原田知世 -『恋愛小説4~音楽飛行』リリースツアー2024 @LINE CUBE SHIBUYA, June 20, 2024

tomoyo_in_black.jpg

この日、本当はTOMOOさんのライブに行きたかった。でも、先にTOMOYOさんと約束してしまったので諦めた。知世さん、意外にせっかちなんだから~。何しろ、ローチケから先行抽選販売の知らせが来たのは、昨年11月のこと。それから、ファミリーマート先行が12月にあって、一般発売は年が改まった1月20日だった。

一方、TOMOOさんの方は、3月になって5月のフェスの案内が来て、今回の Live House Tour の先行予約は4月だったかな?これは、TOMOYOさんの方が、早すぎる(ついでに、高すぎる)訳だ。逆に、ツアー・タイトルにあるアルバムは、昨年10月の発売だから、随分と待たされたのだ。どうしてこんな事になるのか?(大体、アルミ察しは付いてるけどね)

さて、お茶どう?ホール(笑)で観ることが多かった知世さん、ついに同じ渋谷界隈でも LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)デビューだ。でもね、正直言って、オーチャード・ホールの方が良かったかな~?

JR渋谷駅からだと、年中混雑しているスクランブル交差点を渡り、公園通りを延々と登らなければならない。インバウンドもウザい。昔は何でもなかったのに、いつだったか、二往復したら、翌々日に両脚が筋肉痛に見舞われた。高低差を考えれば、原宿駅から行くべきだった。

こんな所に2台も隠れている

そして、今回は、とうとう息切れ寸前だ。まだ入場の列が途切れていなかったので、隣の時計台の麓で小休止。ついでに、小腹を満たした。持参した飲み物を飲み干して入場。場内には、キャッシュレス対応の飲料自販機があるから、(滝藤さん風に)安心だぁ~ 早速、Coke ON! の出番だ。

LINE Payが使えるキリンの自動販売機あそこには、LINE Pay対応の自販機もあるが、次々に入ってくる観客が全員、その前を遠巻きにして通過していく。どうやら恥ずかしがり屋なのは、SunHeroだけではないようだ。誰かが買おうとすると、後ろに2-3人並ぶ。そんな光景を何度見たことか。

しかも、LINE Pay で払っている姿を見たことがない。ずっと監視している訳ではないが、LINE Pay しか対応していないらしく、大抵は平静を装いながら(?)小銭を出して購入していた。

X、Facebook、Instagram、そして LINE、いすれも国産アプリではない。楽天モバイルで苦戦している楽天あたりが、それらに変わるアプリを開発したら、モバイル事業の赤字も改善されると思うんだけど・・・・とにかく、LINE は止めました。ついでに、Yahoo! も止めたい。(理由は別の機会に)

LineCubeShibuya_audience-floorsXbuilding-stories.jpgそうそう、ここは三度目だが、早くも2階席になってしまった。1階席は二階から入るが、2階席には四階から入る。ちなみに、3階席なら六階なのかな?まだ、3階席になったことはない。まっ!時間の問題だろうな。

客席へ入ると、とてもセンスの良い舞台セットが目に入った。中央が円形にバミられていて、それを取り囲みように楽器が配置されていた。ミュージシャンは円の中心を向くため、バンマスの伊藤ゴローさんとか、終始、客に背中を見せるメンバーもいた。

あの円形セッティングは、「音楽飛行」に掛けて、滑走路をイメージしたものなのかもしれない。青を基調とした色使いも、夜の帳を表現していたのかもしれない。青のLEDが大活躍だ。持参した双眼鏡もブルーライトや紫外線を軽減する仕様。何という偶然の一致か\(^o^)/

前週の角松敏生を経験していると、知世さんのライブは、まるでクラシック音楽の演奏会のように静かだ。休憩15分を挟んだ、40分+40分の二部構成も、村治佳織のリサイタルのようだ。

原田 泰造 知世には、長らく募集をしていないファンクラブが、今も存続しているようだ。だから、会場が変わっても、相変わらず2階席になってしまうのだと思う。

加えて、「あな番」が新たなファンを生んだ。1階席が取り難いのは、今に始まったことではないが、チケット代が2年前のライブから12,000円に跳ね上がったのは承知できない。値上がり前は、8,800円だったんだぞ!ほぼ27%増って、歯止めの掛からない円安や世界中の物流停滞と、どう関係するのか?

