
あれから、ほぼ2週間が経ってしまった。割と早くセットリストが確認できたというのに、色々とインスパイアされて、なかなか感想がまとまらなかった。後から読み返して、思いきり
最初にイベント情報が届いたのは、2月頃だったろうか?米価に限らない物価上昇に、資金繰りが行き詰まりかけていた頃だ。幾つかのイベントを見送らざるを得なかった。ANRIは昨年・一昨年に観に行っているので潔く諦めたが、角松敏生は昨年のANRIに続いて立川来訪だ。後者は苦渋の決断だった。
一旦は一般発売も泣く泣く諦めたのに、まさか当日引換券が出るとは!だって、昨年の公演は売り切れ続出だったんだぜ!で、いざ行ってみると、3階スタンド席はクローズド(閉鎖)、2階スタンド席も正面こそ満席のようだったが、両サイドは前3列程度しか埋まっていない。立見席ナシでキャパ2,500の会場が、贔屓目に見ても6割くらいしか埋まっていなかった。
チョット信じられない光景に、角松も悔しさを滲ませていた。神奈川県民ホールが建て替えのため閉館して、新たなツアー初日会場を探している時期だけに、出鼻を挫かれた格好になったのは残念だ。やっぱ横浜に未練があるのか、早くも来年の45周年ライブを、横浜アリーナで開催することを告知した。
東京西部に住んでいると、都心(東京23区内)だけでなく、横浜へもコンサートに出掛ける。中でも、横浜アリーナは断トツの訪問回数(18回)を誇るが、どういう訳かあそこで角松を見たことがない。一体何万機の紙飛行機が飛び交うのか、ちょっと興味があるので、今から予算を計上しておこうか?
還暦を過ぎても、精力的に音楽活動に勤しむのは、かつて5年間「凍結」したおかげか?同い年の頃の山下達郎(8歳違い)は、既に軸足をコンサートに移していて、久しぶりにオリジナル・アルバムを出しても、既発表曲の寄せ集め。ベスト盤に未発表曲を加えて発売するのと何が違うのか?
そして、達郎に一番腹が立つのは、新曲を発表しようが、ニュー・アルバムを出そうが、ライブでやらない!!! そんな温故知新なライブでも、チケットが取れない。ネット配信には否定的。仕方なくCDを買っても、歌謡曲ぽくて印象に残らない。SunHeroが対照的に敏生さんにのめり込んでいくのは、自明の理だ。
そういえば、2010年代は何となく音楽活動が緩慢になっていた印象がある。宣言ナシでまた「凍結」していたのか?それだけに、2020年代になって、MILAD⇒Contemporary Urban Musicと新たな展開を模索する姿に好感が持てる。
そして、今回もVol.1と同様に、ニュー・アルバムから全曲やってます。配信で予習しておいた方が、もっと楽しめると思います。CDは会場で買えばいい。特典が付くから(^_-)-☆
それにしても、レコーディングやリハーサルは、いつ頃やったんですかね?更に、Vol.2のツアーまでこなすなんて凄い!到底、同い年(というか、半年先輩の同学年です)とは思えません。
アルバムは4月30日発売&配信解禁だったので、予習に十分な時間は取れかったけれど、前日なんて朝から何度聞いたことか!スマホからBluetooth Earphoneへ飛ばして「ながら」聞き。ホント凄い世の中になったもんだ!
まだツアー中ですが、ますはセットリストをご覧下さい。まだ知りたくないという方は、改めてお越し下さい。その頃には、内容が多少変わっているかも知れません。
TOSHIKI KADOMATSU Performance 2025 “C.U.M” Vol.3
~Forgotten Shores~
Kickoff Gig at Tachikawa Stage Garden, May 2, 2025
~Forgotten Shores~
Kickoff Gig at Tachikawa Stage Garden, May 2, 2025
- WAY TO THE SHORE from "SEA IS A LADY 2017" 2017
- Blue Swell
- OFF SHORE from "ON THE CITY SHORE" 1983
- Domino City
- GOOD TIMES~STEP INTO THE LIGHT from "Inherit The Life" 2022
- Slave of Media
- Beach Road
- BEACH'S WIDOW (later retitled "A Widow on the Shore")
from "ON THE CITY SHORE" 1983 - You’re My Only Shinin’ Star from "TEARS BALLAD" 1991
- Wave from "SEA BREEZE 2016" 2016
- DISTANCE from "ALL IS VANITY" 1991
- Free performed by まりあっき
- Forgotten shores
- Turn on your lights~May your dreams come true~
from "MAGIC HOUR" 2024 - Paradise in your eyes from "MAGIC HOUR" 2024
- Step out
- BEAMS from "Summer 4 Rhythm" 2003
- 真夜中の太陽 from "Summer 4 Rhythm" 2003
- Girl in the Box~22時までの君は…
from "REBIRTH1~re-make best~" 2012
[[ encore 1 ]] - TSUYUAKE
- WAになっておどろう~イレ アイエ~ from the single of the same title 1997
- TAKE YOU TO THE SKY HIGH from "ON THE CITY SHORE" 1983
[[ encore 2 ]] - You can see the lights
※収録アルバムの記載がない曲は、最新アルバム “Forgotten Shores" の収録曲です
そして、ツアー初日、そこまでザックバランに話さなくてもいいんじゃない?と思うほど、MCでは初日なのに不入りとか、県民ホールが建て替えに入ったため、新たな初日会場として東京西部に来てみたとか、「これでも黒字です。安心して下さい。」とか・・・・こういう時ってお客さんのテンションが20%くらい下がっちゃうもんだから、20%増しでやりますなんて、嬉しい発言も!
