっていると思っていたポイントが全然貯まっていなくて、珍しく激怒していたことからも明らかだ。クレームを直接受けて対応に苦慮するのは、いつもTSUTAYAをはじめとした提携店の従業員だ。

日本一普及しているポイント・システムの実情はそんなもので、SunHeroが経験しただけでも、ローソンブックオフ新星堂シダックスが、Tポイントから離脱している。ローソンはその後ポ~ンとPONTAと提携し、HMVがローソンの傘下になったため、一時期不便を強いられた。新星堂に至っては、Tポイントとスタンプカードの併用で、顧客だけでなく従業員も相当面倒だったと思う。Tポイントから離脱後も、レジと連動していたポイント・システムは復活せず、それ以前のスタンプ方式に逆戻りして、スタンプの押し間違えで幾度もクレームを入れる羽目になった。シダックスの場合は、マルイのEPOSカードとWでポイントが貯まると喜んでいたが、今夏唐突にTポイントの取り扱いを止めてしまった。

楽天がRポイントカードを始めたのは、交通系電子マネーに押されっ放しのEdyの巻き返しと、Yahoo! JAPANがTポイントで一気に街中へ進出したことへの対抗策という、両方の意味合いがあるのだろう。ファミマがTポイントと提携した時は、ローソンという前例があるだけに、阿呆か!と思った。今回、サークルKサンクスが、Rポイントカードと提携したのは、まだマシ、否、賢明な選択だと思う。

さて、件のTOHOシネマズだが、既存の無料会員を切り捨てても、Yahoo! JAPAN IDの導入でもっと多くの無料会員を容易に獲得できるという勝算があるのだろう。だったら、既に楽天ID決済を導入しているのに、なぜYahoo! JAPAN IDなのか合点が行かない。Yahoo!ウォレットやYahoo!かんたん決済が利用できないからだ。そうなると、Yahoo! JAPAN IDでログインして、auかんたん決済等の携帯電話料金との合算支払や、楽天スーパーポイントが利用できる楽天ID決済で、鑑賞料金を払うことが可能になる。

巷では、パスワードの使い回しは危険だと、盛んに注意喚起が行われている。顧客にそういうことを要請するなら、商業サイト側こそログインIDにメール・アドレスを使わせるのは止めるべきじゃないのか!ましてや、Yahoo! JAPAN IDの使い回しは、もっと危険だとは誰も思わないのだろうか?全IDの僅か8%に過ぎないとは言え、数日間メールの送受信をはじめ、ログインが出来ない状態が続いたサービスに、わざわざ頼ることにしたTOHOシネマズは、ファミマ同様、軽率と言わざる得ないexclamation 一時不便を強いられたSMT(松竹マルチプレックスシアターズ)だが、あくまでも独自路線を邁進する姿勢には、改めて感心した。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック
©Entertainment Weblodge SunHero
All rights reserved (except where noted)