そういえば、2017年頃から体調を崩していたキース・ジャレット(75歳)は、2018年に二度の脳卒中に見舞われ、昨年10月の時点で左半身に麻痺が残っていて、演奏活動への復帰は非常に厳しいというニュースがあった。二人は共演経験もあり、共に半世紀以上もジャズ界に大きな貢献をしてきた。
正直言って、ジャズには造詣の浅いSunHeroだが、彼が1985年に結成したChick Corea Elektric Bandのファースト・アルバム“Light Years”を、たまたまレコード店で耳にしてたちまち魅了された。恐る恐る来日公演を見に行ったら、妙な例えだが、ボーカルのいないKing CrimsonがYESのような衝撃を受けた。
そこから、Return To Foreverへ遡っていくことになった。何しろRTFが現役だった頃、SunHeroはCarpentersで洋楽に目覚めたばかり。知る由も無かった。高校生の頃には、同級生からWeather Reportの“Heavy Weather”とか聞かされてもピンと来なかった。
どんどん話が逸れていくようだが、Weather Reportの場合は、Manhattan Transferが”Birdland”に歌詞を付けてカバーしたのを聞いてから興味を持った。高校の同級生が興奮気味に聞かせてくれた「あのアルバム」だと分かった時は、感受性の未熟さを痛感したものです。
さて、チック・コリアは上原ひろみとも親交があって、2008年頃だったか、日本でピアノ・デュオ公演を開催したことがある。確か会場が日本武道館だと聞いて、チケットを入手しようとも思わなかったように記憶している。演奏自体がどんなに素晴らしくても、音響的にイイ席が取れなければ意味が無いからだ。
思い出話は尽きないが、ご冥福をお祈り致します。
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