え~と、トロン:セデスじゃなくて、トロン:アセスじゃなくて、トロン:アレジじゃなくて、ましてやアリスでもなくて・・・・そうだ!アレスだ!
冒頭から、つまらないギャグで失礼しました。本作制作に当たって、登録商標で訴えられないよう、苦心したのかな?と思ったもので・・・・(^^ゞ
ディズニーが最新の映像技術を駆使して制作したらしい「トロン:アレス」です。事前に何がどう凄いのか予習して臨んだのですが、ホントあれこれ凄い映画でした。
正直言って、Nine Inch Nails の音楽も霞んでしまうほど、視覚的な刺激が強くて、所々ストーリーがよく分からなかった。もう一回観たら、色々と見えてくるのかな?
そもそも、これが前作「トロン:レガシー」の続編と言えるのか?と思うほど、設定が変わってしまっていた。唯一の名残が、ゲームソフト制作会社=エンコム社の存在くらい。
おっと、もうひとつあった。色や形状は変われど、ライトサイクルも続投だ。いやいや、まだあった。Jeff Bridges が唯一人、3作とも出演している。でも、本作に必要なキャラクターだったのかな?
とにかく、社名は残ったが、前作で会社を継いだはずのサム・フリンも退任して、アジア系の女性が社長を務めていた。また、第一作で不正がバレてエンコム社を追われたディリンジャーの息子(?)が、エンコムのライバル会社=ディリンジャー社を設立して、軍事転用可能なサイバー戦士を開発していた。
その第一号がアレスだ。最強の人型兵器だが、唯一の弱点が現実世界では29分しか活動できないことだった。だが、まるで3Dプリンターの未来型のような工作機械で、短時間で何体も製造できるので、何の支障もないというのが、ディリンジャーの言い分だ。
そもそも Ares とは、ギリシャ神話に登場するゼウスとヘラの間に生まれた軍神の名で、ローマ神話の Mars(マルス)に相当する神だそうだ。火星を英語で普通は Mars(マーズ)と呼ぶが、別名が Ares(アレース)なのは、そういうことらしい。
サイバー戦士からすれば創造主であるディリンジャーには、絶対服従なはずだったが、アレスだけは違った。彼自身が学習型AIだということなのか、結果的に創造主の命令に従わなかった。人間的な感情が、芽生えたのかもしれない。
そういう訳で(どういう訳で?)前二作では「グリッド」というコンピューター(あるいは、サーバー?)内部が主戦場だったが、本作は現実世界で進行する。
大昔にアニメと実写を合成させたディズニーは、CG黎明期に「トロン」でCGと実写を合成してみせた。今回はAIを使ったのか?否、AIを擬人化して見せたのだ。
アレスに善悪の意識が芽生えたのか?もう一回見れば、確信が持てたかもしれない。少なくとも、ディリンジャーのやり方に疑問を抱いた。だから、エンコムの連中を新たな追っ手から守ったのだ。
新たな追っ手は、No.2の女性戦士が率いていた。アレスが命令に背いたことに怒ったディリンジャーは、No.2に全権を託したのだ。
No.2は、冷徹なまでに忠実に命令に従った。結果的に、ディリンジャーは自らの不用意な命令で、自滅することになった。何とも軽率な男だ。
珍しく2時間を切る作品だったが、瞬きすら許されないような展開に、どっと疲れた。特に、目が疲れた。人によっては、てんかんの発作を起こすかもしれない。実際、そういう注意事項があった。見る方も、それなりの覚悟が要るというわけだ。
2時間超えの「レガシー」では、そこまで疲れたという記憶はない。映像の基調となっていた色が、青緑(?)だったことによるのだろう。本作は、終始、赤を基調とした映像が続く。
すなわち、色使いの違いが本作の緊迫感を大いに演出していたと思う。しかし、観客に健康被害を与え兼ねない危険性があるのは、やり過ぎではないか?
もうすぐ「アバター」の新作が公開になる。極彩色の鮮やかな映像は、「トロン」シリーズとは非常に対照的だ。両極端と言えよう。正直なところ、SunHeroはどちらも好きだ!!

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この記事へのコメント
SunHero
>トロン・アレスいいですね。目と心臓が元気な時に見てみたいです。あ~そう言えば最近洋画みてないな~。
洋画だけに「用が」ない?もうシネコンでの上映は終わったようです 大森キネカあたりで見れるかも?片桐はいりさんがモギリをやっていたら、半券にサインもらいましょう!
さあ~、来月は「エクボ」だ!否、「アバター」だ!!!
Dogwood