
偉そうな言い方だけど、伊藤万理華さんと共に、ノー・マークの俳優だ。例えば、永野芽郁さん。彼女の場合は、本当に無名だった小学生の頃に出演した「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」(2010)から注目していた。
それから、広瀬アリスさんは、東海テレビの昼ドラ「明日の光をつかめ」(2010)が”初めまして”で、将来有望な俳優が登場したと直感した。その後、中島健人主演の劇場版「銀の匙 Silver Spoon」(2014)を観て、成長振りに感心したっけな。
幸澤沙良さんは、当時の二人のような「これからブレイク」しそうな俳優だ。秋元康絡みのオーディション番組「TBSスター育成プロジェクト 『私が女優になる日_』Season2」(2022)でグランプリに輝き、同年10月スタートの「差出人は、誰ですか?」で主演デビューを果たしたんだとか。
そのドラマ、全然知らなかったんですが、秋元康原案でTBSよるおびドラマ枠で放送され、ファイナリストに残った他の三人も出演したようです。Season2のファイナリストのために用意された、謂わば”ご褒美”(正確には「副賞」)だった訳です。
幸澤さん、今春高校を卒業し、いよいよ本格的に役者の道を歩み出した。その第一弾が、金曜ナイトドラマ「JKと六法全書」という訳だ。某ドラマを連想させる台詞や、バディーを組まされたヤメ検弁護士役の大東俊介との軽妙なやりとりなど、自然なテンポが心地良い。
ただ、ドラマも佳境に差し掛かり、単なるJKBの痛快な名弁護ドラマだけでは無い、サスペンスの様相を呈してきた。でも、そうなると、大学時代の恋人同士のそれぞれの父親が因縁の関係だった、某ドラマ(もう最終回と思ったが、あの取り調べで実行犯を問い詰めるシーン。さすが!サトミちゃんだ)と構図が似てないか?
黒木瞳さんが演じる祖母”はなはな”の仕組んだ「母親失踪事件」の真相究明のダシに使われたと知って、JKBは祖母に猛抗議をする。だが、もう後には引けない状況になっていた。政界と司法の闇の中の関係に首を突っ込んでしまったため、どうやら命を狙われることになったようだ。ますます目の離せない展開になってきた。
しかも、渡辺悠が演じる同級生=日向亘のお父さん(演:高橋和也)が、事件の鍵を握っている?否、真相を知っている?もしかしたら、当事者なのか?某ドラマよりもストレートな人間関係が描かれている。この二人の"〇"の行方も気になるところ。
ところで、あのオーディション番組、昨年開催されたSeason3のグランプリ受賞者=大和奈央さんも、昨秋のTBSよるおびドラマ枠で、ご褒美の主演ドラマ「Maybe 恋が聴こえる」に出演したそうだ。
そして、彼女、ナント「JKと六法全書」にも出演中です。先輩が出演していると、後輩にも早くいい役が付く?そりゃそうだ!オーディション番組の主催者は田辺エージェンシーだから、グランプリ受賞者は3人とも同社所属でした。
話があちこち飛んで申し訳ありません。初代グランプリの飯沼愛さん、そうとは知らずに出会ってた。NHKで現在放送中の「燕は戻ってこない」の前に放送していた「天使の耳~交通警察の夜」に、自動車に乗車中の事故で視力を失った女性の役で出演していたんですね。
幸澤さんをはじめ、この3人の活躍も楽しみです。

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