Bryan Adamsの心地よい疲れが癒えた頃、STINGの来日公演に行きました。会場は東京オリンピックの競技会場のひとつだった有明アリーナ。再オープンしたのは、昨年10月1日だそうです。真新しい会場を訪れるのも楽しみだったんですが、最近はすっかり億劫になってしまいました。
何しろ、同じ東京都なのに、遠い、遠い!だから、ルートも沢山あって、刻一刻と最善ルートが変わる。結局、家を出る直前のルート検索で、遅延が予想されて不安な都バス利用になりました。それは先にぶちまけた通りです。さて、いよいよ開演です。まずセットリストをご覧ください。
STING "MY SONGS" JAPAN TOUR 2023
@Ariake Arena, March 12, 2023
- Message in a Bottle from "Reggatta de Blanc" 1979
- Englishman in New York from "...Nothing Like the Sun" 1987
- Every Little Thing She Does Is Magic from "Ghost in the Machine" 1981
- If It's Love from "The Bridge" 2021
- Loving You from "The Bridge" 2021
- Rushing Water from "The Bridge" 2021
- If I Ever Lose My Faith in You from "Ten Summoner's Tales" 1993
- Fields of Gold from "Ten Summoner's Tales" 1993
- Brand New Day from "Brand New Day" 1999
- Shape of My Heart from "Ten Summoner's Tales" 1993
- Heavy Cloud No Rain from "Ten Summoner's Tales" 1993
- Seven Days from "Ten Summoner's Tales" 1993
- Mad About You from "The Soul Cages" 1991
- What Could Have Been from the soundtrack "Arcane: League of Legends" on Netflix 2021
- Wrapped Around Your Finger from "Synchronicity" 1983
- Walking on the Moon from "Reggatta de Blanc" 1979
- So Lonely from "Outlandos d'Amour" 1978
- Desert Rose from "Brand New Day" 1999
- King of Pain from "Synchronicity" 1983 [joined by Joe Sumner]
- Every Breath You Take from "Synchronicity" 1983
〔encore〕- Roxanne from "Outlandos d'Amour" 1978
- Fragile from "...Nothing Like the Sun" 1987
さて、定刻を過ぎて数分くらいだろうか?ステージに現われたのは、Special Guest(=前座)のJoe Sumner一人。自らも「STINGは、お父さんです」と自己紹介。以後も日本語を交えたトークで、「お父さん」目当ての観客の注目を集めていた。5曲やった気がしてならないが、どこのライブ・レポートにも4曲しか載っていなかった。
15年前、The Policeの前座で来日した時は、Fiction Planeという3ピース・バンドだった。2003年にMCAから全世界デビューを果たし、その翌年には来日公演を行なっていた。SunHeroは仕事を必死で終わらせ、東京ドームに駆けつけた。どうにか父ちゃん達のライブだけ観れた。
前座で二度目の来日を果たした訳だが、インディー・シーンでもう3枚のアルバムと1枚のライブDVDを発表(いずれも日本未発売)して解散した。まもなくソロで初めてのアルバムをリリースするようだが、それに先駆けて先月初旬にライブEPを配信リリースしていた。それが5曲入りだったんだけど、本当に4曲しかやらなかったのかなぁ~?
30分弱のJoe君の弾き語りの後、お約束の15分休憩となった。順番が前後したが、トイレ⇒水分補給を済ませたら、場内アナウンスに急かされた。17時45分を少し回った頃だと思うが、お待ちかねのSTINGと御一行サムナーの登場だ。
のっけから「孤独のメッセージ」なんかやるから、いきなり観客総立ち!中盤の緩い展開でも、ステージ方向の客は座ってくれない。奇跡的にアリーナ席、それも最前のAブロック列だったが、1時間40分余り(真偽不明?)・・・・演奏中は良かったが、終演と同時にどっと疲れが出た。
御年71歳のSTING様、鍛え上げたスリムな肉体でもキツくなったのか、ベースはちゃんと弾くが、歌の方はコーラスの黒人男女に任せる場面もあった。仕舞いには、御子息のJoe君まで登場。流石の息子でも、父親のハイトーンには及ばなかった。
あともう一人、コーラス担当はいたが、彼の本業はハーモニカだった。かつてWinton MarsalisやChris Botti等が務めたトランペット・パートまでカバーする名手だが、”Brand New Day”の前振りで、STINGからStevie(Wonder)のように吹けるかい?と挑発されて苦笑していた。曲が始まっても、イントロのハーモニカの演奏で、その程度かい?と詰め寄る。
何しろ、今回インカム・マイクを身に付けていたので、自由にステージを歩き回っていた。ところが、序盤のどの曲だったか、外れてしまった。スタッフが二人係りで応急処置。突然身動きが取れなくなって、観念した表情で戯けたり。東京だけど、名古屋かな進行は面白かった。
そもそもツアー・タイトルにある通り、テーマは “My Songs” だ。4年前の来日公演の後、コロナでツアーが途切れてしまった。今回は仕切り直しの来日公演。序盤とクライマックスはThe Policeの曲で盛り上げながらも、最新アルバムから立て続けに3曲披露したり、My Songs=Mr. Sumner's Songsという訳か、“Ten Summoner's Tales”から4曲もやった。
唯一判らなかった曲は "What Could Have Been" だ。Netflixなんて契約したこと無いんだから当然だ。背後に映し出されたアニメは、抜粋映像だったと言う訳か。ストリーミングで直前予習をした際も、見事に見落としてしまった。失礼ながら、そんなに思い入れのある曲だったですか?どうもすいません。
でも、そこからのアリナミンV・・・・じゃなくて、V字回復は凄かった!特に”So Lonely”がね。みんな矢継ぎ早に「そろ~り、そろ~り、そろ~りー!」と、歌詞とは裏腹に(?)、叫ぶ、跳ねる、回る?でも、SunHeroは体力温存。
その時はアンコールで待っていた。もちろん、曲は「63」だ!後半で繰り広げられる「ロクさんの~、ロクさんのー!」の応酬、思い切り声を張り上げられる喜びをヒシヒシと感じた。
さあ~、これで次のライブ(Jackson Browne)に備えられます。
あっ!まだチケット、発券してな~い。間違えるよりはマシだけど、発券し忘れて会場に行っちゃったりして?
過去にマジで忘れて会場に行っちゃって、どうにか潜り込むことに成功しましたなんてことがありました。あの時ほど電子チケットの必要性を感じたことはありません。でも、紙チケットにどっぷりと慣らされてきた者としては、まだまだスマチケとか抵抗あります。
この記事へのコメント
Dogwood