
来日メンバーは11人、写真には10人だけ。
一体全員を把握している者はいるのだろうか?
いやあ、参りました。いつも頼りにしているセットリスト情報サイト2つ、一昨日まで掲載されていたはずのものが、昨日抹消されていました。表現の違いこそあれ、曲順そのものが異なっていることは無かったので、今回の食い違いには戸惑いました。両方とも間違っていたんでしょうか?
直前まで Earth, Wind & Fire と全米ツアーを行っていたので、双方90分ずつくらいの演奏だったようです。大阪グランキューブでの単独公演も、90分程度だったらしいので、うろ覚えのセットリストを後述します。間違いがありましたら、コメントでご指摘ください。
Day 1 のトリを務めた NAS は70分という時間配分でしたが、Chicagoはチョッピリ長い80分。BNJF の主催者も、ちょっとムリしてくれたんでしょうね。
さて、Marcus Miller の泣く子も黙る圧巻のパフォーマンスから40分。Mr.Miller の演奏中にちゃっかり座っていた、S席のリストバンドを付けていたアベックも姿を消して、随分空席が目立つようになりました。
本当はこっそりVIP席へ移動しようと機会を窺ってみたものの、係員がしっかり張り付いていてダメでした。仕方なく通路脇まで横へスライド。視界を遮る前列の客の頭がないのは、本当にイイ眺めです。気分爽快です。
若干ノドがイガラっぽくなっていたんですが、これで終わりだと思うと、ついつい大声を張り上げてしまいました。迷惑だったのは、時々
定刻から2-3分遅れて登場した Chicago の面々。Bill Champlin も Jason Scheff もいないせいか、思いっきり70年代にシフトした
オリジナル・メンバーが、Keyboards の Bobby Lam、Trombone の Jimmy Pankow、Trumpet の Lee Loughnane の3人になってしまったが、逆にホーンが2人もいるからなのか、ブラスが活躍する楽曲が多かった。体調が芳しくないため離脱してしまった Saxophone, Flute の Walter Parazaider がいないのは、本当に残念で仕方なかった。
因みに、まだ The Big Thing と名乗っていた頃、メンバー集めに奔走していたのは、Parazaider だったことは、数々の文献でさらりと触れられている。謂わば、Chicago の発起人なのだが、デビュー当時は Lamm や Pankow がほとんどの楽曲を作っていたので、リーダーだという印象が薄い。
ついでながら、彼は The Beatles の ”Got to Get You into My Life” を聞いて、ブラスが活躍するロック・バンドの構想を思いついたそうだ。ベース不在の6人組だったので、Lamm がオルガンを弾きながら、ペダル・ベースを弾いていたそうだ。そこで、Parazaider が Peter Cetera を他のバンドから引き抜いてきて、ようやくバンドの体裁が整ったという次第。
まさか助っ人的に参加したバンドで、Voice of Chicago みたいな存在になるとは、Cetera 本人も思っていなかったと思う。特に80年代に入ってからのアルバムでは、Terry Kath の不慮の死もあって、ますます Cetera がリードを取る曲が増えた。Champlin の加入で負担は軽減されたけど、同時にソロ活動に踏み切れると確信したのかもしれない。
Cetera によってハイトーン・ボーカルはバンドに不可欠となり、Jason Scheff ~ Jeff Coffey と繋いできたが、ついにボーカル専任として、Chicago のコピー・バンドにいた Neil Donell を迎え入れた。ベースには Brett Simmons が加入したが、現在は Eric Bains に交代している。
めまぐるしくメンバー交代が行われていて、2016年の来日時とはメンバーが5人入れ替わっていたそうだ。その上、Lamm がステージ前面へ出てくると、11人目のミュージシャンが Lamm のキーボードを継いだ。総勢11人なんて、聞いてないよぉ~。
ドラムスとパーカッションの2人によるデュオ・パートも、途中で担当楽器を交代してみせて、派手な見せ場だった。でも、本心を言えば、その分もう一曲何かやって欲しかった。
トリの特権でアンコールに応えてくれた。長い一日は「長い夜」で終わった。
何だか熱演の模様が全然レポート出来ていない感じですが、SunHeroのおぼろげな記憶を頼りに、多分こんなだったはずと言うセットリストを掲載します。間違いがありましたら、コメントでお知らせ下さい。
Chicago
Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN
Ariake Arena, September 22, 2024
Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN
Ariake Arena, September 22, 2024
- Introduction from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
- Dialogue (Part I & II) from 5th “Chicago V” 1972
- Old Days from 8th “Chicago VIII” 1975
- Ballet for a Girl in Buchannon from 2nd “Chicago” 1970
- Make Me Smile
- So Much to Say, So Much to Give
- Anxiety's Moment
- West Virginia Fantasies
- Colour My World
- To Be Free
- Now More Than Ever
- Hard Habit to Break from 17th “Chicago 17” 1984
- You're the Inspiration from 17th “Chicago 17” 1984
- Beginnings from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
- I'm a Man from 1st “Chicago Transit Authority” 1969
a cover of the Spencer Davis Group, written by Steve Winwood / Jimmy Miller - Just You 'n' Me from 6th “Chicago VI” 1973
- Hard to Say I'm Sorry / Get Away from 16th “Chicago 16” 1982
- Saturday in the Park from 5th “Chicago V” 1972
- Feelin' Stronger Every Day from 6th “Chicago VI” 1973
== encore == - Does Anybody Really Know What Time It Is?
from 1st “Chicago Transit Authority” 1969 - 25 or 6 to 4 from 2nd “Chicago” 1970
This setlist may be partially incorrect, because it is only based on my vague memories. I need your help to make it complete. Thank you.

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この記事へのコメント
SunHero
>次はジャーニーですか?
それでは、ジャ~ニ~ (^.^)/~~~
Dogwood