NewJeans, so far(Amazon Music playlist)


BTS のアメリカでの成功は、あっという間に全世界に広まり、後進のK-POP勢に世界への道を切り開いた。かつてのイギリス勢のアメリカでの活躍に倣えば、Korean Invasion ということになる。誰もそう評さないのは、な・ぜ・か?世界情勢に鑑みて、誤解を避けた。そんなところだろう。

SunHeroが知る限りでは、その先陣を切ったのは、日本で韓国以上に人気を博した BoA だろう。次が、PSY 「江南スタイル」だ。韓国アーティストにとって、初の米Billboard紙の Hot 100 入りどころか、最高位2位を7週間独占した。坂本九の「上を向いて歩こう」が、1963年に記録した3週連続1位に迫る記録だ。

K-POPのビッグバンは、西洋の文化に飽きてきた西洋人にとって、どハマリするほど新鮮だったに違いない。もう日本を踏み台にして世界進出を目論む段階は終えた。そんな象徴的な出来事だ。同時に、今やヒット曲は配信から生まれる時代になったことも意味する。

迎え撃つ(?)アメリカのアーティスト達は、BTS のメンバーがソロでもTop10ヒットを放つ状況に危機感を感じたはずだ。だが、彼らは積極的にK-POPアーティストとコラボした。傍から見れば便乗商法だが、K-POPがより深くアメリカの音楽界に食い込んだと言う意味では、相乗効果と言わざるを得ない。米韓の音楽にWin-Winの関係が築かれた。

韓国音楽シーンは義理堅いのか、日本人メンバーの居る TWICE LE SSERAFIM(ル・セラフィム)などは、アメリカでも注目されているが、日本語楽曲を発表して、日本での人気も維持したいようだ。そんな中、日本デビューを待たずに、アメリカでブレイクした連中がいる。それが NewJeans だ!

日本デビュー前に紅白に出演したこと非難する連中もいるが、その紅白で見せたパフォーマンスは他の韓国勢とは違っていた。アップテンポな曲が多いK-POPの中では、テンポを落とし、音数も減らし、日本のアーバン・ミュージックにも通じるような大人なサウンドに仕上げられていた。思わず、視線をテレビに向けた。

韓国デビューから2年たった現在でも、メンバー5人全員がまだ10代なのにも驚いた。BoA の曲を引き合いに出せば、正に「ギャップにやられた」だよ。谷村有美の曲名をもじれば、「可愛いのにも程がある」あたりかな?

とにかく、他にもどんな曲があるのか調べたけれど、韓国でCDとして発売されているのは、EP2枚だけみたいだ。これらに収められていない曲が、配信シングルになっている。

それでも、EPを買ってみようかと思ったら、パッケージが何種類もあって、どれが届くか、注文してみないと分らない。日本よりも始末の悪い販売方法だ。

とりあえず、現時点で Amazon Music で聞ける曲をプレイリストにしてみました。試聴しただけでも、他のK-POPとは一線を画した音作りになっているのが判ると思います。



如何でしたか?6月には東京ドームでファン・ミーティングが開催されるそうです。日本デビューで、いきなり ステーキ ドームには唖然としました。2万人以上入れば、ドームにして正解だった、ということになるでしょう。

まあ、既にネット通販などで、前述のEPが相当売れているそうなので、主催者側はかなり強気ですな。先にアメリカでブレイクしたのも、有利に働くかもしれません。

ただ、韓国では何やらお家騒動が勃発してるみたいです。NewJeans のこれからの活動に、影響が及ばないことを願ってます。

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この記事へのコメント

  • SunHero

    いつもコメントありがとうございます、Dogwoodさん(^_^)
    BTSの世界的なブレイクで、むしろK-POPなんて嫌いになりましたよ。だから、最近は取り上げていませんでした。
    NewJeansは、恐らく日本では他のK-POPアイドルと同じような売り方をされると思いますが、無理して日本語を覚える必要ないと思ってます。アメリカの多様性ある音楽シーンと違って、日本では中国・韓国の歌手に日本語で歌わせる。アジア蔑視ですよ。
    ASIA音楽の客室の改修の記録を(見出しだけでも)遡って頂ければ、あんなブーム以前から韓国の音楽シーンに興味があったことが、ご理解いただけるとお思います。
    2024年05月01日 00:50
  • Dogwood

    さすが師匠、K-POPまで守備範囲だったとは恐れ入りました。ところで、韓国のお家騒動って何ですか?気になるな~
    2024年04月30日 22:44

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