
6年振りで有美さんのクリコン(クリスマス・コンサート)に行ってきました。石の上にもウン年とか言いますが、2003年にスタートしたクリコンも、コロナ禍を掻い潜って21回目となりました。会場は、6年前と同じ品川インターシティホール。なぜか、久しぶり感は全く無い。
妙な因縁というか、有美さんのコンサートで初めて訪れた会場って、他のアーティストのライブで再訪することが多い。めぐろパーシモンホールなら、原田知世とアン・サリー。特に、知世さんとは交互に (back to back)。
他にも、かつしかシンフォニーヒルズなら、2013~14年にかけて、杏里・故 Bobby Caldwell・五輪真弓・Manhattan Transfer と立て続け。この時ほど、有美さんのお導きを意識したことはありません。
丸の内の Cotton Club なら、有美さんは2日間で4ステージ中、ワン・ステージだけの鑑賞でした。その後は Peter White を4ステージも。終演後に White 氏本人のみならず、バンドのメンバーにも挨拶して、ちゃっかりサインをもらったり。Blue Note じゃ、なかなか出来ない。
この程度ならコジツケと言われそうですが、すみだトリフォニーホールと日本橋三井ホールとインターシティホールは、いずれも BONNIE PINK のライブに行きました。
振り返ってみれば、BONNIE さんは産休~子育てで、有美さんよりも長めに活動休止されました。その休み前が日本橋、休み明けが品川でした。で、その休み明けが、実は半年前のことでした。
すみだトリフォニーホールに関しては、もう行くことは無いと思っていた2019年に、ナント Todd Rundgren ですよ。だから、素直に因縁に従って、Daryl & Todd もすみだにしておけば良かったと後悔した訳です。

更に驚いたことに、ドリンク代を払った目の前に、ドリンク類が常温でズラリと並べられていて、各自が選んで取る方式。男性監視員が1人、SunHeroのようにあわよくば2本戴いちゃおうかな?という人がいないか、見張ってました。

公式グッズ売り場には、客は誰も居ません。Tシャツなんかは、既に着用している人も見受けられ、大半の客は開場前に購入したようでした。依然、クレジットカードはおろか、昨今のキャッシュレス決済にも対応していません。
閑散としたロビーでは、早くもアンケートに記入している人も居て、SunHeroも釣られて開演前に記入・投函してしまいました。終演後に書き直したかったのですが、その理由は後述します。
そんな状況だから、客席もホールの前半分程度かと思っていたら、結構な盛況ぶりでした。座席は30列ぐらい用意されていた感じ。16列24番で、真ん中よりやや後方寄り。ラッキーなことに、22・23番の席は最後まで空席。コートやバッグなどを置かせて頂きました。謝謝 (^^)/
定刻を2-3分過ぎたところで、客電が落ちて、ステージ照明が点灯。いつもより楽器が多いぞ!と思ったら、下手から登場したミュージシャンが3人!以前なら福田師匠が座るキーボードに着いたのは、ひょっとして女性ですか?譜面台が邪魔で、ご尊顔を拝することはままならず。

