一方、2012年三愛水着モデルに一般公募から選ばれた宮原華音は、松濤館流の黒帯の持ち主で、第7回全日本少年少女空手道選手権大会で優勝(小学校5年生女子の部)している。彼女は武田梨奈のファンであることをネットで公言していたことから、武田梨奈と直接ツイートする間柄となり、昨年6月、西氏と運命の対面を果たしたそうだ。他のメンバーに出遅れること半年だったが、アクションと演技の猛特訓を受け、主役の座を射止めた。
撮影は昨年11月に行われ、今年3月頃から様々なプロモーションが展開されていたようだが、SunHeroが本作のことを知ったのはGWの最中だった。武田梨奈が一躍有名になったCMから、興味の赴くままにYouTubeをあれこれ見ていたら、本作の予告編に辿り着いたという訳だ。あのCMのおかげで、これで2本目の映画に出合うことができた。
パンチラも厭わない迫真のアクション(略して「迫ション」?苦笑)。「ハイキック・ガール」から5年、日本から世界に通用するアクション・スターを!という西冬彦プロデューサー(以下「西P」)の夢は着実に進展していた。5年前は企画から監督、果ては宣伝部長まで奮闘されていた西Pも、本作ではプロデューサーとして全体を統括することに多くの時間が割けたからこそ、前2作以上にストーリー性の高い作品に仕上がったようだ。
この映画を最初に取り上げた際、「一気に5人のエンジェルを送り出した」と紹介したが、正確には3人だった。すなわち、宮原華音・川本まゆ・青野楓だ。西Pによって意図的に個別にアクション指導をしたため、三者三様のアクションの違いが明確に反映されている。
ついでに、プロモーションも分担している。青野楓は関西を中心に活動しているため、渋谷の初日以降は、もっぱら関西地域(=梅田ブルク7)でのプロモーションに忙しいようだ。他の二人はそれぞれ東京・埼玉在住のため、今回の一週間限定上映となった立川シネマシティとMOVIXさいたまでは、予想通り武蔵野線を駆使した舞台挨拶に活躍中だ。でも、一番大変なのは、その全てに司会として関わっている西Pだよね。
この映画は、キーワードになっている「Don't Think, Feel」の通り、映画館の大きなスクリーンで“迫ション”の醍醐味を体感してもらうしかない。渋谷の初日舞台挨拶で、華音ちゃんがももクロの自己紹介のような口上で言ったという宣伝文句=「1回目はアクションを楽しんで、2回目は内容が分って、3回見ると全部が楽しめる映画」(実際に発言とは違うが、主旨は合っていると思います)に集約されているようだ。
だから後は、舞台挨拶の様子をザックリとレポートしてお終いにします。
SunHeroが出掛けたのは、もちろん東京・立川のシネマシティ。当然ながら、初日の6/21。舞台挨拶と言っても、スクリーンの前には高さ1mほどの犬走のような壇があるだけ。そんな所に上がったら、最前列辺りの客は目のやり場に困ってしまう。案の定、客席とスクリーンの間の通路スペースで行われた。なので、後方席の人は、前列の椅子の背もたれや観客の頭が邪魔になって見難かったと思う。劇場係員がいつもの注意事項の説明をした際に、素直に従ってスマホの電源をOFFにしたが、あとでこれがアダとなってしまった。
最初に西Pが入ってきて、自己紹介と司会者としての挨拶をした。それから、宮原華音と川本まゆを呼び入れたが、BGMのタイミングが合わなかったのは、ご愛嬌だろう。二人とも映画の中の女子高生の衣装で登場したが、長身で大柄の華音ちゃんの方が貫禄(失礼)があって、実際とは逆に年上に見えた。
そもそも、まゆさん、二十歳なのに、制服似合いすぎ!華音ちゃんの隣にいると、空手家には見えないスリムさだ。しかも、デトロイト生まれなのに、デトロイトの発音が下手クソで可愛い。でも、トークなると、やっぱり華音ちゃんの言動の方が子供っぽくて、仕事で観客の前に立っているという自覚が、まだまだ足りないような印象だった。「現役女子高生」だけがウリの宮原華音と紹介されてムッとしていたが、高3ともなれば普通はもうちょっと・・・・
舞台挨拶終了前に、1分くらい写真撮影OKとなったが、スマホは電源入れてからカメラが使えるようになるまで1分くらい掛かる。辛うじて3枚撮れた。でも、全部ピンボケ。急遽6/22にリベンジしに来ることにした。上映開始までの僅かの時間に、折角起動したスマホで、今度は最前列を予約した。予約しながら、新宿バルト9で観た武田梨奈さんの生ハイキックを思い出していた。どうして今回はやらないんだと!
6/22も同じメンバーで舞台挨拶だったが、トークは少なめで、ついに生ハイキックを披露してくれた。スマホの電源は入れっ放しだったが、ピンとも合わなきゃ、シャッターのタイミングも遅れて、まるでダメ。辛うじて、空手のポーズの写真だけは撮れた。
とにかく、最前列で、特に華音ちゃんの時は、ちょうど真ん前でキックが空を斬るのを目の当たりにした。もし途中でローファーが脱げてしまったら、直撃を受けて即死したかもしれない。怖いくらいの迫力だった。まゆさんの方は、若干手加減していたのかもしれないが、あの華奢そうに見える身体のどこに、あんな瞬発力があるのかと、ギャップに惚れてしまった。
ところで、まゆさん、スクリーンで拝見するのは、これが2作目だったんですね。「HOME~愛しの座敷わらし」にも出演されていたんですね。多分、橋本愛の同級生役だったんでしょうが、大変失礼いたしました。今後も出演作が目白押しのようで、とても楽しみにしております。でも、SunHeroはまだまだ未知数の華音ちゃんを応援して行きたいと思っています。
ちょっと華音ちゃんには失礼な書き方をしてきたので、最後にお詫び方々、そのお名前に閃いたことを綴っておきます。華音という漢字も素敵ですが、「かのん」という響きと、映画の中の激しいアクションを見ていたら、外国で上映される際には「CANNON」と表記したらいいじゃんと思いました。文字通り「カノン砲」と訳されることもありますが、名詞なら「大砲」とか「機関砲」だし、動詞なら「大砲を撃つ・砲撃する」という意味です。だから、華音ちゃんのハイキックの威力にピッタリだと思うんだけど、どうでしょうか?
<追伸>
西P様、ブログで取り上げるのに、思いの外、時間が掛かってしまい、申し訳ありません。(と書いても、こんな場末のブログなんてチェックしてないよな~It's OK. I don't mind at all!)
この記事へのコメント
SunHero
>残りは……西Pだな、きっと。
おっと、そう来ましたかぁ。お見事!恐れ入りました。
ふじき78
エンジェルは3人、敵のアクション女子が1人。残りは……西Pだな、きっと。