映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」-MUSIC BOX- (December 2013): エンタメウェブロッジ SunHero

映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」-MUSIC BOX- (December 2013)

2014年02月10日

2月に入っても、まだまだ上映館のある「カノジョは嘘を愛しすぎてる」、結構好評なようですね。映画の方は紹介済みですが、一時的に品切れだった映画の挿入歌を集めた方のCDを、ようやく手に入れました。それも、初回限定盤を謳っていたDVD付の方です。今回ばかりは「追加プレス、万歳

」ですね。

映画の中でバンド・メンバーはレコーディングでは楽器を演奏していないことが公然の秘密として描かれていましたが、それを地で行くようなアルバムでした。歌以外はプロのミュージシャンが演奏していて、映画の音楽を担当した亀田誠治が、プロデュースはもとより、全曲の作詞作曲に関与しています。もちろん承知の上で買った訳ですから、とやかく言うつもりは毛頭ありません。

むしろ、そんな虚実の二重構造的なサントラ盤を、面白がって聞いています。まさかCrude Playが映画を飛び出して、あのメンバーで本気で音楽活動するなんて信じ込んでいる人はいないと思いますが、制作サイドも用心深いですね。公開に合わせて開催されたミニ・コンサートで解散宣言させたとか？マジで残念がっていたりしませんよね？

一方、小枝理子を演じた大原櫻子さんは音楽番組にも積極的に出演して、miwaさんとデュエットしたり、凄いメンツをバックにアコースティック・ギターを弾きながら堂々と歌ったり、このまま歌手活動を展開していくんじゃないかと錯覚しそうな勢いでしたね。確かに、女優としてやっていく上でも、あれだけ歌えるというのは強みです。今後の活躍が期待されます。

そんな期待は、このアルバムを聞いて、一層強くなりました。何しろ、大原さんの歌唱曲が5曲も収録されていて、アルバムの半数を占めています。聞き進むうちに、序盤のCrude Playの3曲のインパクトが霞んでしまいました。

でも、アルバムがどうしても欲しかった最大の理由は、佐藤健が演じていた天才ミュージック・クリエーター＝アキ（小笠原秋）の恋人にして、Crude Playと共に事務所の看板歌手である茉莉の歌が収録されていることでした。映画の中ではほんのワン・フレーズしか聞けませんが、安室奈美恵か浜崎あゆを連想させる大物女性歌手を演じていた相武紗季の歌唱を、どうしてもフル・バージョンで聞いてみたかったのです。

だって、相武紗季は2003年の女優デビュー以来、声優や司会に挑戦したことはあっても、更に言えば写真集は出しても、CD出したこと無かったでしょ？当人は余り語りたがらないけど、お母さんとお姉さんが宝塚ということで、身近に自分より歌の上手い家族がいれば、躊躇するのも無理ないとは思います。だからこそ、ちょい役とは言え、歌手役に挑戦となれば、興味が沸きます。しかも、映画の中でチラリと歌声を披露してるし。

SunHeroは、結構イイ線イッてると思いましたが、皆さんは如何でしたでしょうか？監督が映画化に当って、音楽のクォリティに拘ったからこそ、亀田誠治氏を起用した訳だし、映画の中のあれだけのためにヴォイス・トレーニングに励んだとしたら、本当に勿体無いことです。晴れてフル・バージョンがCDに収録されて素直に嬉しいし、相武さんにとっても女優としての30代に向けた新たな糧を得た（＝守備範囲が広がった）ように思えました。

早速カーナビに転送したんだけど、近場に出掛ける程度では、なかなか7曲目まで聞けなくて・・・・しかも、何十年振りという大雪で、愛車は未だ雪に包囲されています。雪掻きしたいんだけど、あいにく五十肩で両腕とも力が入りません。悔しいです。

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