「ファンタスティック・マック」(1975)
だから、“Mirage”(1982)
いずれにせよ、今秋は10月にFleetwood Macとして、11月にはLinsey Buckingham Christine McVieとして、全米ツアーを行なう事が、双方の公式サイトで発表になっている。前者にはStevie Nicksも参加しているようだが、ついでに来年、5人揃って来日してくれないものかと、密かに期待している。もし観に行く事ができたら、1980年以来、38年振りになる。その場合、会場は、当時は無かった東京ドームになるんだろうな。
そんな夢の話よりも気になるのが、7月にLAとNYで開催された“The Classic”というイベントだ。ヘッドライナー級の6組のグループ(Eagles、Fleetwood Mac、Steely Dan、Journey、Doobie Brothers、Earth, Wind & Fire)が出演したそうだ。故Glenn Freyの代わりに、息子のDeacon Freyと人気カントリー・シンガーのVince Gillをメンバーに迎えたEaglesと共に、Fleetwood Macはダブル・ヘッダーの一翼を担ったそうだ。
こういうイベントの情報が届く度に思うのは、TicketMasterで日本からでもチケットが申し込めるという事だ。もしチケットが買えたとして、一体どうやって観に行けばいいんだろうか?




否、やはりBuckingham McVieで構わないから、来日して欲しいな。デュオならBillboard Liveあたりでやってくれそうな気もするけど、ミュージック・チャージはSteely Dan以来の2万円超えか?バンド名義で出さなかった事を、良い方に解釈したくなる。2003年のアルバムに欠けていたものが、本作では存分に楽しめるからだ。
そう、SunHeroは、ボーカリストとしては、Stevieのダミ声より、Christineの鼻に抜ける歌声が好きだ。そういえば、2003年のアルバムの穴を埋めるかのように、隠居中のChristineが2004年に20年振りのソロ・アルバムをリリースした時は、ホント戸惑った。あれは甥っ子のDan Perfectが全てお膳立てした成果だった。だが、結局、アルバムを出しただけで、一切のプロモーションは無かった。
御年71歳でのChristineの現役復帰と、それを実現したLinseyの裏方までこなすマルチ振り、音を聞いているだけで嬉しくなった。9曲目の"On With The Show"は、2014年の再結成ツアーのタイトルだ。Christineは折に触れてStevieのレコーディング参加を呼び掛けていて、その想いは"Red Sun"にも現れている。レコーディングには参加しなかったStevieも、ツアーには参加しているらしい。これ聞いて、期待するなという方が無理だろう。
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