MISIAの掲示板で確認したら、あの大雪にも拘らず、15日の横浜アリーナ1日目のコンサートは敢行された。セットリストまで投稿されていた。雪のため来れなかった客も結構いたらしく、客席には空席が目立ったそうだが、それでも開催された。だったら、16日は絶対に中止にならない。何しろ、WOWOWの生中継の日だからだ。
MISIAのデビュー15周年の締め括りライブは、大雪でも中止できない事情から、チケットが無駄になる客がどれだけいようと開催されるという訳だ。台風の暴風雨の真っ只中、STINGのコンサートに出掛けたことに比べれば、雪が降り止んで1日経っていたから、多少は楽だろうと思ったが、実際には命懸けの行軍だった。
往路はオロオロ程度で済んだ。スマホで調べたら、バスが運行していないと分かって、1時間早く家を出た。普段徒歩でも30分足らずの駅まで、ナント45分も掛かってしまった。電車も若干遅れ気味だった。新横浜は駅から横浜アリーナまで雪搔きがされていて、前日のスタッフの苦労が窺い知れた。
問題は帰路だった。地元の駅まではスムーズに帰って来れたが、やはりバスは一部の路線を除いて運休していた。タクシーも疎らに来るだけ。タクシー待ちの行列の長さに、待っているうちに凍えて死んでしまいそうだと感じ、徒歩で帰ることにした。途中で食料品を買い込む必要もあった。だが、スーパーもコンビニも、パンや弁当・惣菜類がほとんど売り切れ状態で、通り道のコンビニに片っ端から寄って、僅かな残り物を買い漁る破目になった。
どうにか飢え死には回避できたが、自宅が近付くに連れて、路面の凍結が酷くなった。日中に雪搔きした路側の雪が解けて、歩道や車道に流れだし、一面スケートリンク状態だった。あと数十メートルで我が家という所で、ついに進退極まってしまった。両足とも滑ってしまい、その場でバランスを取って立っているのが精一杯という状況になった。
しばらくバランスを取り続けていたら、どうにか静止することができた。意を決して一歩踏み出そうとした途端、後向きに転倒した。万一頭部を凍てついた路面にぶつけていたら、即死か気絶して凍死・・・・翌日の新聞に載ったり、ニュース番組で取り上げられていたことだろう。厚手のセーターとコートがクッションになって、背中を強打することもなかった。しかし、滑って立ち上がれない。途方に暮れて、しばらく星空を眺めた。
やがて、尻餅をついたような恰好のまま、路側の雪の方へ体を滑らせた。雪も凍っていたが、滑らなかったので、ようやく立ち上がることができた。路側の雪の小山伝いに、一歩一歩滑らないことを確認しながら歩いた。帰宅した時、既に日付が変っていた。
奇跡的に、コンサート・グッズや新横浜ラーメン博物館で買った土産品は無傷だった。その代り、途中のコンビニで買った食料品に若干の被害があった。だが、身体のどこにも痛みを感じることはなく、コートも全く汚れていなかった。あの雪解け水は、どうやらほとんど真水状態で、チリやホコリも覆い尽くして、凍ってくれたようだ。
今週末、また横浜アリーナへ行く予定がある。今はただ、Please don't let it snow again


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