原田知世ステージセット2024

さて、控えめな照明が品のある雰囲気を醸し出していたステージが明るくなると、後述のセットリストの通り、ツアー・タイトルに偽りなしの内容だった。しつこいようだが、ミュージカル「未来少年コナン」でリズムを崩してから、エンタメ月間は想定外⇒リカバリー⇒想定外の繰り返しだった。ようやく、辻褄合わせができた感じだ。

角松での圧倒的な予習不足とは対照的に、知世さんのニュー・アルバムは、Amazon Music で直前に一回聞き返しただけだ。流石にカバー・アルバムも4作目となるとややウンザリだが、まさかライブ三昧月間の大詰めで功を奏するとは思わなかった。予習しなくても、分かる!ワカル!わかるぅ~!😃😄

今から27年前、神田駿河台にあった明大生協に立ち寄った時に、店内に流れていた “I Could Be Free” を耳にして、たちまちファンになってしまったからだ。いつの間にかアイドルからアーティストに成長していた原田知世の音楽は、Tore Johansson の居るスウェーデン録音ということもあって、ビビッと(vivid)来た。

そして、トーレとの音楽制作に区切りをつけた次が凄かった。ついにセルフ・プロデュースに挑んで “a day of my life“ を作り上げてしまった。特に、シングル・カットされた ”You can jump into the fire” は往年のディスコ調で、自ら作詞・作曲も手掛けていた。ライブで聞いた時は、嬉しくてゾクゾクした。

このままアーティストとして独り立ちするのかと思ったら、21世紀に入ってレコード会社を渡り歩く時期が続いた。その間に出会ったのが伊藤ゴロー氏だ。2007年に5年振りで発表した25周年記念アルバム “music & me” を全面プロデュースしてもらったのを皮切りに、今日までオリジナルもカバーもライブも氏のお世話になっている。

ゴローさんが居れば、今日のライブも(もう一度)安心だぁ~🐱 不思議なほど落ち着いて、一曲一曲堪能できる。一種の音楽療法かも?ところが、終演後にはいつも不満が残る。だから、すぐまた行きたくなる。開演中は上手く窘められてしまうのかな?お願いだから、もう少しお安くして・・・・これこそ、知世マジックだ!

セットリストを見ても、そこまでは伝えられないし、自分で見返しても想像できない。あの場の雰囲気、ちょっと嫌だけど、クセになる。否、もう病みつきだ。・・・・という訳で、ハイ!(ファイ?)セットリストです。

     第一部:
  1. HERE COMES THE SUN
  2. DAYDREAM BELIEVER
  3. BE MY BABY
  4. (They Long To Be) CLOSE TO YOU~遙かなる影~
  5. ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART
  6. SHE’S ALWAYS A WOMAN
  7. IN MY LIFE
  8. BOTH SIDES NOW~青春の光と影~
    All songs above from ”Love Novel 4~Music Flight”
    ー 休 憩 ー
  9.  第二部:
  10. FINE from “eyja” 2009
  11. ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ from “音楽と私” 2017, original ver. on ?
  12. ヴァイオレット from “music & me” 2007
  13. 邂逅の迷路 from “fruitful days” 2022
  14. くちなしの丘 from “music & me” 2007
  15. 一番に教えたい from “fruitful days” 2022
     ~メンバー紹介~
  16. ping-pong from “fruitful days” 2022, a 土岐麻子 cover
  17. ロマンス from “a day of my life” 1999, original ver. on "I could be free" 1997
  18.  アンコール:
  19. 銀河絵日記 from “Candle Lights” 2019, original ver. on “L’Heure Bleue” 2018
  20. 時をかける少女 from “music & me” 2007, original ver. on ?

ナント!第一部は「恋愛小説4」から全曲?ネットで検索したら、9曲中8曲ってことになってました。全曲やってくれた気がしたんだけどなぁ~。

第二部は過去のアルバムからイロイロですが、アイドルしてた頃の曲でも、アレンジをガラリと変えている曲は、そのアレンジで収められているアルバムを付記しました。

最後に、バンドの面々を紹介します。円形にバミられたステージの左手前(6時35分の方向?)から時計回りに・・・・

伊藤ゴロー:Guitar, Musical Director
佐藤浩一 :Piano, Keyboards
鳥越啓介:Bass
能村亮平:Drums
角銅真実:Percussion, Chorus
伊藤彩:Violin
結城貴弘:Cello
坂本楽:Flute

そして、円の中心には 原田知世:Vocal, MC でした。もちろん、時々前へ出てきて、歌ったり語ったり。ゆったりと和みのひと時でした。

Line Cube Shibuya 終演後の建物

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