What's up with Charlie?

RS-sgl_living-in-a-ghost-town.jpgSonny Chibaがコロナ肺炎で亡くなったばかりだというのに、今度はCharlie Wattsが逝ってしまった。80歳だった。The Rolling Stonesの長老にして要であったため、今後残されたメンバーで追悼公演を行うことはあっても、バンドの新作がリリースされることは無いだろう。昨年発表されたシングル“Living in a Ghost Town”が、最後のレコーディングになってしまった。

そう言えば、昨年暮れには、来日30周年記念と称して、The Rolling Stones Recordsから発売されたオリジナル・アルバム14作品が、紙ジャケット仕様で再発された。1990年の初来日の時は、当時勤めていた会社では、部長クラスまでがチケット獲りに奔走していた。ある部長は、幻に終わった1973年の公演チケットを払い戻さずに持っていると自慢していた。

アルバム「ア・ビガー・バン」 (2005) 発売の前年に、Charlieは喉頭癌であることを公表し、放射線治療等を受けていたそうだが、アルバムのプロモーションで行なったワールド・ツアーに参加した。来日公演のメンバー紹介でも、一際大きな喝采を浴びたそうだ。

SunHeroが最後に観に行ったのは、「ゴリラ・タング」があしらわれたベスト・アルバム“GRRR!”に伴う“14 On Fire”と銘打ったツアーだった。開演の2時間前に東京ドームに着いたのに、グッズを買い求める列に並ぶこと、1時間半。選りに選ってアリーナ席だったため、グッズ販売のテントから、ほぼドームの外周を半周回ったアリーナ席の入り口まで、息切れしそうになりながら走ったのも、懐かしい想い出だ。

癌は一進一退だったらしく、Charlieは随分痩せていたが、サポート・ドラマーを置くことも無く、全曲きっちりリズムを刻んでくれた。周りの観客はミックの煽りに素直に反応していたが、SunHeroは無意識的にリズム・セクションが繰り出す小気味よいリズムに身を委ねていた。きっと、いつになくジャズっぽいドラミングに、Charlieらしさを感じて魅了されてしまったのだろう。

チャーリー、お疲れ様でした。ご冥福をお祈り致します。

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