谷村有美 - Crystal Time (December 2007)

2008年最初に紹介するのは、昨年の私的年間チャート「コンピレーション・アルバム」部門で圧倒的に(笑)第1位の作品です。正式には「Crystal Time ~谷村有美 コンプリート・レコーディングス Sony Music Years BOX~」という超長~いタイトルです。CD12枚、DVD1枚の13枚組+ブックレット2冊が白無垢化粧箱に入っていて、タイトルに負けない内容です。ズッシリとした手応えからも、歌手デビュー20周年記念の重みが伝わってくるシロモノ(代物/白物)です。(商品の詳細はリンク先でご確認下さい。)

あくまでもSony Music Years BOXなので、ゼティマ移籍後のリリースは含まれていません。でも、ゼティマに残したCDアルバムはたったの1枚ですから、気前良くひっくるめて欲しかったですね。だって、ゼティマはSony Musicがディストリビューションを委託されているレーベルなんですから。そうすれば、Sony Music Yearsという部分が取れて、もっと短いタイトルになったはずです。(笑)

ゼティマの件は致し方ないとしても、「コンプリート」と銘打っている以上、ソニー・ミュージックに残した公式音源は全部収録して欲しかったですね。一応、オリジナル・アルバム未収録曲はPremium CDというボーナスCDに収録してくれましたが、CD1枚では収まりきれていませんでした。クリスマス・ミニアルバムを含む全11枚のオリジナル・アルバムに収録されなかったシングル曲や、ベスト盤=“With”シリーズ等にしか収録されていない曲で、本作から漏れてしまっものがまだまだありました。バージョン違いの音源よりも優先的に対応して欲しかったです。

それにしても、この手の「全集モノ」を出した邦楽アーティストって、他に思いつくのは矢野顕子とか、ユーミンとか、日本のポピュラー音楽史に燦然と輝く方々ばかり。あの太田裕美ですら、今年ようやくデビュー35周年記念で「太田裕美BOX」を出すようです。谷村有美って、そんな方々と肩を並べるような凄いアーティストだったんでしょうか?

同期デビューの永井真理子の方が、1990年前後の「ガールポップ」ブームでは旗手として人気を博していました。なのに、昨年のデビュー20周年記念は控え目にDVD付ベスト盤を出しただけ。それも自分のデビューした日(7/22)じゃなくて、選りに選って谷村有美のデビュー記念日(11/21)にリリース。これも何かの因縁なんでしょうか?

谷村有美だって同じような企画で十分だったような気もします。しかも、松浦亜弥に提供した「笑顔」の新録セルフカバーという強力な楽曲がある分、話題性では永井真理子以上に注目を集められるベスト盤になっていたはずです。現役ファンの中には「笑顔」のシングル発売を望む声もありましたが、20周年記念がシングルでは寂しすぎます。レコード会社のオーソドックスな販売戦略としては、やはり永井真理子のようにDVD付ベスト盤だと思うんですが・・・・実際「Crystal Time」にもその種のDVDが付いてるし。

熱烈なファンほどボックスセットはアリガタ迷惑だったかもしれません。大抵はベスト盤も含めて全部持っているでしょうから。かく言う私も、ボーナスCDとボーナスDVDの中身次第だったので、発売日が近づくにつれて明らかになってきた収録内容に、一旦予約を取り消したほどです。

否、予約を取り消した最大の理由は、発売日の変更でした。ところが、12月に入って発売元の通販サイト=Sony Music Shopが早々と「予約完売」宣言をしたのと、他の通販サイトでも予約特典が付かない可能性もあるという注釈を付けるようになったので、改めて予約し直した次第です。財政難から直筆サイン色紙は諦めて、Amazonの15%引きにしました。

このように発売までは悲喜交々の日々だった訳ですが、紙ジャケット仕様って、よく考えてみれば、デビュー・アルバムのLP版以外には無かった代物です。三方背の紙ケース入りというのはありましたが、昨今流行のLPジャケットの紙ジャケ復刻CDとは違い、端からプラケースがパッケージの基本だった訳です。中には見開きジャケットになっているものもあり、思わず感激の雄叫びを上げてしまいました。

さて、肝心の音の方はどうなんでしょうか?全曲リマスターされているそうですが、ノスタルジーに浸れるような音なのか?違和感を覚えるほどクリアな音になっているのか?そもそも一体どのCDから聞いたらいいのか?大いに迷っています(笑)。

ビートルズに始まり、矢野顕子、レッド・ツェッペリン、トッド・ラングレン、カーペンターズと続いた全集モノのコレクションに、まさか谷村有美が加わるとは夢にも思いませんでした。どうやら私=SunHeroは、谷村有美というシンガーソングライターを思いっきり過小評価していたのかもしれません。

引き続き今年は谷村有美ライブ活動20周年に当ります。今は無き日清パワーステーションでのデビュー・ライブに居合わせた者にとしては、昨年以上の活躍を期待せずにはいられません。

★Best Track=「笑顔」
・・・・っていうか、新曲はこれしかないんだもん!

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耳穴を塞がないので、周囲の音も聞こえて、安心して外出できます。音質はデバイスの性能次第ですが、ハイレゾ対応のBluetooth接続なら、CD以上の音質を楽しめます。ただし、慣れるまでは、耳に付けるのに、ちょっと手間取るかもしれません。


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