確かなことは、6年前までは、福田裕彦氏の担当で、有美さんとアイコンタクトが取れるよう、ピアノと向かい合わせになる方向にメイン・シンセが配置されていました。ナント今回は、師匠不在です。
クリコンのみのバンマス=加藤みちあき氏は、ピアノとは反対の上手に陣取って、客席の方を向いていましたが、演奏が始まると譜面に集中。あたかも、前年までとは勝手が違う?そんな様子でした。
クリコンに超お久しぶりは、パーカッションの
そして、谷村バンドの新メンバー=〇〇和音さん。苗字が何度紹介されても覚えられなかったけど、名前は「わおん」と書いて「かずね」さん。さては、ご両親は音楽家か?
和音さんは、恐らく落合徹也氏(a.k.a. 弦一徹)以来のマルチ・インストゥルメンタリストじゃないかな?伴奏のみならず、シンセ・ベースやシンセ・ストリングス、更にコーラスまで担う。
極めつけは、「好きこそものの上手なれ」で披露したトランペット。シンセ・ホーンじゃなくて、本物のトランペット。かつて本田雅人さんや小池修さんが、サックスで演奏したパート。間奏のソロでは、観客の喝采が沸き起るほどでした。
こういうのを虫の知らせって言うんでしょうねぇ。ファンクラブを辞めて随分になります。オフィシャルサイトでも同様の先行申込みができたので、辞めても大丈夫という勝算がありました。それが今やファンクラブか一般発売だけ。ぴあ、イープラス等での先行もありません。大誤算でした。
その上、チケット代の高騰。昼夜二公演鑑賞なんて無理。アフタヌーン・ショーだけ観て帰るのは辛かった。潔くイブニング・ショーを諦められるように、かつては品川プリンスで「スター・ウォーズ」の新作を観たり、別のアーティストのコンサートをハシゴしたり・・・・とうとうコロナ禍で行かなくなった。
で、気が付けば6年振り。有美さんバンドに、一体何年振りの新メンバーだろう?しかも、女性は初めてじゃねぇ?おまけに、従来のバンドに足りなかったもの=ベース、コーラス、そして、ホーンをこなしてしまう。何て逸材だ!
まだまだ楽しみたかったのに、1時間ほど経った頃、"Feel Me" が始まった。各々100分程度って話じゃなかったっけ?結局、アンコール込みで85分くらいかなぁ~。だったら、Billboard Live とか、Cotton Club とか、もっと相応しい会場があるじゃん。
どうしても、このまま帰途に就く気にはなれなかった。そこで閃いたのが、映画です。東海道線なら川崎まで一駅だ。せっかく1,000円払って会員に復帰したので、109シネマズ川崎で映画を観て帰った。そっちは、また別の機会に (^_-)-☆
さて、セットリストなんて、帰宅した頃には、すっかり忘れていました。誰か分かる方、いらっしゃいませんか?

<< 追記:20224年1月22日 >>
昨年一度素通りしていたアメブロのkazeni05さんが、セットリストを追加掲載されていらっしゃいました。一言断りを入れておこうと思ったのですが、コメントを受け付けていないようだったので、この場で転載許可を申請いたします。
- 未完成 from “Believe In” 1987
- 空からの贈り物 from “docile” 1992
- いちばん大好きだった from “docile” 1992
- Pajama Days from “愛は元気です。” 1991
- FU TA MA TA from “愛する人へ 〜A MON COEUR〜” 1993
- 朝は朝 嘘は嘘 from “Face” 1988
- ベストセラー from the single of the same title 2001, different version on “マイ・プレジャー〜With my pleasure〜” 2001
- 優しいのにも程がある from “圧倒的に片想い” 1995
- Instrumental part I from “圧倒的に片想い” 1995
- 好きこそものの上手なれ from “愛する人へ 〜A MON COEUR〜” 1993
- FEEL ME from “Face” 1988
- 信じるものに救われる from “圧倒的に片想い” 1995
- 笑顔 from “Crystal Time ~谷村有美 コンプリート・レコーディングス Sony Music Years BOX~” 2007 【encore】
- サンタをむかえに行く夜 from “White Songs” 1991
- We Wish You a Merry Christmas excerpt from the traditional christmas carol
過去にリクエストを募集していた頃、ちっともリクエストに応えてくれなかった曲を、今頃やってくるなんて意地悪な有美さん!しかも、すぐには気付けなかったSunHeroは、ホント情けない。あの8曲目は、クリコンで初めてじゃないのか?ブランクがあるから、断言できないのが悔しい。
とにかく、前半の選曲は6年前に感じていたマンネリを、完全に打破してくれました。オープニングの「未完成」なんて、ファースト・アルバムの曲だと分かったまでは良かったが、帰宅後ストリーミングでアルバムを聞き返しても、どれだか分からなかった。次の「空からの贈り物」に至っては、どのアルバムか全く思い出せなかった。
昨年でクリコン20回。一区切り付けたことをアピールするには、十分過ぎるセトリでした。否、セトリだけじゃない!〇〇和音さんのおかげで、演奏に彩りが加わって、90分足らずだったとは言え、本当に行って良かった。
ただねぇ~、随分お世話になったKANさんのことに、全く触れなかったのは悲しいねぇ。でも、噂によれば、Evening Show では「愛は勝つ」を歌ったそうです。新編成のバンドで、リハが間に合わなかった?とかじゃないよねぇ~。
それから、クリコン


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この記事へのコメント
SunHero
All that her fans want is a new recording from her whether it may be a single, an album, a CD-R or anything else. Why doesn't her husband help her making new songs? He must have no time for violence.
Dogwood