とにかく、NUROがSo-netの他のサービスから分離されてしまった。当初、5月下旬実施予定だったが、実際には6月15日からNURO会員だ。暫定的にSo-netのマイページにはログインできるが、ソネットポイントが貯まるサービスは全く参加できない。So-netの他サービスへの変更もできない。
些か困惑している。新たに登場したSONY製ONU/ホームゲートウェイは、新規申込者にしか貸与されない。市販の予定も無いという。その上、玄関の鍵を遠隔操作できるオートロック機器と抱き合わせで、初期費用5,500円と月額550円が掛かる。
しかも、このQrio Lockが玄関の鍵に適合しない場合は、ONU/ホームゲートウェイも別物に取り替えるそうだ。恐らく既存NUROユーザーには貸与されているHUAWEI製と交換だろう。トランプ前大統領が警鐘を鳴らしたにも拘わらず、ソニーネットワークコミュニケーションズは未だに知らん顔だ。
ついでながら、大泉洋の「否ぁ~!」と叫ぶCMも、米倉涼子の「楽天モバイル」並みに騒々しい。近未来のインターネットはNUROが切り拓くというメッセージは、例えば多部未華子の産休でコンセプトを大幅変更したUQモバイルのCMのように、スマートに訴求できないのだろうか?
ライバルKDDIも10Gbpsの普及に邁進しているとは言え、提供エリアがNUROと互角とは言えないせいか、TVCMもWeb広告も見かけない。NTTも10Gpsの試験提供を豊島区辺りでようやく開始したらしい。

他社のサービスが脅威になる(シェアを奪われる)前に覇権を握る第一段階が、So-netからの分離なのだろう。だが、nuro.jpのトップページを訪れると、ワンコイン・キャンペーンの一つ目化け物が出迎えてくれる。CMといい、キャラクターといい、あれでNUROの先進性が十分アピール出来ているとは思えない。
既存ユーザーを蔑ろにしたauひかりのような改変が続くようなら、新生NUROとの付き合い方を再考するべきかもしれない。まずは、強引なスケジュールでSo-netに残ったまま凍結されているソネットポイントを、月額料金に早急に充当してもらいたい。
NURO独自の課金システムへ変更になるのに伴い、6月分と7月分が8月に合算請求されるという案内が来たからだ。月給もない、賞与もない、しょうもなくてクルマも手放してしまった現状で、2ヶ月分一万円超えの支払は非常に困る。「NURO光ユーザーに残忍なお知らせ」なんて、ほんの序の口だったことを思い知らされた。
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