そもそも2017年のデビュー30周年では、ホントに何にもありませんでした。あと3年で40周年なのに、なぜこんな半端な時期に再発されるのか、レコード会社の魂胆が判りません。ひょっとして、3年掛けて順番に再発されるのでしょうか?ゼティマから出たヤツも?
決して喜んでいない訳ではありませんが、ちょっとシャクに障ることもあります。芽瑠璃堂の記事によると、ナント2024年リマスター版だそうです。ボックス・セット “Crystal Time”(2007年12月発売)以来のリマスターです。(あくまでもCDの話です)
過去に山下達郎・竹内まりやのアルバムがリマスターされる度に買い直していて、ある時ふと思った。このリマスターは、前のリマスターより高音域が籠もっていないか?あるいは、低音域の音圧が強すぎて、耳障りじゃないか?
もうCDで出来る高音質化は、限界なんだと思いました。海外では、Ultra HD とか DSD とかでエンコーダーされた Blu-ray Audio 盤が出回っています。理論上はCDより高音質な音源で、配信されている楽曲も増えました。いち早く、CD-ROM や VCD、MDアルバムに取り組んだアーティストなのに、ボックスから16年余りも経って、まだCDに固執するのか?
アーティストの責任というよりは、レコード会社の姿勢が問題なのでしょう。サブスク配信に対抗するなら、専用プレーヤーが必要な SACD とか MQA-CD とか、あくまでも CD というフォーマットに拘っていてはダメでしょ?もう DVD-Audio も古い!これからは、Blu-ray でダウンロード音源と正々堂々同等なモノに取り組むべきでしょう。
あとは、PCや光学ディスクプレーヤーといったハードウェア側の対応も大事です。すなわち、CDと同じように Blu-ray が再生できる環境を整備して欲しいです。当然 Blu-ray なら、かつての CD-V みたいに、収録曲のMVとかファースト・テイクのような動画だって同梱できるはずです。
CDの通常盤が3,300円なら、Blu-ray Audio は3,960円くらいですかね?そのためにリマスターが施されるのは、賛成です。PCソフトで再生するなら、通常盤でも歌詞が表示されるのは当たり前。MV等の動画まで収録されるなら、4,400円かな?
ただ、いずれは全ての音楽・映像作品が配信で売買される世の中になるでしょう。それが、高音質・高画質で楽しめる究極の形態だと思います。Blu-ray Audio も、所詮は過渡期の産物です。SunHeroみたいなパッケージ・ソフトに愛着を感じる世代が、高音質・高画質を求める間だけ、存在価値があるのです。
※ このプレイリストは、2016年リマスター音源を使用しているようです。
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