どうなる?OCN(& goo)

OCN_logo.png

5月25日にプレスリリースでしれ~っと公表されていたが、OCNやgooを運営するNTTレゾナントが、7月1日付けでNTTドコモと(事実上の吸収)合併することになった。それに伴い、OCNモバイルONEおよびOCN光の新規申込みの受付が終了する。6月20日の発表で、前者は6月26日、後者は6月30日というのは、大企業のすることじゃない!

合併後も既存ユーザーには従来通りのサービスを提供するそうだが、元々OCNの携帯電話事業もインターネット事業もdocomoと競合している。ただ、前者に関しては、大容量プランばかりのdocomoと小容量プランばかりのOCNという棲み分けが、一足先に出来ていた。果たして、それだけで済むのだろうか?

後者だって問題だ。ドコモ光に統合された場合、OCN光契約者はフレッツ光クロスへの乗り換えに際して、何か優遇してもらえるのだろうか?例えば、初期費用無料とか、OCN IDがそのままドコモ光のアカウントに使えるとか・・・・だ。ドコモ光もOCN光も、元々はNTT Communications(以下、NTTコム)の光回線を使っている。光通信事業だけでも、NTTコムに返納すべきだと思う。

問題はそれだけでは無い。OCNユーザーにとってややこしいのが、3つのIDだ。すなわち、goo ID、OCN ID、dアカウントIDだ。バビル二世じゃないんだから、1つで十分だと思っている。きっとdアカウントIDに統一されるのだろう。合併で期待できるメリットなんて、その程度だろう。

OCNモバイルONEで気掛かりなのは、「MUSICカウントフリー」の存続だ。今年に入ってから、音楽通信量に関しては3GBを下回っているが、それが有料になった場合、プランの・・・・否、キャリアの見直しを迫られることになる。

gooSimsellerという怪しい名前でスタートし、OCNオンラインショップというまともな名称に変更になったと思ったら、もう閉店ガラガラになるらしい。豊富な品揃えと破格の割安感で人気を博したOCNだが、4月21日から「人気のスマホSALE」という売切れ御免の特価販売を始めた時、その真意を探るべきだった。

NTTグループの稼ぎ頭=docomoの横暴は、グループ内でもまかり通るようだ。NTTコムのポータルサイト=gooの運営会社だったNTTレゾナントに、OCN事業を委譲したら、全部docomoに持って行かれてしまった。

NTTレゾナント側の社員は、人事異動の名の下にレストラされるんだろうな。そして、goo blogの利用者にも、どんなに非情なお達しがあるのか?ただでさえ、ブログ・サービスはどんどん減っている。

もう合併まで10日を切っているというのに、その後の動静がサッパリ分からない。事と次第によっては、代替MVNOの目星を付けておくべきかもしれない。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック
エンターテインメントランキング
エンターテインメントランキング
人気ブログランキングでフォロー

©Entertainment Weblodge SunHero
All rights reserved (except where noted)