SunHeroが利用している固定回線サービスは、正式には「ASAHIネット auひかり ホームコース ずっとギガ得タイプ」と言う。住んでいるアパートが、既にNTTのフレッツ光に対応しているため、大家の許可を取って、単独でauひかりを引いた。
当然、auひかりのマンションタイプよりも割高だが、アパート内がメタル回線のため、フレッツ光でもSoftBank光でも、未だにMAX100Mbpsでは、比較にならない。MAX1Gbpsのauひかりの方が、断然イイに決まってTEL!(^^;)
「ホームコース ずっとギガ得タイプ」は、2年更新から3年更新にはなるが、3年目以降はずっと4,900円/月と、「ずっと」が付かない「ギガ得タイプ」より300円/月安い。そんな料金プランがある事を知って、半ばクレーム的にASAHIネットに問い合わせたら、翌月から3年契約の4,900円が適用された。
ところが、SoftBank光に象徴されるように、NTTが光回線を他社に安く開放したため、KDDI側も応戦に出た。それが、SunHeroの逆鱗に触れて、au離脱を決意させた。
すなわち、「ホームコース ずっとギガ得タイプ」を早くから利用していると、1年目=5,100円/月、2年目=5,000円/月、3年目以降=4,900円/月というネット基本料だ。それが、今、新規で申し込むと、ネットサービスが開通月無料で、2~36ヶ月目まで1,400円引き、電話サービスは基本料金500円が実質31ヶ月間無料なのだ。既存ユーザーを馬鹿にしたキャンペーンは、携帯電話だけだと思っていたが、ついに固定回線のキャンペーンにも波及してきた。
思わず、かつてアメリカで大問題になった住宅ローンの「サブプライムローン」を連想した。25~31ヶ月目までは、ネットサービスの基本料金だけなので、最低額の3,500円となる。だが、まず32ヶ月目から電話サービスの基本料500円が加算され、4,000円/月になる。そして、37ヶ月目からは、ネットの方の値引きも無くなって、一気に5,400円になる。これでようやくSunHeroと対等の料金になる。
あくまでも新規加入者が対象のキャンペーンなので、1年半前に「ホームコース ギガ得タイプ」に「ずっと」を付けてもらった時のような訳には行かない。3年間の差額は、開通月無料は同条件だったものの、1,400円✕35ヶ月+500円✕30ヶ月=64,000円だ。初月無料だから、35ヶ月平均で毎月1,828.6円程度の過払いを強いられる形だ。過払い金の請求に、アディーレ法律事務所や司法書士法人 新宿事務所、法律事務所ホームワンを頼っても、徒労に終わるだけだろう。(-_-;)
実は、「ずっと」が付かない2年契約の「ホームコース ギガ得タイプ」の方も、似たようなキャンペーンを展開していて、ネットが開通月無料&23ヶ月間750円引き、電話が開通月を含む30ヶ月無料になる。2~24ヶ月目は4,450円だが、25ヶ月から5,200円、31ヶ月目から5,700円となる。30ヶ月間の差額は、750円✕23ヶ月+500円✕29ヶ月=31,750円だ。30ヶ月平均で毎月1,058円程度の過払いだ。
半年前のキャンペーンは、内容を控えておかなかったので、具体的な数字を上げて、待遇の格差を示せないのが残念だ。確か新規加入者には今よりモットお得(ほぼ半額?)だったが、恐らく既存ユーザーから沢山クレームが来たのか、現状は前述の通りだ。
先日J:COMのモデムが設置された際に、差額料金を払って12Mbpsのモデムを320Mbpsにして貰おうかと思ったが、電話もJ:COMにすると、現状と大差無い料金だと判って断念した。個人で申し込むと、基本料金は9,048円になるが、大家が負担してくれている分を差し引いても、5,500円程度では、auひかりの方が若干安い。ネット速度を加味すれば、もはや検討対象になり得ない。
途方に暮れていたら、ある日1本の電話が掛かってきた。NURO光の代理店の1つだった。NTT回線を利用したサービスだという説明に、SoftBank光の二の舞になると思い込んでしまい、即座に断ってしまった。だが、NURO光のサイトで、よくよく確認してみれば、auひかりのように単独で光回線を引き込むので、MAX2Gbpsの速さが実現できると知った。
NURO光に直接申し込んでも、最大で3万円のキャッシュバックだったので、検索してピックアップされた代理店を、キャンペーン金額の大きい所から内容を確認した。公式サイトを見ても、何か裏があるような釈然としない説明だったので、代理店3つに問い合わせてみた。返事が来たのは2社だった。キャッシュバックの金額の大きい方は、代理店独自のキャッシュバックは開通から30ヶ月後だった。
特に粘った訳では無いが、他社が半年から1年後にキャッシュバックなので断ろうとしたら、半年後に25,000円でどうかと譲歩してきた。それでは他社と横並びだと粘ったら、とてもバカ丁寧な口調で、支払を繰り上げれば減額は当然という趣旨の説明をされた。資金繰りの苦しそうな代理店では、30ヶ月後に本当にキャッシュバックが受けられるのか不安だと言ったら、信用頂けないなら他をご利用下さいと言って、電話を切られてしまった。
残る一社は、想定問答集でも用意してあるのか、コチラの事情を踏まえた上で、一番得なプランを提案してきた。2ヶ月無料のオプションは、2ヶ月目に忘れずに解約すれば、余計な費用は一切発生しない上、半年後に27,000円のキャッシュバックを郵便為替で受け取れる。それが、SunHeroの場合は、最もお得だと・・・・で、結局申し込んでしまった。
結果的に、その代理店のサイトには明記されていないが、NUROの全てのオプションに申し込んだ形の契約だった。それは、返事の来なかった一社が、サイト上で注意事項的に記載していた事と同内容だった。当然のごとく、キャッシュバック金額も同じだ。とどのつまり、2ヶ月目に解約するオプションの数も同じということだ。
So-netのキャッシュバックと合わせて52,000円になるが、auひかりの解約金や撤去費用と相殺すると、実質的には半分くらいだし、半年先となるとKDDIへの支払が先に来てしまうだろう。だが、昨年中には有言半実行だったau離脱が、いよいよ実現することになる。EU離脱には2年くらい掛かるそうだから、妙な優越感に浸っている。
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