Chicago @Ariake Arena, September 22, 2024(Day 2 of Blue Note JAZZ FESTIVAL 2024 in JAPAN)

Chicago_current_members.jpg
来日メンバーは11人、写真には10人だけ。
一体全員を把握している者はいるのだろうか?

いやあ、参りました。いつも頼りにしているセットリスト情報サイト2つ、一昨日まで掲載されていたはずのものが、昨日抹消されていました。表現の違いこそあれ、曲順そのものが異なっていることは無かったので、今回の食い違いには戸惑いました。両方とも間違っていたんでしょうか?

直前まで Earth, Wind & Fire と全米ツアーを行っていたので、双方90分ずつくらいの演奏だったようです。大阪グランキューブでの単独公演も、90分程度だったらしいので、うろ覚えのセットリストを後述します。間違いがありましたら、コメントでご指摘ください。

Day 1 のトリを務めた NAS は70分という時間配分でしたが、Chicagoはチョッピリ長い80分。BNJF の主催者も、ちょっとムリしてくれたんでしょうね。

さて、Marcus Miller の泣く子も黙る圧巻のパフォーマンスから40分。Mr.Miller の演奏中にちゃっかり座っていた、S席のリストバンドを付けていたアベックも姿を消して、随分空席が目立つようになりました。

本当はこっそりVIP席へ移動しようと機会を窺ってみたものの、係員がしっかり張り付いていてダメでした。仕方なく通路脇まで横へスライド。視界を遮る前列の客の頭がないのは、本当にイイ眺めです。気分爽快です。

若干ノドがイガラっぽくなっていたんですが、これで終わりだと思うと、ついつい大声を張り上げてしまいました。迷惑だったのは、時々 蕎麦 側を通る係員くらいのもの。SunHeroの写真撮影を妨害した仕返しだ!

定刻から2-3分遅れて登場した Chicago の面々。Bill Champlin も Jason Scheff もいないせいか、思いっきり70年代にシフトした 選挙区 選曲。直前に聞いた3枚のライブ・アルバムと同じ進行だった感じ。絶対やらなかったと確信している曲名が、セットリスト情報に載っていたから不信感。やっぱり削除されちゃいました。

オリジナル・メンバーが、Keyboards の Bobby Lam、Trombone の Jimmy Pankow、Trumpet の Lee Loughnane の3人になってしまったが、逆にホーンが2人もいるからなのか、ブラスが活躍する楽曲が多かった。体調が芳しくないため離脱してしまった Saxophone, Flute の Walter Parazaider がいないのは、本当に残念で仕方なかった。

因みに、まだ The Big Thing と名乗っていた頃、メンバー集めに奔走していたのは、Parazaider だったことは、数々の文献でさらりと触れられている。謂わば、Chicago の発起人なのだが、デビュー当時は Lamm や Pankow がほとんどの楽曲を作っていたので、リーダーだという印象が薄い。

ついでながら、彼は The Beatles の ”Got to Get You into My Life” を聞いて、ブラスが活躍するロック・バンドの構想を思いついたそうだ。ベース不在の6人組だったので、Lamm がオルガンを弾きながら、ペダル・ベースを弾いていたそうだ。そこで、Parazaider が Peter Cetera を他のバンドから引き抜いてきて、ようやくバンドの体裁が整ったという次第。

まさか助っ人的に参加したバンドで、Voice of Chicago みたいな存在になるとは、Cetera 本人も思っていなかったと思う。特に80年代に入ってからのアルバムでは、Terry Kath の不慮の死もあって、ますます Cetera がリードを取る曲が増えた。Champlin の加入で負担は軽減されたけど、同時にソロ活動に踏み切れると確信したのかもしれない。

Cetera によってハイトーン・ボーカルはバンドに不可欠となり、Jason Scheff ~ Jeff Coffey と繋いできたが、ついにボーカル専任として、Chicago のコピー・バンドにいた Neil Donell を迎え入れた。ベースには Brett Simmons が加入したが、現在は Eric Bains に交代している。

めまぐるしくメンバー交代が行われていて、2016年の来日時とはメンバーが5人入れ替わっていたそうだ。その上、Lamm がステージ前面へ出てくると、11人目のミュージシャンが Lamm のキーボードを継いだ。総勢11人なんて、聞いてないよぉ~。

ドラムスとパーカッションの2人によるデュオ・パートも、途中で担当楽器を交代してみせて、派手な見せ場だった。でも、本心を言えば、その分もう一曲何かやって欲しかった。

トリの特権でアンコールに応えてくれた。長い一日は「長い夜」で終わった。

何だか熱演の模様が全然レポート出来ていない感じですが、SunHeroのおぼろげな記憶を頼りに、多分こんなだったはずと言うセットリストを掲載します。間違いがありましたら、コメントでお知らせ下さい。

 Chicago 
 Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN 
 Ariake Arena, September 22, 2024 
  1. Introduction from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
  2. Dialogue (Part I & II) from 5th “Chicago V” 1972
  3. Old Days from 8th “Chicago VIII” 1975
      Ballet for a Girl in Buchannon from 2nd “Chicago” 1970
    1. Make Me Smile
    2. So Much to Say, So Much to Give
    3. Anxiety's Moment
    4. West Virginia Fantasies
    5. Colour My World
    6. To Be Free
    7. Now More Than Ever
  4. Hard Habit to Break from 17th “Chicago 17” 1984
  5. You're the Inspiration from 17th “Chicago 17” 1984
  6. Beginnings from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
  7. I'm a Man from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
    a cover of the Spencer Davis Group, written by Steve Winwood / Jimmy Miller
  8. Just You 'n' Me from 6th “Chicago VI” 1973
  9. Hard to Say I'm Sorry / Get Away from 16th “Chicago 16” 1982
  10. Saturday in the Park from 5th “Chicago V” 1972
  11. Feelin' Stronger Every Day from 6th “Chicago VI” 1973
      == encore ==
  12. Does Anybody Really Know What Time It Is?
    from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
  13. 25 or 6 to 4 from 2nd “Chicago” 1970

This setlist may be partially incorrect, because it is only based on my vague memories. I need your help to make it complete. Thank you.

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この記事へのコメント

  • SunHero

    Dogwoodさん、毎度どうも!

    >次はジャーニーですか?

    それでは、ジャ~ニ~ (^.^)/~~~
    2024年10月11日 08:12
  • Dogwood

    BNJF、お疲れ様でした!「長い夜」ってそんなタイトルだったとは、知らなかった(笑)。シカゴ、カンサス、ボストン、、、ボストンは2度見に行ったんですけどねえ。次はジャーニーですか?
    2024年10月08日 17:53

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