公開一週目の平日に見に行ったが、客の入りは雑と見渡して3割程度。これがMOVIX昭島だったら、恐らく両手(もしくは片手)で数えられるほどの客数だっただろう。TOHOシネマズ府中だって、きっと同じようなものだろうが、実はこの映画、どちらの映画館でも上映されていない。見方を変えれば、だからこそシネマシティの客入りがそこそこあったとも言える。
そもそも前売券ですら1,500円するから、初めから単館系上映を想定していた思われる。実際、公開当初は上映館の少ない映画だったが、予想以上の好評にシネマート六本木・キネカ大森をはじめ、東京近郊だけでも所沢市・印西市・高崎市の映画館での追加上映が決まった。
あいにくR15+指定だから、誰にでもお勧めできる作品ではない。社会の底辺で必死に生きる家族の姿を、他人には絶対見られたくない内情まで描いているのだから、致し方あるまい。池脇千鶴は、生計のために昼間はイカの塩辛工場で働き、夜は酒場で体を売る汚れ役を見事に演じている。
歴代朝ドラ主演女優の中に、こんな女優、他に居ただろうか?この映画のために、敢えて太ったのだろうか?劣化という人も居るが、胸以外(失礼)ムチムチな池脇千鶴、結構イケてると思うのは、SunHeroだけだろうか?
朝ドラと言えば、「ごちそうさん」の番外編で実質的な主役だった管田将暉(音だけ聞くと「神田正輝」と紛らわしいなぁ)は、綾野剛と同じく「仮面ライダー」出身俳優だが、家族の現実を笑い飛ばして誤魔化すしかないチャラ男役を好演していた。肝心の綾野剛は、昨年見た「夏の終り」と同じようなスタンスの役柄で、SunHeroの脳裏には苦悩する青年像が固定化されつつある。
映画の公式サイトにはロケ地マップがあり、函館のおよそ観光地とは言えないような場所も脚光を浴びそうだ。10代の頃、従兄のクルマで一週間掛けて、北海道周遊旅行をしたことがある。以前見た映画のロケ地共々、また北海道を旅行して見たくなった。今度は”可愛い愛車”で
この記事へのコメント
SunHero
菅野美穂だけじゃありませんよ。思い出しただけでも4人いました。古くは浅茅陽子(1976年、朝ドラ出演決定前にヌード写真を撮影していた)、手塚理美(1982年、「少女だった」はその前年の発売でした)、大分間が空いて宮﨑あおい(2006年、彼女の場合は法律が改正されて永遠に封印されてしまった)、そして、現在のヒロイン=吉高由里子です。
主演でなければ、白川和子とか美保純とか、田中美佐子とか川島なお美とか・・・・それから、大学の後輩の藤田朋子(私の在学中、彼女はまだ高等部に通学していたようです)は朝ドラが主演デビューで、その後すったもんだがありましたね。
ふじき78
あっ、菅野美穂は写真でなら見せたか。