まるで「今日ここに来なかった皆さん、来なかったことを後悔しますよ」と言わんばかりの演奏は、本当に素晴らしかった。左右のスタンド席では、闇に紛れてステージに近い空席へ移動する客も見受けられた。磁石のように観客を吸い寄せる熱演の賜だ。その気持ちは、そこに居たからよく分かる。エナジー・ドリンクのコーナー(後述)で、トイレ休憩の振りをして移動しちゃえば良かった・・・・かな?
何よりも嬉しかったのは、最近の活動に対する批判的な意見に、スパッと気持ちよく反論したことだ。昨今の世界的なJ-POP、特にCity Popの広がりの中、自分の音楽まで一緒に括られてしまうことに拒否反応を示していることには、もっと素直にブームを受け止めれば良いのにとは思う。だが、昔は良かった的な批評には、実に痛快な回答を提示した。
一言、「みんな歳を取った」んです。加齢と共に懐古的な心持ちになるのは、不可避なことかもしれない。一見、否、一聴すると、昔の焼き直しにしか聞こえない音楽も、制作方法が全く変わってしまっている現状で、どうContemporaryな音楽に仕上げるかという課題と向き合っていたという訳だ。
これには、心の底からハットさせられた。Urbanな部分に関しては何かモヤモヤしたものがまだ残るが、Contemporaryに関しては明快な回答だ。80年代の音楽より今の方が、すんなり心に響いてくる理由が分かった気がした。
もう少し分かり易い例を挙げると、21世紀に入って(=解凍後に)発表した “Summer 4 Rhythm” や “Citylights Dandy” は、80年代にやっていた音楽を更にブラッシュアップした作品だ。ところが、Contemporary Urban Musicを提唱した近年のアルバムと聞き比べてみると、何となく古臭く聞こえる。ご理解いただけましたか?
しかも、なんでShoreなの? Beachのままで良かったんじゃない?そのまんまだったら、砂浜にビキニで寝そべる "イイ女" ってイメージが湧いてくるのに、Shoreじゃ地形学的な陸地と水域の境界って意味になって、味気ない!昔はそんなのばっか。
否、杏里さんに提供した "I Can't Ever Change My Love for You"(can neverじゃないところが凄くイイ)とか、中山美穂さんに提供した "You're My Only Shinin' Star" みたいに、洋楽のカバーか?と見間違えそうな名タイトルもあるにはある。だけど・・・・今作にも "Slave of Media" なんていう名残がある。これは絶対Slave to the Mediaだろう!偉そうな言い方だけど、それでも随分洗練されてきたと思う。
逆に、新作の “Forgotten Shores” は、Beachesとしなかったのが良かった。「忘れ去られた岸辺」というクールな見方、というか、少し距離を置いて客観視した印象を受けるからだ。敏生さんのボキャブラリーに、早くからShoreという単語があって良かった。これがshores in oblivionとかだったら、それはそれでやり過ぎだろう?
そうした自信の現れが、最新作から全曲やってしまう大胆さに繋がっているんだと思う。もう既に終活を視野に入れているSunHeroと同じ年に生まれたというのに、原動力の源はどこから来るのだろうか?できることなら、少し分けてもらいたい。
チョット得した気分だったのは、まりあっきの曲をフィーチューしたことだ。その前振りでエナジー・ドリンクの話を、まるで広告のように商品画像を映し出して見せたのには、角松らしいダサさが全開だった。
実際にはトイレ休憩を兼ねていたそうだが、バーカウンターを思わせるセットが登場した時には、Vol.1冒頭の寸劇を今回もやるのか?と思った。最終的にコーラス隊2人の見事なハーモニーで上手くまとめてしまった。今回ばかりは All’s well that ends well ですね。

下の動画に見覚えありますか?心当たりのある方は、お仲間ですねぇ~~(*^_^*)
わざわざ三分割にしやがってぇ~~~~ヘ(^o^)/
音響的にはオヤっ?と思うミスはあったが、エナジー・ドリンクのコーナー以降は随分改善されて、音の洪水に押し流されそうな圧倒感があった。スタッフにとっても、初めての会場だったということか?
・・・・というか、敏生さんの後ろに鎮座していたのは、ひょっとして音響の調整卓じゃない?スタッフを信頼してないって訳じゃないよね?客席からの反響音を自らモニターして、自分で調整していたのか!そこまで拘るとは・・・・もう凄すぎて言葉にならない。
視覚的には、オレンジと紫を基調としたライティングが、音楽の持つダンディズムと見事にマッチしていた。そして、ビジュアル的にはちょっと小さいんじゃないの?と思われた3枚のLEDパネル、その使い方が絶妙だった。
すなわち、アシンメトリーに配置しておいて、1つの動画が3つのパネルを上手くシンクロして動いて行く様は、お見事!と感心させられた。丁度3つの窓から見える外の景色といった感じで、見えていない部分を観客が自分の想像力で補うような作用があった。否が応でも引き込まれた。
でも、まあ、そこにオロナミンCとかリゲインとか堂々と映し出された時には、思わずズッコケタ
ご多分に漏れず、様々なグッズが販売されていたが、支払はキャッシュ・オンリーということなので、どんなものが売られていたのか、覗きもしなかった。ただ、客席の其処彼処でピンクや青の灯が光っていたのは素敵だった。ステージから眺めても、素敵な光景だったに違いない。
もしクレジットとかで払えるなら、何か買ってしまったかもしれないが、我慢する必要のない販売方法で助かった。実は、前日に某海外アーティストのチケット代を払い込んだばかりだった。一気に今月と来月(もしかしたら再来月)のエンタメ予算を使い果たしてしまった。
何だか全然ライブ・レポートになっていない感じだが、ツアーは7月まで続くし、まだ3公演しか終わっていないし・・・・Spoiler Alert(ネタバレ注意)ということでご容赦下さい。

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