スガシカオ - 26th Anniversary Live 「Hitori Sugar VS ファンクザウルス」 at Nakano Sunplaza, February 26, 2023

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1975年のHelen Reddyに始まって、2023年のスガシカオで終える。1階席に始まり、2階席で終わる。色んなアーティストの公演を色んな席で観ました。社会人になっても、平日は毎日通勤電車の窓から眺めていた。都心のホールで、駅にこんなに近いのは、他にないんじゃない?建て替えのため、7月2日で閉館する。これが最後のサンプラザになるのかな?

ここで観たライブで一番印象に残っているのは、何と言っても1978年のBilly Joelの初来日公演でしょう。翌年以降は、武道館か横アリばかりになってしまったから、あんなに間近で観られたのは奇跡だ。しかも、終演後にはロビーで福田一郎氏や湯川れい子氏が、関係者と雑談していた。無料配布されていたコンサート・リーフレットに、福田氏のサインをもらった。

思い出の詰まったホールが、いよいよ閉館となる。SunHeroにとって、〆はスガシカオ!ローチケの最速予約に申し込んだが、結果はまさかの2階席って、酷すぎないかい?ファンクラブに入っていないと、1階前半の席なんて無理なんだろうな。でも、中央寄りの眺めのいい席だった。

前回シカオちゃんのライブに行ったのは、何と9年4ヶ月前。某有名大学の学祭ライブだった。チケットを発券したら、「う列」だった。歴史のある大学は古風だね~。

当日、自分の座席を確認して、学祭実行委員会の良心的な配慮に感激してしまった。前から3列目で、ほぼほぼシカオちゃんの真正面。しかも、ステージが大人の腰の高さくらいという低床。周りを見渡しても、学生には見えない一般客ばかり。

もうそれだけで、開演前から舞い上がっちゃって、会場を一歩出たら、何にも思い出せない。ただただ興奮が冷めずに、キャンパス内をうろつき回っていた。

その後10年、うかつにもCDすら買わない時期が続いた。すっかりご無沙汰だったので、2月3日に出たばかりのニュー・アルバムをはじめ、この間にリリースになった楽曲をストリーミングで集中予習。後は当日に向けて体調を整えるだけ?

なのに、なぜか、こういう大事な日に、昼過ぎまで寝てしまうのか?日曜開催のコンサートって、最近は開演がやたら早い。思わず「PROGRESS」の一節が脳裏を過る。「あと、ちょっとだけ、早く~~~起きよ」

早めに中野へ行って、マクドでもケンタでもドトールでもいいから、腹ごしらえしておこうという腹積りが台無しだ。中野サンプラザの雄姿を撮影する余裕もなくなってしまった。

開演予定の10分前にチケットをもぎってもらい、売店でペットボトル飲料を買って、係員が着席を促す中、小用を済ませ、自分の席へ。これが「ホントの自分って言うらしい」

さて、飲料で喉を潤して、気持ちが落ち着いてきたら、異様な光景に気付いた。いくら中野サンプラザはアイドルのライブが多いからって、シカオちゃんのライブにまでペンライトを持参する?

しかも、もはやペンライトとは呼べない形状の発光物体まである。シカオちゃんの遊び心なんでしょうか?公式グッズとして、ロビーで販売していたそうです。

やがて、客電がゆっくりと落ちて、シカオちゃん一人だけが登場。そっか、前半は「Hitori Sugar」=基本、シカオちゃんのギター弾き語り。その場でギターを駆使して、バックトラックを作ってしまう山崎まさよしとは違って、曲によっては自動伴奏が付くところがシカオちゃんらしい。

ほぼ1時間の「ひとりシュガー」の後は、どういう風にバンドが加わるのかと思ったら、トイレ休憩15分。男女とも通路にまではみ出すほどの行列。これだけで15分が過ぎちゃうんじゃないか?SunHeroは、例の光る物体を買おうと思ったが、グッズ売り場の待ち列は2階席へ続く階段まで伸びていた。

