
それでも、チョッピリ不満なのは、「酔ひもせず」のカプリングだった「グッドラック」が収録されていないこと。ピアノ伴奏だけで歌われる曲だけに、TOMOOさんの歌声が最も堪能できるのに、なぜ選外なんでしょうね?将来のベスト盤のために取って置いたなら、メジャー・デビューの弊害ですね。
CDには、他にも一昨年12月から昨年1月に掛けて行なわれたファースト・コンサート・ツアーの模様を収めたDVD/Blu-rayがセットになったものもあって、「グッドラック」はライブ・バージョンなら聞く(観る)ことができます。更に、CDチェーン店別に異なる先着購入特典まで付いてきます。
「Ginger」という曲が注目を集める切っ掛けになったそうですが、どんな感じで注目されたんでしょうか?そのおかげか、それまでライブ会場や通販で販売していたミニアルバム3作は、無事完売し廃盤となりました。あちこちの配信サービスで聞くことは可能ですから、それで我慢しましょうよ。
メディア露出が増えて、今以上に注目を集めたら、もしかしたら一枚のCDにまとめて、再発(?)なんてことがあるかもしれません。そもそも、インディーズ時代は、どういうレーベルがCD制作に関わったんでしょうか?アレンジも演奏も、インディーとは思えないクオリティー。メジャーになったら、更に賑やかになったという印象を受けたファンも、いるのではないでしょうか?
1月21日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」では、蔦谷好位置・いしわたり淳治・川谷絵音の3氏が、「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」(後半)を発表していましたね。ご覧になりましたか?音楽評論家とは違う視点からの考察は、本当に勉強になります。
驚いたことに、蔦谷好位置・いしわたり淳治の2氏が、それぞれTOMOOを2位と1位にしていました。蔦谷氏が「Grape Fruit Moon」、いしわたり氏が「Super Ball」を挙げていたんです。歌詞の持つ情感にマッチしたメロディーのセンスと、歌詞に込められたTOMOOの主張の比喩表現が秀逸だと絶賛してました。
蔦谷氏に至っては、ユーミンと中島みゆきの才能を持ち合わせているとベタ褒めでした。将来的にはそうなるかもしれませんが、SunHeroのつたない知識の範疇では、勝手に「日本のケイト・ブッシュ」だと思っている安藤裕子さんを連想しました。
「ねえやん」も最初はミニアルバムだったし、ライブではまるで何かが憑依したかのような独特の動きをするし。TOMOOさんのMVを観ていると、ねえやんの姿がオーバーラップしてきます。SunHeroだけかもしれないけどね。今後が楽しみです。

邦楽ランキング
この記事へのコメント