2016年04月30日

獣は月夜に夢を見る [Når Dyrene Drømmer]<br /> (2014 デンマーク・フランス R15+)

beast-dream-moonlit-night_poster.jpgラース・フォン・トリアー監督の美術アシスタントをしていたヨナス・アレクサンダー・アーンビー(Jonas Alexander Arnby)が、初めて監督した長編映画が「獣は月夜に夢を見る」だ。長編と言っても、90分に満たない作品で、ホラー・ミステリーという分類だが、映画の宣伝文句そのままに「恐ろしくも美しく儚い」映画だ。

何と言っても素晴らしいのは、本作が主演デビューのソニア・ズー(Sonia Suhl)が、宣伝文句を見事に体現していることだ。ホラーが苦手なSunHeroも、序盤こそ謎だらけで、不気味さにビビっていたが、主人公の持って生まれた哀しい宿命が明らかになってくると、すっかり感情移入してしまい、最後には感動で胸がいっぱいになった。

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2016年04月24日

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生<br /> [Batman v Superman Dawn Of Justice] (2016 USA)

映画公式サイトへ「オデッセイ」で味をしめた3D・IMAX版で、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を観ようと思い、わざわざTOHOシネマズ新宿まで出掛けた。所詮は人間のバットマンと、クリプトン星から来た異星人のスーパーマンの対決、能力の差は歴然だから、真っ向勝負なら結果は見るまでも無い。

だが、それぞれの立場から正義のために悪と戦う両者が、なぜ対決しなければならないのか?経緯こそが、この映画を観たいと思わせる要因だ。「トランスフォーマー」シリーズでは、私利私欲に目が眩んだ人間が、侵略側に利用されてしまうように、本作でもこの対決を画策した人間がいた。当然ながら、バットマンに加勢する者も現われる。

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2016年03月28日

X-ミッション [Point Break] (2015 USA PG12)

X-ミッション公式サイトへ「X-ミッション」と言うと、「ミッション〇〇」とか「〇〇ミッション」と言った類のスパイ映画を連想しがちだ。予告編を見た時も、ノー・スタントがウリとは言え、大差無い映画だと思っていた。実際にはアクションというか、無謀なスポーツと犯罪を無理矢理結び付けただけの映画だった。

元々はPatrick Swayze & Keanu ReevesのW主演でヒット(?)した、1991年公開のアクション映画「ハートブルー」(原題:Point Break)の、スケールを拡大したリメイク版だそうだ。Point Breakがサーフィン用語だと知っていれば、オリジナル版でのふざけた変装をした犯罪グループの正体が、サーファーだと察しが付くだろう。

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2016年03月20日

最愛の子 [親愛的 (英:Dearest)] (2014中国・香港)

映画comの紹介記事へまたまた「映画好きパパ」さんのブログで知った映画です。日本でも「レッドクリフ」で広く知られるようになったヴィッキー・チャオ(趙薇=チャオ・ウェイ)の主演映画「最愛の子」です。偶然なんでしょうが、「映画好きパパ」さんが取り上げていた「ビューティー・インサイド」と同じく、主演のヴィッキーはなかなか登場しません。山村で貧しいながらも、夫が誘拐してきた子供を実子として育てる女性役だからです。従って、前半(というか、序盤)は、3歳の男児を誘拐された元夫婦を中心に、物語が進行します。

中国ではこうした幼児誘拐が横行していて、その特別なケースを基にしたピーター・チャン監督作品です。中国の「ひとりっ子政策」がもたらした歪みに切り込んだ訳ですが、政府の横槍が入らなかったのは、それだけ日常的に起きている深刻な事件だという証でしょう。ほとんどのケースでは誘拐された子供の行方は何年経っても不明で、この映画のように居所が分かるのは希だそうです。そして、それが新たな悲劇を生むという、何ともやりきれない映画でした。

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2016年03月04日

ビューティー・インサイド [The Beauty Inside] (2015韓国)

映画comの紹介記事へ日本で韓流ドラマがまだまだ隆盛だった2011年、昔の名前に戻ったばかりの渋谷公会堂へわざわざ見に行ったのが、本作の主演女優=ハン・ヒョジュでした。当時は現代コメディの「華麗なる遺産」と歴史物語の「トンイ」が相次いで放映されて、韓国の女優では注目度No.1でした。そこで企画されたのが、渋谷公会堂でのファン・ミーティングでした。

当時のBoAのコンサート・チケット代が8,400円、Daryl Hall & John Oatesが9,500円だったのに、彼女のチケット代は9,800円もしました。それでも2階席まで満員の盛況振りでしたが、丁度イベントの開催が発表された頃、某俳優のつぶやきに端を発した韓流ドラマ・バッシングが、某TV局に対するデモ活動にまで発展し、韓流ドラマのみならず韓国映画までが、その煽りを食らってしまいました。

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2016年02月28日

オデッセイ [The Martian] (2015 USA)