さて、後半は新バンド=ファンクザウルスのお披露目ライブ。1曲目のイントロから立ち上がる人=多数。SunHeroの視線を遮るように、通路にはみ出してきた客のせいで、仕方なく立ち上がった。関節がすっかり錆び付いてしまったのか、ご機嫌なグルーブに身体が全く反応しない。

SunHeroの身体がようやく解れてきた頃、Go-Goメドレーをやると言い出した。ワシントンDCの黒人たちが始めた音楽のスタイルのことだ。日本ではヨーロッパ産の速いビートの音楽が流行っていたこともあって、根っからの黒人音楽好き以外には知れ渡らなかった。だからこそ、今やることに新鮮味がある。

でも、メドレーの中でOhio Playersの ”Fire” を日本語でやった時、オリジナルのネチっこい演奏を思い出して、ファンクというよりはロックなアレンジに、選曲を間違ったと思った。どうせやるなら、Shikao & the Family Sugarの由来となったSly & the Family Stoneの曲とか、他にやるべき曲がごまんとあっただろうに。

続くカバー曲 ”Harlem Nocturne” も、サックスのパートをギターでやるもんだから、セットリストを確認するまで分からんかった。サンタナが、あんな感じでカバーしたら、面白いかも!というか、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」みたいだった。

そうなんだよ!シカオちゃんは、何かにつけてファンク!ファンク!というけど、それだけじゃ日本の音楽界で生き延びれないのを十分に承知していて、表向きは王道J-Pop路線でシングルを出したり、他のアーティストに曲を提供したりしている。だから、本当にやりたい音楽は、ライブで披露することになる。

ところが、一番ファンキーに盛り上がるべきところで、ネチっこさのない歯切れのいい ”Fire” を聞かされちゃうと、チョッチ残念だよ。でも、シカオちゃんの音楽の二面性を、こうして見せてくれたのは面白い趣向だ。1回のライブで、二度おいしい!

一夜限りのスペシャル・ライブは、アンコール無しで終演となった。場内の明かりが点いたら、まだ19時半にもなっていなかった。100ccくらい残っていた飲料を飲み干し、会場を後にした。さらば、サンプラザ!新しくなったら、また来るゾ (^_^)ノ

翌朝になって、ふくらはぎ・ひざ・ふとももが、相次いで悲鳴を上げた。アンメルツを塗り捲った。家族から苦情が来た。それでも、昼近くにもう一度塗り捲って寝た。コンサートに行くにも、日頃のトレーニングが大事らしい。


スガシカオ 26th Anniversary Live 「Hitori Sugar VS ファンクザウルス」
       2023年2月26日・中野サンプラザ


Hitori Sugar(弾き語り)
 1.ヒットチャートをかけぬけろ(デビュー曲)
 2.労働なんかしないで 光合成だけで生きたい
 3.スターマイン
 4.灯火
 5.そろそろいかなくちゃ
 6.Party People
 7.アストライド
 8.さよならサンセット
 9.深夜、国道沿いにて
 10.Progress

ファンクザウルス
 1.バカがFUNKでやってくる
 2.ぼくはマザコン
 3.したくてたまらない
 4.GoGoメドレー
  叩けばホコリばっかし-short ver.-~
  たとえば朝のバス停~
  Fire(Ohio Players)~
  Harlem Nocturne(Sam Taylor)~
  USO~
  メルカリFUNK-short ver.-
 5.スガシカオで領収書ください
 6.おれのせい
 7.おれたちはこれでいいのか



この記事へのコメント

  • SunHero

    Dogwoodさん、毎度コメントありがとうございます。

    ホントに本出したら買ってくれます?
    自費出版するくらいなら、もっとコンサートに行きたいんですがね。
    誰か出版に興味を持ってくれる編集者、知りませんか?

    ところで、もし売れなかったら、全部買い取って下さいね!
    2023年03月10日 02:26
  • Dogwood

    シカオちゃん!さすが師匠、フトコロが深いですね。Progressしか知らないワタシは、FUNKのイメージは無かったなぁ。スガシカオ愛が伝わるナイスレポでした。師匠、今度中野サンプラザライブ体験記を出版されては如何でしょうか?邦楽編、洋楽編どちらも絶対売れますよ。もちろん買います、ワタシも!
    2023年03月09日 22:20

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