景気に無関係に高騰するチケット代に、来日アーティストのライブがとうとう一本だけ。年間トータルでも11本しか行けませんでした。年間ランキングは対象総数の上位半分以内という独自ルールのため、ナントこの部門初のTop5までに絞られる事になりました。
予算と日程とアーティストへの思い込みの強さで厳選したと言えばカッコイイですが、実は当日の疲労度も影響するという事を、否応なしに自覚させられました。上位入賞アーティストそれぞれへのコメントは、発表の後に回して、一目で見終わってしまう〔コンサート部門〕の発表です。
Top 5 CONCERTs 2016Rank Performer Venue Date
- 柴田 淳 パシフィコ横浜国立大ホール Jan.1
- 東京交響楽団(指揮:飯森範親、ピアノ:中村紘子) オリンパスホール八王子 May 4
- RINGO STARR & His All-Starr Band Bunkamuraオーチャードホール Nov.2
- 土岐麻子 恵比寿 ザ・ガーデンホール Dec.23
- 元ちとせ 浜離宮朝日ホール Feb.19
No.1は、しばじゅんのデビュー15周年記念で開催されたOne Night Onlyのライブでした。チケットが取れただけでも超ラッキーだったのに、発券したチケットには一階席と印字されていて、行く前から思わず笑みがこぼれてしまいました。豪華サポート・ミュージシャンに囲まれて、しばじゅんはいつも以上に緊張気味でした。安定した演奏が緊張を解して行ったのか、徐々に伸びやかになっていく歌声には、本当に癒やされました。
No.2は、まさかこれが中村紘子の最後の演奏になるとは、予想だにしていませんでした。ステージ袖からピアノへ向かう足取りは、とても慎重でゆっくりしたものでしたが、圧巻の演奏には全く衰えを感じませんでした。あれこそ全身全霊を傾けた演奏だったんだと、訃報を知ってから気付きました。改めて、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。もちろん、オーケストラの面々も触発されたのか、特に後半の演奏が素晴らしかったです。
No.3は、唯一の来日アーティストでした。若くして銃弾に倒れたJohn Lennonはどうにもなりませんが、Paul McCartney、George Harrisonに続き、元ビートルズのメンバー各々のコンサートを体験する事が出来ました。まだまだヒット曲があるのに、アンコール無しだったので、No.1にはできませんでした。
No.4は、2年振りで同じ会場で観る事になった土岐麻子。この間に新譜がリリースされたこともあって、道中も新譜ばかり聞いて臨みました。ほとんど新譜と前作からの選曲という強気な選曲には、ホント驚きました。終演後、急遽グッズを買って、握手会に参加してしまいました。
No.5は、しばらくご無沙汰していた元ちとせ。朝日ホール主催の“Premium Meets Premium”の一環として、日替わりで同ホールでライブが行なわれましたが、その中に彼女の名前を見つけて、先行予約に申し込みました。7年2ヶ月振りでしたが、洋楽のカバーも奄美民謡風の歌唱を抑えたのが功を奏して、自然に聞けました。相変わらず裸足でステージを踊り回る姿には、懐かしさが込み上げてきて微笑ましく眺めていました。
圏外とは言え、CHARや安藤裕子も最高に盛り上がりました。本数が少なかった分、充実したライブばかりだったと思います。ただ、全体として「常連さん」よりは、「お久しぶりサン」や「初めましてサン」の方が、印象が強くなりがちなのは、已むを得ないんじゃないでしょうか?
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