

EPだけにあっという間に終わってしまうので、Bluetoothイヤフォンで再生ボタンを一押しで、また聞き返してしまう。お姉さんの方は、アルバム2枚なので、イヤフォン操作だけで交互に聞くのは、チョット面倒くさい。何でアルバム2枚分をプレイリスト化してから聞こうとしなかったのか?横着の極みですね。
流石に姉・萌音さんの今回の企画はてんこ盛り過ぎて、2枚続けて聞くと疲れる・・・というか、正直途中で厭きてきてしまう。元歌をリアルタイムで知っている世代だからなのか?良く言えば、どんな曲もそつなくこなしているけど、それ故に歌い方が単調で物足りない。
布施明の「君は薔薇より美しい」が好例なんだけど、かなりの声量で歌っているはずなのに、ダイナミズムが全然伝わってこない。かと思えば、「まちぶせ」では、吐息で妙な色気を醸し出そうとしたのか?意図が全く解せない。堺校長の「さらば恋人」にはビックリしたけど、「オリビアを~」で素直に締め括った方が良かったと思う。
ベテラン・アーティストの皆さんは、一枚出して評判が良ければ、もう一枚出して、それも好評なら更にもう一枚と・・・慎重というか、ロング・セラーを狙うものです。その方がレコード会社としても長期的なセールスが見込めるし、ピークを見極めたところでカバー・アルバムを3枚組とかで出して、ダメ押し的に売上の上乗せを図るもの。
ユニバーサルさん、何故セオリーを無視してまで、バラ売りとセット売りを同時発売したんですか?2枚別々に買うファンがいると思う???同時にダメ押しの2枚組に映像ディスクを付けて、個別に買うより高い価格を付けて出す。ファンなら、無理してでも、そっち買うでしょ。あるいは、ファンなら三種の神器(仁義?笑)とばかりに、全種類買うか。
だから、オジサンは”背信”行為に出た。配信なら、好きな曲だけ選んで、聞きやすい順に並べ換えて・・・オジサン専用のプレイリストにできる!ところが、捻くれ者のSunHeroが作成したプレイリストは、以下の通り本家の楽曲を同じ順番で並べることだった。(^。^)yeah!
「あの歌 -1-」の方は上手く行ったけど、「あの歌 -2-」はトラブル発生!ブルーハーツが配信されていない模様です。さらに、原田知世もフォーライフ移籍前のいわゆるアイドル時代の音源が皆無。仕方ないので、最近のセルフカバーを代打に指名。
ちなみに、「ダンデライオン」は原田知世のシングルが出た翌月にユーミンが発売したアルバムにも収録されていて、今の時代から振り返れば「誤差」の範囲内ではないかと。だから、元祖と本家の両方とも取り上げました。一方「まちぶせ」は、流石に誤差とは見做せませんが・・・プレイリストの通りです。
この2曲に加えて、松田聖子の「制服」も実はユーミン提供曲。いくら何でも『あの歌 -2-』だけで3曲も、元を質せばユーミン。ついでに、前述の「制服」に加えて、『あの歌 -1-』の「キャンディー」・「木綿のハンカチーフ」は、松本隆の作詞。選曲の偏りは否めません。
アルバムに起伏を持たせる意味でも、選曲はもっと慎重にやって欲しかった。そもそも、21曲も選んでおいて、ピンク・レディーと中森明菜が無いのは不思議。両アーティストとも、アルバムに緩急を付けるのにモッテコイな曲が何曲もあるじゃない!
別の見方をしても、キャンディーズ~山口百恵~松田聖子とCBS/SONYの看板スターを揃えておいて、山口百恵のオリコン1位を何度も阻んだピンク・レディー (ビクター)、松田聖子でも獲れなかったレコード大賞に二度も輝いた中森明菜 (ワーナー)を取り上げなかったのは、ますます納得いかない。なぜユニバーサルはそんなにソニーに忖度したのか?
上白石萌音という歌手を、もっと大事に育てて欲しい。
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