
そう言えば、昨年暮れには、来日30周年記念と称して、The Rolling Stones Recordsから発売されたオリジナル・アルバム14作品が、紙ジャケット仕様で再発された。1990年の初来日の時は、当時勤めていた会社では、部長クラスまでがチケット獲りに奔走していた。ある部長は、幻に終わった1973年の公演チケットを払い戻さずに持っていると自慢していた。
アルバム「ア・ビガー・バン」 (2005) 発売の前年に、Charlieは喉頭癌であることを公表し、放射線治療等を受けていたそうだが、アルバムのプロモーションで行なったワールド・ツアーに参加した。来日公演のメンバー紹介でも、一際大きな喝采を浴びたそうだ。
癌は一進一退だったらしく、Charlieは随分痩せていたが、サポート・ドラマーを置くことも無く、全曲きっちりリズムを刻んでくれた。周りの観客はミックの煽りに素直に反応していたが、SunHeroは無意識的にリズム・セクションが繰り出す小気味よいリズムに身を委ねていた。きっと、いつになくジャズっぽいドラミングに、Charlieらしさを感じて魅了されてしまったのだろう。
チャーリー、お疲れ様でした。ご冥福をお祈り致します。
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