有楽町で I'M A SHOW(会いましょう?)

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会場(施設)名が変ってから訪れたのは、初めてだ。この施設が映画館としてオープンした当時から、設計ミスだと思っていた。2台ある専用エレベーターも、観客が集中すると、ビルの外まで列ができる。映画の場合は、上映後の「出る客」による一時的混雑だが、コンサートとなると、開場前の「入る客」によっても混雑する。

JR有楽町駅との間に、ITOCiA ができたことで、有楽町のド真ん中にひっそりとある劇場が、ますます裏口から入るような後ろめたさが漂う所になった。映画「ヘルタースケルター」を観に行った時など、既に堂々とは入りづらい気分だった。例えとして適切かどうかの評価は読者に委ねたいとい思うが、B級映画や成人映画の専門館に入るような気分だ。

再開発で誕生した有楽町マリオンの一角には、元々松竹系の映画館があった。だから、丸の内ピカデリー3館がオープンした。マリオン本館の9Fにある🎥丸の内ピカデリー1・2に比べ、別館5Fの丸の内ピカデリー3や7Fの丸の内ルーブル(後者は東急系)だった方は、日比谷シャンテ別館の現:🎥TOHOシネマズ シャンテのようなミニシアターという印象だった。

TOHOシネマズ日劇がマリオン東京ミッドタウン日比谷へ移転したことで、シャンテとの距離が縮まって来場者数が盛り返してきたらしいが、ピカデリーの方は「3」を東京初のドルビーシネマ館に改装した程度だ。

一方「丸の内ルーブル」は、2014年8月3日に閉館した。その後2017年2月28日に、スタジオアルタが運営する舞台演劇空間「オルタナティブシアター」に生まれ変わった。しかし、一度も訪れることなく、僅か5年ほど(2022年5月31日)で閉館した。

新たに、サンライズプロモーション東京の運営の下、クリエイティブ・ディレクターに箭内道彦氏を迎えて、コロナ禍まっ只中の2022年12月1日に、Music & Theater というコンセプトの下、座席固定のライブハウス「I'M A SHOW」になった。この親父ギャグな会場名も、氏の発案だ。元映画館ならではの設備・音響を生かしているため、アーティスト・ミュージシャンには評判がいいらしい。

そして、8月18日(日)、台風一過の猛暑の中、老体に鞭を打って、初めて訪れた。GOTOWN FREAK 有楽町 2024 という音楽イベントだった。16日(金)のクリス・ハートさんのコンサートは、悲しい哉、台風接近のため中止になってしまったが、晴れ女=BONNIE PINK のおかげか、無事開催に漕ぎ着けた。

ライブハウスサイズの会場としては、座席が固定されているのは、非常に珍しいと思う。しかも、元映画館のシートだけあって、観客が長時間座ることを想定していて、クッション性がいい。しかも、ドリンク・ホルダー付きだ。そうとは知らずに、ドリンク券と引き換えたアルコール飲料を、開演前に必死で飲み干した。

そもそも、そうなのだ!会場に着いたら、ワン・ドリンク制だった。帰宅後確認したら、I'M A SHOW の Schedule には明記されていた。慌てて小銭を用意したら、クレジットカードや〇〇PayでもOKだった。残念ながら、グッズ類は「クレジットカード使えます」だったが、サイズが無くて諦めた。

終演後は未練たらしくグッズ売り場の辺りを彷徨いていたが、どんどん売り切れていくのを見ていてもSHOWがない。とりあえず、東京駅まで行って、迷路のような駅地下を歩き回り、30%引きになっていた高級な弁当と惣菜を買った。

日曜日の夜9時頃だっていうのに、この人集りは何だったのか?これから地方へ帰る人?丁度帰省から帰ってきて、帰宅前に夕食を買っていた人?見るからにインバウンドだと分かる人もいたが、日本人ぽい家族連れの多くは、中国語や何語か分からない言葉を発していた。

6月に渋谷や東京ドームシティへ行った際にも感じたことだが、慣れ親しんでいたはずの街がまるでVR空間のように思えてきた。オマエ等みんなアバターなんだろう!すり抜けてやろうか!・・・・これ以上の妄想は、控えさせていただきます

テレビでご覧になった方も多いと思いますが、有楽町の東側は再開発で随分すっきりしましたが、猛暑の中、地上に長居は止めた方が良い。地下空間へ潜って、涼を取りながら目的に向かうのが身のためです。ちょっと迷いながらも、会場に一番近い出口から地上に出ました。

早くも入場待ちの列が出来ていたんですが、順次エレベーターで7階へ上がる仕組みでした。エレベーター・ホールもエレベーター内も暑い。7階に着いて扉が開くと涼しい。でも、チケットのもぎりとドリンク券の支払いで混雑していて、エレベーターから降りられなさそうな人もいた。

客席は正に映画鑑賞仕様だった。ステージに向かってダウンスロープなのは良いが、傾斜が緩やかで、前列・前々列の観客の頭が邪魔だ。スクリーンをやや見上げる態勢なら気にならないのだろうが、出演者の姿が見え隠れする状況には苛立った。これも映画館だった名残だ。

でも、ライブは凄く楽しかった。谷村有美もココでクリコンやれば良いのに。品川インターシティホール、本当の最寄り駅は京急の北品川だよ。品川駅より南にあるのに、北品川とはこれ如何に!

ライブレポートは近日・・・・どうかなぁ~?

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この記事へのコメント

  • SunHero

    Dogwoodさん、毎度コメントありがとうございます。

    初めて行く会場は、事前にできるだけ情報を収集しておきたいんです。だから、まず会場の公式サイトへ行きます。それで、建物全体のことが知りたくなったら、今回の場合なら、マリオンの公式サイトへ。

    他の人のライブ・レポートって、会場のことについて多くは触れない。だから、時にはライブレポよりも、会場や周辺の情報を沢山取り上げることも。

    そんだけぇー!
    2024年09月03日 00:34
  • Dogwood

    ナイスなタイトル!有楽町で会いましょう(笑)ですか。いろんなライブ会場があるんですね!しかし、センパイどこからそんな情報をゲットしてるんですか?もしかしてギョーカイの方ですか?
    2024年09月02日 22:57

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