音楽評論家・イベントプロデューサー 渋谷陽一氏死去(74歳)

洋楽ロック雑誌「ロッキング・オン」創刊を振り出しに、サブカルチャー雑誌を次々に発刊し、発展的に「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」を皮切りに、様々な野外音楽フェスティバルを主催し、今やロッキング・オン・グループを率いる音楽評論家の渋谷陽一氏が、7月14日に誤嚥性肺炎のため死去していたことが明らかになった。享年74歳だった。

SunHeroは雑誌も購読していなかったし、フェスにも一度も参加したことはない。氏との繋がりと言えば、NHK-FMで大昔放送していた「ヤングジョッキー」(若手騎手の番組ではない!)や「サウンドストリート」止まりだ。ラジオ関東(現:ラジオ日本)でオンエアされていた「全米トップ40」では得られない洋楽情報を補完するために聞いていた。

両番組とも、最新の洋楽情報を最も早く得られる番組だったと思う。ただ、渋谷陽一の音楽に対する客観性は、クール過ぎて嫌いだった。だって、新曲を真っ先に掛けてくれるのはいいが、氏の好みに合わないと、実に素っ気ないコメントするだけだった。

今でも覚えているのが、Todd Rundgren 率いる Utopia の「RA」と「Oops! Wrong Planet」、それぞれに対するコメントだ。前者に対しては「プログレというよりは、クイーンを手本にした大仰なサウンド」、後者に関しては「プログレ・バンドが大曲指向から3-4分のポップな曲へシフトするのを受けた路線変更」と言った具合だ。

まだまだ洋楽初心者の域を出ない、当時のSunHeroは無性にムカついた。社会人になってより広範な音楽を聴くようになって、氏の言ったことは正論だと分かったが、根本的に洋楽の聴き方が違うのだから、氏の解説に目も耳も向けなくなった。音楽評論家とタダの音楽好きでは、当然のことだ。

とある情報源によると、氏は一昨年脳梗塞で緊急入院し、懸命にリハビリに努めていた最中の肺炎だったらしい。SunHeroも4-5月は軽度の肺炎で治療に専念していただけに、高齢者に多い誤嚥性肺炎は他人事ではない。我が亡父も急逝の肺炎で、最期は呆気なかった。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

この記事へのコメント

  • SunHero

    Dogwoodさん

    >実はワタシは彼の弟さんと同級生でして、弟はジャズ研でキーボード、ワタシはロックの同好会でギターをやっていて・・・・

    それは凄~~~い!!!!! 自宅に行ったことはありませんか?弟さんはミュージシャンになったんですか?

    >ワタシも渋谷陽一さんは良く知らなかった

    ロッキング・オンの創刊が1972年ですからね。まだまだ無名の存在だったかも。

    >誤嚥性肺炎には、お互いに気を付けたいもんです

    ハイ!ご縁がないことを願います(笑)
    2025年07月25日 02:02
  • Dogwood

    渋谷陽一さんお亡くなりになったんですね。実はワタシは彼の弟さんと同級生でして、弟はジャズ研でキーボード、ワタシはロックの同好会でギターをやっていて、共通の知り合いを通して何度か学食で話したことがありました。ワタシも渋谷陽一さんは良く知らなかったので、弟さんから陽一さんの話を聞いた記憶がありません。誤嚥性肺炎には、お互いに気を付けたいもんです。
    2025年07月24日 22:55

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