「戦争」がやって来る!?~米西海岸の陽気なファンク・バンドの東京公演迫る


マジでキナ臭い状況になってきましたね。昨年までだったら、北朝鮮のミサイル発射で電車が止まるなんてこと無かったのに、一部の鉄道が緊急避難停車したそうですね。J-ALERT (全国瞬時警報システム)が発令されていなくても、ミサイル発射情報が流れた途端に止まっちゃう。日本中が今、1960年代にアメリカが経験したキューバ危機のような深刻な状況に晒されているという訳です。

今回は、威嚇するどころか、発射に失敗して、ホッとしていますが、某君(暴君)が日本や韓国の米軍基地を攻撃すると公言している以上、予断は許されません。SunHeroの住む東京西部には、横田基地があります。そのほぼ真南には、厚木基地もあります。どうせ狙い通りの攻撃なんて出来っこありません。

でも、裏を返せば、SunHeroが住んでいる一帯に飛んでくる可能性だってあります。日本にも、ファーストじゃなくて、セカンドでもなくて、サード(THAAD)を配備して欲しいと思いませんか?

そんな状況下、今月アメリカ西海岸から「戦争」がやって来ます。こちらの「戦争」は、陽気なファンク・バンドです。元々はサンフランシスコのローカル・バンドで、イギリス出身のブルース・ロック・シンガー=Eric Burdonに見いだされる前は、Night Shiftと名乗っていたそうです。

Eric Burdonは、「朝日のあたる家」で知られるAnimalsのボーカリストでした。バンド解散後、1966年に活動拠点をサンフランシスコに移し、新たにEric Burdon & The Animalsを結成しました。英国人としてイチ早く、彼の地で沸き起こった音楽ムーヴメントに飛び込んで行った訳です。

1970年代に入る頃には、サイケデリック・サウンドに象徴される新興ロックの熱狂も冷めて来ます。そんな折、Eric BurdonはNight Shiftの連中と出会い、1970年にEric Burdon & Warとして再出発します。ところが、デビュー・アルバムを発表して、プロモーション・ツアーに出たものの、ヨーロッパ・ツアー中に急に嫌気が差したのか、戦争放棄、すなわち、Warを解雇してしまいました。

これがWarにとっては、好機到来となりました。レコード会社との契約が有効だったおかげで、1971年にEric Burdon抜きでアルバムを発表し、以後1976年までTop10ヒットを連発する人気バンドとなりました。しかし、ディスコ・サウンドがヒット・チャートを席巻する時代になって、都会的で洗練されたファンク・サウンドは急速に支持を失ってしまいます。

Warが再び注目されるようになったのは、1990年代=サンプリングの時代でした。DJたちがこぞって彼等の曲を使い始めたのです。最も有名なサンプリング・ネタは“Low Rider”(1975年 7位)でしょう。これを契機に、1994年ほぼ10年振りのニュー・アルバムをリリース。21世紀に入っても、2014年、実に20年振りの新作を発表しました。

過去に何度も来日しているそうですが、今回は唯一人のオリジナル・メンバー=Lonnie Jordanを中心に、最新アルバムのメンバーで、5月15日&16日にブルーノート東京に出演予定です。こんなご時世だからこそ、彼等の音楽で憂さ晴らし!

SunHeroがリアルタイムで聞いた最初のヒット曲と言えば、「仲間よ、目を覚ませ!」(Why Can't We Be Friends?~1975年 6位)です。某国の不信感の塊のような輩に聞かせて、改心させたいと思う一曲です。貴方が変われば、世界も変わる!世界はゲットーだ!(1972年 7位) こんなに陽気な「戦争」なら、みんな大歓迎でしょ!

ちなみに、もしJCBブランドのクレジット・カードをお持ちなら、JCB会員向けの予約サイトがお勧めです。自由席しか選べないという不自由な点もありますが、通常料金のままでワンドリンクが付きます。場所柄、飲み物も決して安くないだけに、有り難い特典ですよ。ワインを注文して、もし初ヒット(1970年 3位)の“Spill The Wine”(←Eric Burdon & War時代の演奏映像アリ)を演奏したら、こぼしてみるのも一興かも?(笑)

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