Olivia Newton-John - Concerts in Japan 2010 @JCB Hall, November 28, 2010

meets port 裏手のホール入口

昨年がカーペンターズ、来年がイーグルス、そして、今年はオリビア・ニュートン・ジョンがデビュー40周年だそうだ。洋楽界はチョットした「40周年ブーム」のようだ。否、単にSunHeroが洋楽に関しては懐古モードに入ってしまったから、殊更に反応したのかもしれない。ホント最近の洋楽事情には宇徳敬子になってしまった(笑)。

カレンが他界してしまった以上、カーペンターズの来日公演なんて有り得ない話だが、イーグルスとオリビアは来日公演が開催される運びとなった。10代の頃から経済的な理由から二者択一の習慣が付いてしまったSunHeroは、ドゥービーとイーグルスならイーグルス、オリビアとリンダ(ロンシュタット)ならリンダを選んでしまったため、もう何度も来日しているというのに、今回初めてオリビアのコンサートに足を運んだ。

「今回初めて」と言えば、チケットも初めてウドーの携帯サイトで予約した。公演の10日前くらいに届いたチケットには、ちょっぴりガッカリした。Sotte Bosse以来二度目の訪問となったJCB Hallは、初めてのアリーナ席、しかも前から6列目だったが、席番はナント1番!! こういう一番は嬉しくないよ。案の定、前過ぎの端過ぎで、バンドメンバーのほとんどが見えなかった。ステージ後方のスクリーンも一部PAの影になってしまい、観客と一緒に歌おうとして表示してくれた歌詞が見えた時には、僅かながら出遅れてしまうという状況だった。

そんな悪条件にも拘らず、2時間たっぷり楽しませてもらった。何しろ、日本のファンの投票によって選曲されたという40/40というベスト盤さえ聞いていれば、予習は十分だったと思うほど、次々にお馴染みの曲が披露されたからだ。前にも書いたように、SunHeroはリンダ・ファンだったはずだが、半分くらいの曲はサビだけなら歌えてしまったので、自分でもビックリした。

だが、何よりも驚いてしまったのは、とても還暦を過ぎているとは思えない美貌と容姿だった。何やら最近よく耳にする長ったらしい口上で紹介される「魔女」を連想してしまった。例えば、こんな感じ~イギリスから登場したカントリー歌手としてヒット曲を連発し、その後ミュージカル映画にも主演し、「フィジカル」で全米10週連続1位の偉業を達成、乳癌を克服して今なお活躍する魔女~どうだろうか?(爆)

歌声に関しては、加齢と共に若干キーが下がった印象を受けた。古い曲ほど高音域がキツそうだったからだ。反面、近年の楽曲では包容力が増して、圧倒的で感動的な歌唱が観客を包み込んでいた。

バンドメンバーには芸達者な人達もいて、Cliff RichardやJohn Travoltaの代役をユーモアたっぷりに務めてくれて、ステージと客席の距離が大いに縮まった。演奏面では原曲のアレンジのポイントとなる音色やフレーズの印象を壊さないように、しっかり再現してくれた。黒人女性ベーシストがめちゃめちゃカッコよかった。

セットリストは以下の通り。これだけの曲を2時間でやるとなれば、当然フル・バージョンじゃない曲もあったが、洋楽の王道ポップスのコンサートではよくあることだ。ただ、まさか、日本独自ヒットとなった「ジョリーン」までが、カントリー・ミュージックのセクションの1曲としてショート・バージョンになってしまうとは思ってもみなかった。同じ日本独自ヒットでも、片や「カントリー・ロード」はそのセクションとは別の場面で単独で演奏された。

Olivia Newton-John / Live at JCB Hall,Nov.28,2010
    ☆ Opening Movie(仮称:映像で振り返るONJ)~
    バンド登場~オリビア「愛の告白」の一節を歌いながら登場
  1. Have You Never Been Mellow?
  2. A Little More Love
  3. Sam

  4. ☆ 映画音楽コーナー1=ザナドゥ
  5. Xanadu
  6. Magic
  7. Suddenly

  8. ☆ カントリー・コーナー(アンプラグド風 7~12)
  9. If Not For You
  10. Let Me Be There
  11. Please Mr. Please
  12. Jolene
  13. If You Love Me (Let Me Know)
  14. Don't Stop Believin'
  15. Physical
  16. Help Me To Heal
  17. Not Gonna Give In To It
  18. The Promise (The Dolphin Song)
  19. Soul Kiss
  20. Take Me Home, Country Roads

  21. ☆ ロックンロール・コーナー
  22. The Rumour
  23. Make A Move On Me
  24. Totally Hot
  25. Deeper Than The Night
  26. Twist Of Fate

  27. ☆ 映画音楽コーナー2=グリース
  28. You're The One That I Want
  29. Hopelessly Devoted To You
  30. Summer Nights
  31. We Go Together

  32. =encore=
  33. Grace And Gratitude
  34. I Honestly Love You

終演後は東京ドームシティ内に早々と登場したクリスマス・イルミネーションを撮り捲ってから、珍しくも敷地内の飲食店で夕食をして、家路に着いた。

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