
マイナンバーカードを受け取りに出掛けて、散々な目に遭ったのは、先日お伝えした通り。とりわけ焦ったのは、イオンカードの紛失だ。幸いなことに、カードの紛失と再発行の手続きが、スマホアプリで一元的に行えたので、大事には至らなかった。そして、昨日、再発行されたカードが届いた。昔は最短2週間だったから、随分早くなったものだ。
さて、カード番号とセキュリティーコードが変わるのは想定内だったが、有効期限はそのままだった。もうどこのカード会社か覚えていないほど昔、クレジットカードを紛失した際は、新たに再発行月から3年に更新された。もっと昔なら、毎年新しいカードが届けられた。磁気テープからICチップへ、セキュリティーの強化と共に、耐用年数が延びたからだ。
近い将来、プラスティック・カードの発行も終了して、電子マネーのようにスマホ・アプリになると言われている。その先鞭として、既にVISAタッチやPayPayのあと払いが実用化されている。
すなわち、電子マネーの要領で支払をすると、データがクレジット会社に送られ、集計金額が毎月所定の日に銀行口座から引き落とされる。これだと、電子マネーの残高を時々チェックして、必要に応じてチャージをする手間(と心配)がなくなる。
デビット・カードのように、即座に銀行口座から引き落とされるより、猶予があるがところがミソだ。デビット・カードは既に20世紀に登場していて、当初はキャッシュ・カードとは別に発行されていた。
程なくキャッシュ・カードと統合されて、クレジット・カードの要領で支払うと、代金が即座に口座から落とされるようになった。給料日前など残高不足で決済不成立になって、店頭で恥を掻くのが嫌で、SunHeroは長年敬遠していた。
数年前、通帳を仕舞っている引き出しから、さくら銀行の通帳が出てきた。残高は0円だったが、利息が未記帳だったりしたら勿体ないと思い、最寄の三井住友銀行の支店へ行った。行員の勧めで、さくら銀行の口座は解約して、改めて三井住友銀行で口座開設をした。
えっ?結局、さくら銀行には残高があったのかって?実は記帳こそしていなかったが、某CD通販店へ代金を払うのに、三井住友銀行を使っていた。先方がみずほにも口座を持っていれば、振込手数料は100円(税抜)程度だったが、三井住友の支店同士だとナント0円だった。従って、振込時の端数(小銭)が、解約時に残っていた。
長年みずほ銀行しか利用していなかったので、三井住友の先進的なラインアップには、浦島太郎気分だった。三井住友NLカードというクレジットカードは、カード番号やセキュリティー・コードの記載が無い。それらはスマホ・アプリで確認する仕組みだ。また、キャッシュ・カードにはデビット・カード機能が付帯していて、店舗に対応端末があればVISAタッチ、そうでなければクレジット・カードの要領で支払うだけ。
みずほのキャッシュ・カードはクレジット・カード兼用で、カード表面には口座情報やカード番号はもとより、みずほダイレクト(インターネット・バンキング)にログインする際などに必要な顧客番号まで記載されている。裏面には、もちろんセキュリティー・コードが印字されている。SunHeroの顧客情報は、ダダ漏れだ。
それでも、みずほマイレージクラブに入会したのは、「うれしい特典」の数々だった。だが、年々特典は改悪の一途を辿り、一体何が「うれしい特典」なんだと怒り心頭。加えて、度重なるシステム障害。刷新されたスマホ・アプリも、時々残高が更新されないことがある。
他にも、個人的な事情だが、数年前に近所にあったみずほの出張所が撤退した。徒歩圏内から”銀行”がなくなった。公共交通機関で行ける一番近い銀行は、三井住友になった。ネット専業銀行では、もはや銀行印は不要だし、三井住友で改めて口座を開設し直した際、銀行印も登録したが、自署を何度もボードに書いて登録し(=筆跡の特徴を覚えさせ)た。
第一勧業銀行時代から世話になったみずほちゃんだけど、腐れ縁も程々にしないとね。紙幣も貨幣も無くなって、電子通貨になる日は、案外近いかもよ。
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