Welcome Back! Mr. Virusbuster(お帰りなさい!ウィルスバスターさん)

この7代目PCが就任して、一年が経ちました。富士通のパソコンには、マカフィー・リブセーフ3年版が標準装備されていたので、就任と同時に使い始めてみましたが、昨夏にご報告した通り、半年でカスペルスキーに変更しました。そのカスペルスキーも、余りにも強固なセキュリティーゆえ、半年でGive Upとなりました。結局、2代目PCから使い続けてきたウィルスバスターに、再登板してもらうことにしました。

カスペルスキーは、こまめに様々な情報を通知してくれます。例えば、某かのプログラムがPC内蔵のカメラやマイクの使用を試みると、都度教えてくれます。Windowsの設定で、カメラは使用不可、マイクは利用可にしてあり、カスペルスキーはその原則に従って、ブロックや許可の判断を下してくれるようです。

通知のログを見ると、どんなプログラムがどんな機能を使おうとしたのか、逐一分かります。そこで、プログラム名で検索して、その正体を確認すると、大抵Windowsが標準で装備しているもの=OSを構成するプログラムでした。道理で「Windowsの設定」の「アプリと機能」を見ても、表示されない訳です。果たして、そこまで厳密に通知する必要があるのでしょうか?

むしろ、改善してほしいのは、メールの受信スピードです。時間が掛かり過ぎです。正確に計った訳ではありませんが、100通程度のメールの受信に2分半くらい掛かります。温かい目で見守れば、一通ずつ危険なメールかどうか、じっくり判定しながら受信しているように見えます。しかしながら、マカフィー・リブセーフなら1分弱、ウィルスバスターなら30~40秒しか掛かりません。

また、ブラウザーがしばしばフリーズしてしまうのも、困ったものです。Windows 10ではMicrosoft Edgeという新ブラウザーを推奨していますが、Internet ExplorerやMozilla Firefox、Google Chromeで使っていたアドオン/拡張機能/ブラグインの類いには、ほぼ全て対応していません。それぞれの提供元で確認すると、やはり推奨ブラウザーにMicrosoft Edgeはありません。

それどころか、ウィルスバスターをインストールすると、各ブラウザーに自動的に組み込まれるTrendツールバーが、Microsoft Edgeを起動しても見当たりません。FirefoxやChromeでも、初期設定ではツールバーに表示されないようですが、それぞれの拡張機能を確認すると、単に非表示になっているだけで、大抵「有効」になっているはずです。

ところが、然しものTrendmicroも、Microsoft Edgeにはお手上げのようです。最新のウイルスバスター クラウド (Ver12.0) の動作要件を確認したところ、Webブラウザの項目を見て愕然としました。「Trendツールバー、プライバシー設定チェッカーはご利用いただけません。」と明示されています。さらに、Trendツールバーの項目には、ダメ押しで「Microsoft Edge には対応しておりません。」と明記されています。

もっと恐ろしいことに、Microsoft Storeで提供されているInternet Explorer 11.0に関しては、下記の5つの機能が利用できないとあります。
  ×Trendツールバー
  ×プライバシー設定チェッカー
  ×ブラウザガード
  ×システムチューナー
  ×Web脅威対策(HTTPS)

Edgeもストア版IE11も、Trendツールバーが組み込めなければ、以降の4つの機能も実質無効です。セキュリティー・ソフトを受け付けないブラウザーの安全性は、当然Microsoftが保障してくれるんですよね!もしもの時には、Microsoftが相応の補償をしてくれるですよね?

念のため、カスペルスキーの動作要件も確認してみました。Trendmicroと違って、何とも歯切れの悪い表現です。対応ブラウザーの項目には、下記の説明が記載されています。
・Microsoft Edge 20.x-25.x 以降(入力情報の漏洩防止、カスペルスキー プラグインの機能を除く)

さらに、制限事項の項目には、下記の通り、Internet Explorerに関する不可解な表記があります。
「新しいWindowsのユーザーインターフェイスを使用しているMicrosoft Internet Explorer 10と11はサポートされていません。マイ カスペルスキーにアクセスするには、Microsoft Internet Explorer 9.0 以降を使用してください。」

どういうことなのか、どなたか解説して頂けませんか?自社の製品に対して「サポートされていません」はないだろう!なぜ正々堂々と「サポートしておりません」と記載できないのか!しかも、「9.0以降」では「10と11」も含まれちゃうでしょ?せめて、対応しているIEの入手先を掲載すべきだと思いませんか?

明らかに、不誠実さの一端が露呈してしまった文言だと思います。正直に非対応を認めているTrendmicroの方が、それはそれで早急に対処してほしいところですが、誠意は十分に感じられます。

NURO光を使い続けている限り、PCだけでなく携帯端末でも、台数無制限でカスペルスキーが使えるのに、本当に残念です。ウィルスバスターの3年版は、1ライセンスで3台までのPC・モバイル端末しか利用できません。3年毎の更新料は、他社とほぼ一緒で、およそ1万円です。SunHeroの場合、ウィルスバスターの使用期限は、2019年11月です。それ以降は、カスペルスキーで我慢するしかないのか?

結果として、この一年で、3つのセキュリティー・ソフトを実際に使用してみました。結論を集約すると、以下の通りです。
  1. )同じメール・ソフトを使っていても、受信速度に違いがある
  2. )セキュリティー・ソフトを一時的にオフにしても、アドオン/拡張機能/プラグインの類いで、インストールが出来ないものがある。
  3. ※ ブラウザー自体が脆弱性への対応に苦慮して、最も安直な自衛手段=非対応へ方針転換したものと思われます。その先駆的なブラウザーが、セキュリティー・ソフトすら受け付けないMicrosoft Edgeなのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。

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