私の男 (2013日本 R15+)

桜庭一樹の第138回直木賞受賞の同名小説を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が映画化したのが「私の男」だ。禁断の父娘関係を官能的に描いているため、年齢制限が付いてしまった。それどころか、話題のシーンの撮影は、わざわざ二階堂ふみが18歳になるのを待って行われたそうだ。ベネチア国際映画祭で染谷将太と共に最優秀新人賞を受賞した「ヒミズ」では、役柄同様の中学生だったんだから、女優としての早熟振り…

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最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 (2014日本 R15+)

SunHeroは松沢まりの原作コミックもTVアニメも知らなかったが、通称「妹ちょ。」(いもちょ)として知られるHなラブコメディ「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」が映画化された。しかも、昨年映画化された「スクールガール・コンプレックス」の原案写真集で知られる青山裕企の初監督作品(伊基公袁との共同監督)だった。映画公開と相前後して発売の橋本甜歌と繭の写真集やDVDのジャケット写真も、当然…

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百瀬、こっちを向いて。 (2014日本)

2011年に「ももいろクローバー」を突然脱退した早見あかりの初主演映画が、中田永一原作の同名小説を映画化した「百瀬、こっちを向いて。」だ。監督の耶雲哉治(やくもさいじ)にとっても、これが長編映画デビューに当るそうだ。 ご存知のように、ももクロは新たなメンバーを補充することなく、「ももいろクローバーZ」に改名し、残りの5人で活動を続けてきた。どちらかと言えば、「Z」に改名してからの躍進が目覚…

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相棒-劇場版Ⅲ- (2014日本)

劇場版の「相棒」も、三人目の相棒=甲斐 亨(成宮寛貴)で三作目が公開された。劇場版四作目が制作される時には、四人目の相棒に変わっているのだろうか?公開一週目こそまずまずの客入りだったようだが、ディズニー・アニメ久々のメガヒットとなった「アナと雪の女王」がまだまだ観客動員トップを走り、太刀打ちできないのは致し方ないにしても、「テルマエ・ロマエⅡ」と同日公開だったのは不運でしたね。 でも、今回…

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そこのみにて光輝く (2014日本 R15+)

綾野剛・池脇千鶴 主演映画「そこのみにて光輝く」を見た。予告編を見た時から、暗い物語なのに、なぜか強く興味を惹かれた。できることなら初日舞台挨拶で見たいと思ったが、新宿はもとより川崎も千葉もチケットが取れなかった。こういう時は立川シネマシティで見るに限る。増税後もシネマシティズンという会員制度の料金が据え置かれ、ナント毎月1日のファーストデー料金よりも安くなってしまったからだ。 公開一週目…

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銀の匙 Silver Spoon (2014日本)

映画1本見るためだけに小田原へ行くのは、いくらなんでもコスト・パフォーマンスが悪すぎると思い、近隣探訪を兼ねて、TOHOシネマズ小田原でもう1本見た。それが、「週刊少年サンデー」に連載され、TVアニメ化もされた荒川弘原作の「銀の匙 Silver Spoon」だ。今ならコロナシネマワールド小田原で上映中だが、3/7公開でそろそろ2ヶ月になろうとしているのに、まだ上映中だなんて・・・・すっかり侮って…

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絶対領域 [初日舞台挨拶] (2014日本)

まず最初に、上映情報を。シネマート六本木での上映は3/15~21までの僅か一週間ですが、3/29から4/11まで大阪シネ・ヌーヴォでの上映が決まっています。さらに、4/5から小田原、中川、半田、豊川、大垣、福井の各コロナシネマワールドでの上映が予定されています。東京近郊在住の方は、六本木か小田原ということになりますので、ご興味のある方はお急ぎ下さい。 「絶対領域」というのは、アイドル・オタ…

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愛の渦 (2013日本 R18+)

老舗映画館=テアトル新宿のリニューアル・オープンの上映第一作目が、三浦大輔監督、池松壮亮・門脇麦主演の「愛の渦」だ。昼間と夜で上映作品を変えるなど、単館のデメリットを軽減する努力を続けてきた同館だが、新装オープンには終日本作1本の上映という強気振り。様々な話題性から、大ヒットを見越していたのは、お見事だ。確かに改装して見た目は良くなったが、相変わらず座り心地の悪い椅子に、前列の客の頭部が視野に入…

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ヌイグルマーZ [クライマックス・イベント] (2013日本)

先日、クレディセゾンのCMを取り上げましたが、あれは「この映画を見るように」とのお告げだったのかもしれません。1/25に東映系シネコンを中心に全国公開になっていた「ヌイグルマーZ」を、上映最終週の新宿バルト9で行われた「クライマックス・イベント」(2/25)で見て来ました。予約受付最終日だったので、かなり後の席でしたが、空き席があっただけでもラッキーでした。 そもそも、昨年の(谷村有美の)…

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永遠の0 (2013日本)

遅ればせながら、年末年始の大ヒット映画「永遠の0」を観た。原作が良く出来ているから、それなりの感動作品に仕上がっているだろうとは思っていたが、VFXと分かっていても海戦シーンが圧巻だった分、原作を読んでいたとしても、それ以上の感銘を受けたと思う。レトロな物語にVFXを持ち込んで一大ブームを起こした山崎貴監督らしい作品だ。 同じ昭和という時代を扱っていても、戦後の「三丁目の夕日」よりも昔、戦…

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ニシノユキヒコの恋と冒険 (2013日本)

今年最初に観た邦画は、竹野内豊主演の「ニシノユキヒコの恋と冒険」でした。先日紹介した「スノーピアサー」と同日でしたが、上映時間の関係で実はこちらが今年最初に観た映画でした。自分からはアプローチしないけど、女性にモテモテな色男って、素の竹野内豊そのものじゃないの?だけど、女優陣が麻生久美子を筆頭に、多彩で豪華。やっぱり女性客の方が多かったけど、観に行っちゃった。 所謂生まれながらに女性を引き…

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麦子さんと [初日舞台挨拶] (2013日本)

12/21に公開になった堀北真希主演映画「麦子さんと」を渋谷HUMAXシネマで上映前舞台挨拶付で見た。後から決まったくせに、テレビ朝日があるからという訳ではないだろうが、朝一番で六本木、続いて当初から決まっていた新宿で昼間2回という訳で、夕方の渋谷はこの日最後の舞台挨拶の地となった。松田龍平はもう飽きてしまったのか、六本木と新宿で語り尽してしまったのか、どこか不機嫌そうで「別に~」と言い出しかね…

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