映画公式サイトへリドリー・スコット監督の作品と言えば、「エイリアン」とか「ブレードランナー」をVHSのレンタルで見た程度だ。後は大抵TVだ。前述の2作も含め、「ブラック・レイン」やアカデミー作品賞を受賞した「グラディエーター」もそうだ。だが、いずれの作品にも馴染めなかった。詰めが甘いというか、どこか釈然としないストーリー展開に思えたからだ。理解できないけど面白いという映画もあるが、"In Between"としか感じられなかった。

特に、主演=ハリソン・フォード、音楽=ヴァンゲリスという事だけで見た「ブレードランナー」は、脱走したレプリカントの人数が変わってしまうという、重大なミスを犯してしたまま公開されてしまった。それが後々カルト的ファンから絶大な支持を得る事になるのだから、本当に不思議な映画だった。「エイリアン」にしても、H・R・ギーガーの造形物が優れていただけで、監督なんて誰でも大ヒットしたと思う。

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2016年02月16日

デヴィッド・ボウイ・イズ [Davis Bowie is] (2013 UK)

「David Bowie is」追悼上映@新宿ピカデリー

現在世界巡業中の『デヴィッド・ボウイ回顧展』、日本に来るのは来春になるそうだ。その単なる宣伝動画にしては長すぎるので、恐らく元々は回顧展を切り口に、デヴィッド・ボウイの偉業を復習するドキュメンタリー番組として制作されたのだろう。本編98分ということは、CM込みで2時間枠の番組と思われるからだ。NHKがよく好んで制作するようなタイプの番組だ。

撮影は、ヴィクトリア&アルバート博物館(通称:V&A)で5ヶ月に渡って開催された回顧展の最終日(2013年8月11日)に行なわれた。この日はボウイに縁のある著名人が世界中から招待されたトーク・ショーが開かれた。その模様も断片的に収録されている。「回顧展」が一層待ち遠しくなった。

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2015年12月07日

007 スペクター [Spectre] (2015 USA)

映画comの紹介記事へ歴代ジェームズ・ボンド役の中でも評判の芳しくないダニエル・クレイグだが、ついに前任者=ピアース・ブロスナンと並び、「007シリーズ」4度目の主演となった。クレイグ起用後のシリーズは作風が一変し、一話完結というスタイルを止め、元々の原作者である故イアン・フレミングですら描かなかった、ジェームズ・ボンドの生い立ちにスポットを当てた。いくら評判が悪くても、主役の途中交代は有り得なかったという訳だ。

SunHeroは、辛うじて前作「スカイフォール」から観ていたおかげで、本作「スペクター」の唐突な始まり方にも違和感を覚えなかったが、そうでなかったら果たして楽しめたかどうか分らない。とにかく、初代ボンドの時代に登場しながら、その後の裁判沙汰でシリーズから「消されたヴィラン」(笑)が、ドカ~ンと作品名に冠されたのだから、観に行かずには居られなかった。「スター・ウォーズ」同様、「三つ子の魂百まで」という訳だ。

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2015年11月30日

ラスト・ナイツ [Last Knights] (2015 USA PG12)

映画comの作品紹介へ紀里谷和明は2作の長編映画で、非難レベルの批判を浴びて、もう懲りたのかと思っていた。そしたら、3度目の正直は、何とハリウッド監督デビューだった。確かに、型破りな作風は、外国人から見た日本感が漂っていただけあって、総スカンを食らった日本に見切りを付けて、辿り着いた先がハリウッドだったのは、当然だったのかもしれない。実際、中学生の時に単身渡米しただけあって、ハリウッド流の映画制作の方が性に合っている気もする。

そうは言っても、脚本が制作会社のGOサインをもらえるまでに2年掛かったそうだ。その後も様々なアチラの洗礼を受けたため、完成までに5年費やしたとか。道理で、ここ数年すっかり名前を聞かなくなった訳だ。ところが、ある日突然、映画館で「ラスト・ナイツ」の予告編が流れるようになり、監督自らがプロモーションのため積極的にメディア露出するようになった。その姿にはトゲトゲしいところは無く、実に雄弁に持論を展開する。かなり丸くなった印象を受けた。

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2015年10月08日

キングスマン [Kingsman: The Secret Service] (2014 UK R15+)

結構残虐なシーンをアッサリと見せてしまうせいか、R15指定になってしまったが、華麗なる英国紳士のスパイ映画の誕生だ。年末に「スター・ウォーズ」と真っ向勝負に出た「007」シリーズ最新作が、かつての宿敵スペクターを復活させて、いよいよネタ切れか?と思わせる中、ジェームズ・ボンドに引導を渡すような作品だ。

重厚感の増す「007」に対して、英国流のユーモアで残虐なシーンもコメディー仕立て。英国らしい小道具を使ったアクション・シーンは、スピード感がウリの米国産アクション映画に引けを取らない。「マトリックス」を連想させる場面転換や、「サンダーバード」を実写化したような秘密基地など、つゆだく特盛り状態なのに、盛り過ぎ感は全く無い。

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