70代で手術となると、術後は体力を消耗して、かなり痩せてしまったことが想像される。79歳で亡くなった我が父の場合は、肺気腫を患ったまま、大腸ガンの手術を受けた。体力は戻らず、退院後も酸素吸引を装着した生活だった。自宅で1ヶ月生活した後、肺炎を発症し、帰らぬ人となった。
谷村自身もツアー開催に向けて、リハビリに励んでいたようだが、体力が回復するどころか、とても残念な結果になった。残された二人、堀内孝雄と矢沢透は、今後どうするのだろうか?未完のツアーを追悼コンサートに切り替えて、スケジュールを全うするのだろうか?
もう谷村新司の歌声を生で聞くことができないと思うと、やるせない気持ちで一杯だ。2013年の40周年ツアーで、急遽決まったゲネプロ公開の光景が脳裏を過った。終演後の「Alice XI」の手渡し会で、至近距離で見た三人の姿だ。
それ以前にも、中国出身の歌手=Alanの2nd Concertでお目に掛かっていた。彼女のレパートリーには、谷村さん書き下ろしの楽曲があったからだろう。惜しいニアミスだった。
個人事務所DAOによれば、10月8日に亡くなって、15日に近親者で葬儀が執り行われたそうだ。事務所によれば、後日、忍ぶ会を催すそうだ。素敵な曲をありがとう。謹んでご冥福をお祈り致します。
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