2016年12月26日

【訃報】 George Michael found dead on Christmas, aged 53.

そんなに熱心なファンじゃないけど、クリスマス明けの訃報には唖然とした。自宅で亡くなっているのが発見されたのは、選りに選ってクリスマスだなんて。若くして見出された非凡な才能は、若さ故に不当な報酬で搾取され、痛手から立ち直れずに、健康を害するほど自暴自棄になっていたと推測される。

21世紀になって日本ではすっかり「過去の人」扱いだったが、2004年に8年振りで発表したアルバム“Patience”(忍耐・我慢)は、母国イギリスをはじめ、ヨーロッパの多くの国でNo.1に輝いた。誰もが再出発の狼煙だと思ったはずだが、その後は薬物使用による逮捕を繰り返し、近年は健康状態に問題を抱えていたようだ。

「クラブ・トロピカーナ」(1983)は、お洒落なミュージック・ビデオのインパクトもあって、12インチ・シングルを買ったほどだが、翌年アメリカで大ブレイクすると、なぜか興味が薄れていった。丁度MTV全盛の時代で、映像的にはイケメンの相棒=Andrew Ridgeleyの方がクローズアップされていた。

当初ソロ名義で発表された「ケアレス・ウィスパー」(1984)も、結局Wham!名義でセカンド・アルバムに収録されたが、当然MVにはAndrewは登場しない。それでも報酬は二人で半分ずつじゃ、誰だってやる気、無くすでしょう。

念願の初ソロ・アルバム“Faith”(1987)が大ヒットしたのが裏目に出て、自信作だった次作“Listen Without Prejudice Vol.1”(1990)のセールスが相対的に芳しくなかった。あろう事か、所属レーベルのトップが酷評した。ついに契約無効の裁判を起こすが泥沼化。おまけに敗訴した。

酷評した張本人は、Mariah Careyの元夫と形容した方が判りやすいだろう。Tommy MottolaがSMEの会長職を退いたので、前述の“Patience”は古巣からのリリースになったようだ。

ソロ・アルバムのタイトルには、その時々の心情が如実に表れている。音楽的才能に恵まれていながら、レコード会社と良好な関係が築けなかった故人の生涯には、同情を禁じ得ない。広い意味でレーベル・メイトのBilly Joelのヒット曲‘Only The Good Die Young’(若死にするのは善人だけ)が、なぜか脳裏を過ぎった。

兎にも角にも、SunHeroより若いんだから、お悔やみの言葉も思い付かない。ただただ冥福を祈るばかりだ。(黙祷)

posted by SunHero at 19:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋楽ニュース | 更新情報をチェックする
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